【AEW】オスプレイがオーエン杯制覇ならず ペイジがAEW世界王者モクスリーに挑戦へ 2025/5/26

 『AEWダブル・オア・ナッシング2025』が現地時間25日、アリゾナ州グレンデールで行われ、ウィル・オスプレイがオーエン・ハート杯トーナメント決勝戦で敗戦。ハングマン・アダム・ペイジが優勝し、AEW世界王者ジョン・モクスリーへの挑戦を決めた。

 優勝者がAEW世界王座挑戦権を得るオーエン杯トーナメントはいよいよ決勝戦。ケビン・ナイト、KONOSUKE TAKESHITAを破って勝ち上がったオスプレイと、ジョシュ・アレクサンダー、カイル・フレッチャーを撃破してきたペイジがこの日のメインで優勝を争った。

 序盤からオスプレイのオスカッター、ペイジのバックショットラリアット、オスプレイのヒドゥンブレードがいずれも不発に終わる読み合いを展開。オスプレイがその場飛びスカイツイスタープレスで先制し、スワンダイブ式エルボーで突っ込む。プランチャはペイジがキャッチし、バリケードへのフォールアウェイスラムを敢行。リングに戻ると再びフォールアウェイスラムでコーナーに投げつけ、バックドロップで追い討ちをかけた。

 オスプレイもサスケスペシャルで反撃ののろしを上げた。ブルーサンダーで叩きつけ、ショルダースルーで場外に投げ飛ばすと、コーナーからの場外ダイブを狙ったが、ペイジが阻止。エプロンに転落したオスプレイにダイビングラリアットを放つと、コーナー最上段からのケブラーダを発射した。

 すかさずペイジがパワーボムで叩きつけ、故オーエン・ハートさんも得意としたシャープシューターで捕らえる。耐えたオスプレイはサマーソルトキック、延髄斬りの連続攻撃で反撃。ハンドスプリング攻撃を延髄斬りで撃墜されてもフックキックを叩き込む。ペイジがショートレンジラリアットで応戦しても、その場飛びスパニッシュフライをさく裂。ペイジがバックショットラリアットで応戦しても、2発目を阻止してトップロープに乗り上がったペイジにシューティングスタープレスを投下した。

 ペイジもオスカッターを食い止め、ムーンサルトアタックで飛びつくやツームストンパイルドライバーで突き刺す。オスプレイのスタイルズクラッシュを阻止してクリストファー・ダニエルズばりのエンジェルウイングスを決め、BMEを繰り出したが、これは自爆。ヒドゥンブレードを叩き込んだオスプレイはパワーボムでエプロンに叩きつけ、スタイルズクラッシュを断崖式で敢行した。

 リングに戻るとオスプレイはオスカッターで追い討ち。再びヒドゥンブレードを叩き込む。ペイジが2カウントで返しても、実況席上でタイガードライバーの構えに入ったが、ペイジがリバース。デッドアイでテーブルに突き刺した。オスプレイをリングに戻したペイジはバックショットラリアットをさく裂。オスプレイもヒドゥンブレードで応戦し、ストームブレイカーで勝負に出たが、ペイジは3カウントを許さない。ならばとオスプレイはケニー・オメガばりのVトリガーをぶち込み、片翼の天使を仕掛けたが、阻止したペイジはスワーブ・ストリックランドばりのJMLドライバーで逆襲。間を開けずバックショットラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。

 オスプレイがオーエン杯制覇ならず。35分以上の激闘の末、ペイジが優勝を飾った。試合後、オスプレイがリング中央に座り込んで茫然としていると、一度はリングを降りていたペイジが引き返してきて右手を差し出す。オスプレイも握手に応じた。この結果、ペイジが7・12アーリントン大会『オール・イン・テキサス』でAEW世界王者ジョン・モクスリーへの挑戦が決まった。