【WWE】ベイラー裏切ったドミニクが4WAY戦勝利でIC王座戴冠 2025/4/21

 『レッスルマニア41』が現地時間20日、ネバダ州ラスベガスで行われ、ドミニク・ミステリオがフィン・ベイラーを裏切った末にフェイタル4WAY戦を制し、インターコンチネンタル王座戴冠を果たした。

 リック・スタイナーを父に持つブロン・ブレイカーは昨年10月の戴冠以来、IC王座を半年間保持。ペンタは元AEWで、今年1月にWWEデビューを果たした。その両者が3・24ロウでIC王座をかけて対決したものの、ジャッジメントデーが乱入してぶち壊し。この日、二人にベイラー、ドミニクを加えてのフェイタル4WAY戦でIC王座が争われた。

 序盤からペンタが躍動。ベイラーとドミニクを場外に転落させると、トペコンヒーロを放った。そこへブレイカーが飛距離十分のフライングショルダーを発射。リングに戻るとペンタもトラースキックで反撃し、ダイブ攻撃を繰り出したが、キャッチしたブレイカーがパワースラムを敢行。ベイラーをリフトアップからのアバランシュホールドで叩きつけ、ドミニクをスピアーでねじ伏せた。

 ベイラーがスリングブレイドでブレイカーを黙らせると、ペンタはリバーススリングブレイドをベイラーにお見舞い。サクリファイスでベイラーの腕を痛めつけたが、ブレイカーが二人まとめてジャーマンで引っこ抜く。スピアーを狙って突っ込むと、ペンタが回避して鉄柱に激突させた。

 ここでベイラーとドミニクがダブルブレーンバスターでペンタを投げたが、ブレイカーは二人まとめてブレーンバスターを敢行。フロントスープレックスでベイラー、ドミニクを次々に投げ飛ばす。ラリアットでドミニクを吹き飛ばし、ベイラーに叔父スコット・スタイナーばりの雪崩式フランケンシュタイナーを決めた。

 ベイラーもブレイカーのスピアーをヒザ蹴りで迎撃。ドミニクがドロップキックでペンタ、ベイラーがラリアットでベイラーを場外に蹴散らすと、ジャッジメントデーの二人がリングに残った。ドミニクが背後からドロップキックを見舞ってベイラーを裏切り、619を仕掛けたが、ベイラーが阻止。そこへペンタが割って入り、ベイラーにペンタドライバーを決めた。

 ペンタはブレイカーと打撃戦を展開し、トラースキックを叩き込む。ドミニクにもトラースキックを連発し、カナディアンデストロイヤーで突き刺したが、ジャッジメントデーの一員であるカリートが介入。ペンタを場外に引きずりおろし、実況席での攻撃を狙ったが、ブレイカーがスピアーを叩き込んだ。

 リングに戻るとブレイカーはペンタにスピアーをさく裂。次の瞬間、ドミニクがドロップキックを放ち、619を決めたが、フロッグスプラッシュ狙いはベイラーが妨害。スリングブレイド、正面飛びドロップキックでブレイカーの動きを止めると、クーデグラを投下。ベイラー戴冠と思われたが、そこへドミニクがフロッグスプラッシュを発射。ベイラーから3カウントを奪った。

 ドミニクがベイラーを裏切った末、フェイタル4WAY戦に勝利してIC王座を奪取。普段は大ブーイングを浴びまくるドミニクだが、戴冠劇にまさかの大歓声が発生した。

 『レッスルマニア41』の模様は日本国内ではABEMAにて放映された。