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　ロウが現地時間17日、ベルギー・ブリュッセルで行われ、女子世界王座戦「イヨ・スカイvsビアンカ・ベレア」の調印式に前王者リア・リプリーが乱入し、契約書にサイン。『レッスルマニア41』でのトリプルスレット戦が浮上した。

　イヨは2週間前のロウでリアを破り、女子世界王座を戴冠。4月のレッスルマニアでイリミネーションチェンバー戦覇者・ビアンカを迎え撃つことが決まった。ところが先週、ビアンカとリアがイヨそっちのけで口論を展開。怒りのイヨは二人にビンタを見舞った。

　この日、女子王座戦へ向けた調印式がリング上で行われた。アダム・ピアースGMが立ち会う中、イヨが「二度とナメた真似はさせない。リアも同様だ。もう私を侮辱させない。なぜなら私が女子世界王者だから。そしてレッスルマニアが終わっても女子世界王者であり続ける!」と宣言し、契約書にサイン。大歓声と「王者にふさわしい!」チャントを浴びた。

　対するビアンカは「イヨ、あんたのことは本当にリスペクトしてる。私が悪かったから、先週のビンタは見逃す。でもリアにも同じことを言ったけど、また私に手を出したらやり返すよ」と通告。「レッスルマニアではビアンカ・ベレアが何者なのか思い出させる。私はWWEのEST(最上級)、そして新女子世界王者になる女」と予告し、契約書にサインを入れた。

　これで両者による女子世界王座戦が正式決定した。が、ここで前王者・リアが現れた。「イヨ、私にビンタしてただで済むと思うな」と言い放ったリアは、「あんた何してるの?」と詰め寄るビアンカに対し、「文句ある? 私の王座戦を邪魔したくせに。あんたを見習って観戦しにきたの」と反論。ビアンカも譲らず「あっそ、レッスルマニアでも観戦しといてね」と挑発した。

　再び王者の存在を無視するように口論を展開するビアンカとリアにイヨは怒り心頭。「いい加減にしろ!」と割って入ろうとしたものの、ビアンカに突き飛ばされてしまう。次の瞬間、リアがビアンカにヘッドバットを叩き込むと、イヨをパワーボムでビアンカに投げつけた。イヨとビアンカはテーブル上で折り重なって大の字。契約書にサインを入れたリアはピアースGMが詰め寄ってもお構いなしで契約書を持ち去った。

　前王者・リアが割って入ったことで、レッスルマニアでの女子世界王座戦がトリプルスレット戦となる可能性が高まった。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。