【WWE】中邑のUS王座防衛戦浮上 前王者ナイトがミズとの緊急対決制して再々戦が決定的に 2025/2/15

 スマックダウンが現地時間14日、ワシントンDCで行われ、US王者・中邑真輔に対し、LAナイトとザ・ミズが同時に挑戦を表明。急きょ両者がシングル対決し、勝利したナイトの挑戦、1ヵ月ぶりの再々戦が決定的となった。

 この日、US王者・中邑がリングに登場。「4週間待った。4週間、影から見ていた。ふさわしい挑戦者を待っていた。力を試せる戦士を」と切り出すと、「しかし、ここには腑抜けしかおらん。ここに闇を乗り越えるための戦士がおらん」と言い放った。

 そこへ現れたのが中邑に敗れ、US王座を失った前王者・ナイト。両者は1・10スマックダウンでUS王座をかけて再戦したが、ジェイコブファトゥ&タマ・トンガの乱入によってノーコンテスト裁定に終わっている。ナイトは「俺はてめえにBFTを食らわせた。3カウント寸前だったが、サモアとトンガに台無しにされた。望みを叶えてやろうか? 力を試させてやる。王者にふさわしいかテストだ。だが、お前は落第確実だ」と対戦を迫った。

 すると今度はミズがやってきた。ナイトから「グランドスラム王者、レッスルマニアでジョン・シーナを倒したって自慢するんだろ。10年間同じネタばっかりだ。ジョン・シーナを見習って引退ツアーをやってくれ。みんな望んでるぞ」と罵倒されて泣き出してしまったものの、「US王座に挑戦する。ここに来たのはレッスルマニアに向けてベルトの価値を高めるためだ。お前は今まで通り外から眺めてろ」と名乗りを上げた。

 一笑に付したナイトは「俺がなぜUS王者にふさわしいか考えろ。中邑は俺の100分の1も防衛していない。俺は毎週防衛していた。そのベルトも俺を欲している」と豪語し、「てめえはしょぼすぎる」とミズを罵倒。激怒したミズが襲いかかると、ナイトはBFTの構えに入ったが不発に終わった。

 するとニック・オールディスGMがやってきて、「二人とも落ち着け。二人ともやりたがっている。中邑は挑戦者を探している。今夜、ミズvsLAナイト…いや今すぐだ」と両者の一騎打ちを行うことを決めた。

 中邑がリングサイドで見守る中、ミズとナイトが緊急対決。ミズがスタンガンで先制し、ネックブリーカーを連発すれば、ナイトはショルダースルーで場外に投げ飛ばし、スライディングキックをお見舞い。ミズを実況席に何度も叩きつけて消耗させると、中邑を挑発した。

 リングに戻るとナイトがラリアット、アバランシュホールドの猛攻で攻勢を続けた。粘るミズもナイトをコーナー上から叩き落とし、串刺しラリアット、フラットライナーの連続攻撃で反撃。丸め込み合戦から低空DDTで突き刺し、必殺のスカルクラッシングフィナーレを狙ったが、阻止したナイトは電光石火のBFTをさく裂。ダイビングエルボードロップでダメ押しして3カウントを奪った。

 ナイトが事実上の挑戦者決定戦となったミズとの一騎打ちに快勝した。試合後、王者・中邑と対峙すると、ナイトは「これは俺のものだ。獲りにいくぞ」と通告。1ヵ月ぶりとなるUS王座をかけた両者の再々戦がこれで決定的となった。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。