【新日本】棚橋が後楽園大会中止を謝罪 「僕もプロレス生活25年、新日本の歴史の中でも初めての事態」 2025/3/7

 新日本は7日、後楽園ホール大会の緊急中止に伴い、同所で急きょイベントを開催。棚橋弘至社長が「ご来場いただいたのに試合をお見せできなくて申し訳ありません」と謝罪し、「僕もプロレス生活25年、新日本の歴史の中でも初めての事態。それが僕が社長の時に起きるという…」と驚きを口にした。

 この日、『NEW JAPAN CUP 2025』開幕戦となる後楽園大会が行われる予定だったが、リング設営時に鉄柱が折れるアクシデントが発生。リング設営が不可能となり、大会開始30分前になって中止が決まった。

 これに伴い、新日本では会場に足を運んでいたファン向けにトークショー開催を決定。冒頭に棚橋弘至がコスチューム姿でノーロープのリングに登場した。「皆様、改めまして新日本プロレス代表取締役社長・棚橋弘至です。本日のご来場、誠にありがとうございます」とあいさつすると、「本日、開場時に説明がありましたように、リングのコーナーポストが試合前のウォーミングアップ中に折れるアクシデントが発生しました。明日(8日)も後楽園で、そのあと(3・9)尼崎なんですね。尼崎の方にスペアのリングが向かっておりまして」と事情と状況を説明。「そういった事情がありまして、今回、リングの交換が間に合いませんでした。大変申し訳ありません」と謝罪した。

 異例の事態に棚橋も「僕もプロレス生活25年、新日本の歴史の中でも初めての事態。それが僕が社長の時に起きるという…」と驚きを隠せない。観客から笑いが起こって場が和むと、棚橋は「ご来場いただいたのに試合をお見せできなくて申し訳ありません」とあらためて謝罪。「せっかくご来場いただいたので、普段と違う形で考えました」とユニットごとの写真撮影タイムを設け、本隊&CHAOSを含むユニットトークイベントを行うことを発表した。

 そして棚橋はイベントの最後に登場し、「皆さんのご理解もあって、本当に温かなまなざし、そして拍手、歓声、ありがとうございました」とあらためて感謝した。「今日ほどファンの皆様の温かみ…今日改めて皆さんの前で試合ができること、それがどれだけ尊いことかというのを再確認しました」と感極まりながら噛み締めた棚橋は「明日から新日本プロレス、さらに気合を入れて盛り上げていきますので、応援よろしくお願いします」と誓うと、「愛してまーす!」の叫びで締めた。