【WWE】トリプルスレット戦へ調印式 「レインズvsパンクvsロリンズ」がレッスルマニアメインに決定 2025/3/29

 スマックダウンが現地時間28日、イギリス・ロンドンで行われ、トリプルスレット戦「ローマン・レインズvsCMパンクvsセス“フリーキン"ロリンズ」へ向けた調印式が行われ、この一戦が『レッスルマニア41』(4月19日、20日)のメインイベントで行われることが決まった。

 先週、レインズがロリンズ、パンクと大乱闘を展開し、二人をKO。この3人によるトリプルスレット戦が『レッスルマニア41』で実現することになった。

 この日、ニック・オールディスGM立ち合いのもと、トリプルスレット戦へ向けた調印式が行われた。まずレインズがポール・ヘイマンを伴って登場。「OTCのやることリストは二つ。承認されること。二つ目は契約書にサインする。やることは終わった」と契約書にサインを入れた。

 続いてやってきたのがロリンズ。「12年前、俺たちはこの会場にヘリで乗り込んだ。旧体制をぶっ潰すためにな。俺たちでWWEを作り替えようとした」とレインズに語りかけると、「12年間いろいろあった。何度もやり合ったよな。愛よりも憎しみが多かった。だが、あえて言おう。俺たちはミッションを成し遂げた」とシールドでの共闘時代を位置付けた。

 するとレインズは「俺たちが成し遂げた? 俺たちはとっくに終わっている。俺たちじゃなく俺だ。成し遂げてきたのはお前じゃなく俺だ。今のWWEは俺が創った。俺がWWEを大きくした。12年前よりはるかにな。俺が稼ぎ頭だ」と豪語。ロリンズは「いつも自分、自分、自分。その考えが気に食わねえ」と吐き捨て、「CMパンクは世界一の裏切り者だ。てめえはウォーゲームズ戦でヤツを仕留められた。なのに握手しやがった。金網戦で俺に任せておけばよかったんだ。毎回同じだな。俺がてめえの後始末役だ」と言い放つと契約書にサインを入れた。

 そしてパンクがやってきた。二人を見下ろすようにコーナーに立ったパンクはリングに降り立つと、契約書に目を通し始めた。するとヘイマンがパンクに近寄り、「あなたの探している項目は記載されています。この試合はレッスルマニアのメインイベントです。あなたの夢が叶います。CMパンク、あなたがレッスルマニアのメインを張るのです」と告げた。

 パンクにとってレッスルマニアメインは未踏の大舞台。それが4・19&20のいずれかで実現する。ロンドンのファンも「CMパンク!」チャントの大合唱で歓迎したが、一人だけ異を唱えたのがロリンズ。「ダメだ! レッスルマニアのメインは神聖なものだ。こいつにレッスルマニアのメインなんてふさわしくない」とパンクへの不満を爆発させた。

 それでも鳴りやまないチャントにパンクは「俺の名を10年間チャントしてくれてありがとう!」と感謝。レインズが「待て待て。感謝するヤツを間違えている。感謝すべきはこの一族の長だろ。メインを張れるのは俺のおかげだ」と主張すると、パンクは「おかげでてめえとレッスルマニアのメインでやれる」と契約書にサイン。昨年11月のウォーゲームズ戦でレインズと共闘し、手を貸しているパンクは「だが、貸しはまだ使っていない」と強調した。

 3人が契約書にサインしたことでトリプルスレット戦が正式決定。しかも4月19日、20日のいずれかのメインイベントで行われることになった。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。