【WWE】ダミアンがファトゥ、ストローマンとのチェンバー戦出場を決定 統一WWE王者コーディと握手 2025/2/15

 スマックダウンが現地時間14日、ワシントンDCで行われ、ダミアン・プリーストがジェイコブ・ファトゥ、ブラウン・ストローマンとの予選を制し、イリミネーションチェンバー戦出場を決定。統一WWE王者コーディ・ローデスとレッスルマニアでの対戦を誓い合うように握手を交わした。

 ロイヤルランブル戦覇者・ジェイ・ウーソが世界ヘビー級王者・グンターへの挑戦を表明したことで、現地時間3月1日に行われるイリミネーションチェンバー戦の覇者がレッスルマニア(現地時間4月19日&20日)で統一WWE王者コーディに挑戦する公算大となった。ここまで予選免除のジョン・シーナを筆頭に、予選を突破したCMパンク、ドリュー・マッキンタイア、ローガン・ポールの4名が出場を決めている。この日は元世界ヘビー級王者・ダミアン、ファトゥ、ストローマンのトリプルスレット戦による予選が行われた。

 この日のオープニングでファトゥはコーディ、マッキンタイアと舌戦。マッキンタイアがチェンバー戦制覇→レッスルマニアでの対決を見据えて「ドリュー・マッキンタイアがどんな人間なのか思い出させてやる」とコーディに通告すれば、ファトゥは「俺は全力疾走で今夜勝ちにいく。そしてチェンバー戦だ。そこで勝ってレッスルマニアへ行く。レッスルマニアでも勝つ。そしてあのベルトを一族のもとへ還す」と予告した。

 するとソロ・シコアが車で駐車場に乗りつけた姿が巨大スクリーンに映し出された。先週、電撃復帰したシコアはコーディを襲撃し、サモアンスパイクでKO。いきり立つコーディにファトゥは「コーディ、ソロと先に話すのは同じ一族である俺だ」と主張し、タマ・トンガとともにシコアの姿を探してバックステージへと下がった。

 そしてファトゥがシコアと対面。「ふざけんな、ソロ! 何が起こってるのか教えてくれよ」と詰め寄ると、シコアは「少し休みが必要だった。ローマン・レインズにウラファラを奪われてから自分を見失っていた。お前らをガッカリさせてしまったし、一族も失望させてしまった」と釈明。「でも今は大丈夫だ。またここを仕切るぞ」と宣言し、「それには俺たちが協力するしかない。まずお前が予選を勝ち抜いてチェンバー戦に挑むんだ。そして勝利し、ベルトを獲り返してこい」と厳命した。去ろうとするファトゥを呼び止めたシコアは「待てジェイコブ、愛してるぜ」と語りかけたものの、ファトゥの表情は険しいまま。二人の間の溝が浮き彫りとなった。

 迎えたチェンバー戦予選は3人が入り乱れる肉弾戦となった。巨獣・ストローマンがフライングボディアタックで二人まとめてなぎ倒し、ラリアットで次々に場外に転落させれば、ファトゥは鉄階段攻撃で反撃。ダミアンのオールドスクールをストローマンが妨害すると、ファトゥがサモアンドロップで叩きつけ、場外のストローマンにトペスイシーダで突っ込んだ。

 一進一退の混戦が続く中、ストローマンがぶちかましでダミアンをバリケード外に吹き飛ばし、ファトゥをチョークスラムで実況席に叩きつける。すぐさま息を吹き返したファトゥがサモアンレッキングボール3連発で猛反撃に出たが、イスを利しての4発目が不発に終わると、ストローマンがイスでめった打ちにした。

 ここでシコアが現れてストローマンの追撃を妨害。ファトゥがマイティムーンサルトで勝負に出たが、3カウントは奪えない。するとコーディがやってきてシコアを鉄柱に激突させ、パンチを連打。タマが加勢してもシコアのサモアンスパイクを誤爆させた。

 これにはファトゥが不満顔でシコアに詰め寄った。するとダミアンがファトゥの背中を押してシコアに衝突させ、ラリアットでファトゥをバリケード外に吹き飛ばす。すかさずコーディが場外でのクロスローズでシコアをKOして先週の報復に成功。リングに戻ったダミアンはストローマンを鉄柱に激突させると、サウスオブヘブンを爆発。巨獣を豪快に叩きつけて3カウントを奪った。

 ダミアンが予選を突破し、チェンバー戦出場を決めた。試合後、ダミアンはコーディとともに会場に掲げられたレッスルマニアのサインボードをしばし見つめ、祭典での対決を誓い合うように握手を交わした。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。