【AEW】死闘アナーキー・イン・ジ・アリーナ戦で柴田が有刺鉄線攻撃披露 ストリックランドが非情ストンプでニコラス粉砕 2025/5/26

 『AEWダブル・オア・ナッシング2025』が現地時間25日、アリゾナ州グレンデールで行われ、柴田勝頼が有刺鉄線を巻いてのPKを披露。死闘の末にスワーブ・ストリックランドがニコラス・ジャクソンを仕留めた。

 ジョン・モクスリー率いるデスライダーズとヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)が結託。ケニー・オメガ、ストリックランド、The OPP'sの連合軍が討伐を宣言し、この日、アナーキー・イン・ジ・アリーナ戦による全面対決を迎えた。試合は反則裁定なしで会場全体が戦場となるもの。ケニー&ストリックランド&ジョー&柴田&パワーハウス・ホッブス&ウィロー・ナイチンゲールとモクスリー&ヤングバックス&クラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユウタ&マリーナ・シャフィールが激突した。

 試合はリングのみならず、客席、バックステージ、会場ロビー、会場外を舞台に大混戦となった。ケニーがユウタを2階席から叩き落とし、ケブラーダを放てば、モクスリーは凶器攻撃でホッブスの額を叩き割る。柴田はユウタとバックステージで乱闘。ゴミ箱に投入し、シャッターに激突させると、右足に有刺鉄線を巻いてのPKで蹴り飛ばした。

 その後、ケニーがヤングバックスの連係でテーブル葬にされると、柴田はメルツァードライバーの餌食に。勢いづいたヤングバックスはニコラスが入場ゲート前のセット上からスワントーンボムを放ってホッブスにテーブルクラッシュを敢行。EVPトリガーの構えに入ると、ストリックランドがフォークリフト上からのダイビングダブルニーでホッブスを救出した。

 その後、ジョーがマシュー、モクスリーがホッブスを胴締めスリーパーで絞め上げていると、ストリックランドとニコラスがファイアーバードスプラッシュを同時に発射。ホッブスはホッチキス攻撃で5人をなで斬りに。ローブローで鎮圧したシャフィールがストリックランドの舌にホッチキスを打ち込んだが、ナイチンゲールがスピアーで撃退。ケニーは高速ドラゴンスープレックスでモクスリー、ヤングバックス、シャフィールを次々に投げ飛ばした。

 ならばとヤングバックスがダブルトラースキックを乱れ打ってケニー、ホッブス、柴田、ジョーを次々に蹴散らしたが、ストリックランドとナイチンゲールがマシューに掟破りの逆インディーテイカーをさく裂。ジョーがモクスリーをスパインバスターで叩きつけると、欠場中だったフックが現れてカスタニョーリをゴルフクラブで一撃。ジョーはマッスルバスターでモクスリーを叩きつけ、コキーナクラッチで絞め上げた。

 ここでゲイブ・キッドが乱入し、凶器攻撃でモクスリーを救出。かつての師匠である柴田をお構いなしに凶器で殴打すると、ケニーをパイルドライバーで突き刺す。すかさずユウタがケニーの口に画びょうを突っ込み、ヤングバックスがEVPトリガーをさく裂。カスタニョーリがジャイアントスイングでぶん回し、ユウタが低空ドロップキックを見舞うと、モクスリーがブルドッグチョークで絞め上げて料理にかかったが、ジョーのカットが間に合った。

 マーク・ブリスコの加勢を得たThe OPP'sはデスライダーズとゲイブを救急車の中に閉じ込めた。リング上ではケニーとストリックランドが飛びヒザ蹴りを同時に見舞ってヤングバックスに逆襲。Vトリガーとハウスコールを同時にさく裂させた。ケニーがマシューを場外に分断し、片翼の天使でテーブル葬。ストリックランドは靴底に大量の画びょうが付いたシューズに履き替えてのスワーブストンプをニコラスの顔面に投下して3カウントを奪った。