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　『レッスルマニア41』が現地時間20日、ネバダ州ラスベガスで行われ、イヨ・スカイが熱戦となったビアンカ・ベレア、リア・リプリーとのトリプルスレット戦に勝利。年間最大の祭典で女子世界王座防衛を果たした。

　イヨは昨年、WWE女子王者としてレッスルマニアに登場。今年は女子世界王者として年間最大の祭典を迎えた。当初はロイヤルランブル戦覇者・ビアンカを迎え撃つ予定だったが、前王者・リアが割り込み、トリプルスレット戦による防衛戦に臨んだ。

　女子世界王座戦はオープニングマッチに組まれた。大歓声と「イヨ!」チャントが発生する中、この日もリアとビアンカがイヨそっちのけでにらみ合う。割って入ったイヨはリアに張り手を見舞い、コルバタで吹き飛ばすと、トンボを切ってビアンカを翻ろうし、ドロップキックを見舞った。さらにアストロシザースで二人まとめて投げとばし、低空ドロップキックで二人の顔面を射抜いた。

　場外戦になると、リアがエプロンからのトペコンヒーロでビアンカに突っ込む。そこへイヨがラ・ケブラーダを発射。リングに戻るとその場飛びフットスタンプでリアに追撃していく。ならばとビアンカがロコモーション式ブレーンバスターで叩きつけると、場外戦でもイヨは二人がかりでバリケードに激突させられてしまった。

　その後もイヨはリアのレーザーズエッジでビアンカに投げつけられるなど劣勢。リアのプリズムトラップに捕まってしまう。それでもイヨは串刺しランニングダブルニーを二人に叩き込むと、ムーンサルトを狙ってコーナーに上がったが、ビアンカの雪崩式バックドロップでリアもろとも叩き落とされた。

　それでもイヨはスワンダイブ式ミサイルキックを放ったが、次の瞬間、ビアンカのスピアーを被弾。450°スプラッシュも食らった。ならばとリアがビアンカをリップタイドで叩きつけてニアフォールに追い込み、イヨにもリップタイドを仕掛けたが、イヨはDDTで切り返す。カウンターの顔面蹴りを食らっても、雪崩式リップタイドを投げを打って阻止したが、ムーンサルトはリアが両足を突き上げて迎撃。ビアンカがKODで叩きつけ、ピンチを迎えたイヨだったが、リアのカットで命拾いした。

　コーナー上のリアにアッパー掌底を叩き込んだイヨは雪崩式リバースフランケンを仕掛けたものの不発に終わり、鉄柱に叩きつけられてしまう。リアはビアンカにヘッドバットをお見舞い。ビアンカも髪の毛攻撃で応戦し、KODをさく裂させてカバーに入ったが、イヨがそこへムーンサルトプレスを投下。ビアンカに覆いかぶさって3カウントを奪った。

　イヨが熱戦となったトリプルスレット戦を制し、女子世界王座防衛に成功。笑顔でベルトを掲げると、大観衆から割れんばかりの歓声が降り注いだ。

　『レッスルマニア41』の模様は日本国内ではABEMAにて放映された。