プロレス/格闘技DX

　AEWダイナマイトが現地時間30日、バージニア州ノーフォークで行われ、オカダ・カズチカが8人タッグマッチでケニー・オメガと再会対決。レインメーカーでマーク・ブリスコを仕留め、ケニーの眼前で快勝した。

　4日前のコリジョン4・26ニューオーリンズ大会でスワーブ・ストリックランドを襲撃したヤングバックスをケニーが撃退。この日、ヤングバックス&オカダ&リコシェとケニー&ブリスコ&マイク・ベイリー&ケビン・ナイトが激突した。かつて新日本でIWGPヘビー級王座を巡って激闘を繰り広げ、現在、コンチネンタル王者、インターナショナル王者にそれぞれ君臨するオカダとケニーの再会対決が実現した。

　オカダとケニーは試合前から近距離でにらみ合い、互いを意識。いきなり先発で向き合うと、場内は大歓声となった。「ケニー!」コールの中、ケニーが組み合おうとしたものの、オカダはニコラスにタッチを渡してスカした。

　その後も両者が向き合う機会はなかなか訪れなかったものの、中盤、両軍が入り乱れる混戦模様の中、オカダはブリスコを正面飛びドロップキックで吹き飛ばし、コーナーに控えるケニーを手招きで挑発。呼応したケニーがリングインすると、エルボー合戦で火花を散らし、ケニーが連打で押し込めば、オカダはエルボースマッシュで応戦。ドロップキック、片翼の天使がいずれも不発に終わると、ケニーが高速ドラゴンスープレックスで投げ、Vトリガーを狙って突っ込んだが、オカダはドロップキックで迎え撃った。

　終盤、オカダはジェイドリラー、デスバレーボムでブリスコに攻め込まれたが、コーナーダイブはリコシェが叩き落として妨害。すかさずオカダがレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。かつての名勝負を思い起こさせる攻防を繰り広げたオカダとケニー。両者のシングル対決実現が期待される。