【WWE】女子世界王者イヨがリヴのベルト譲渡要求を拒否 リヴはカイリと対戦も負傷敗戦 2025/6/17

 ロウが現地時間16日、ウィスコンシン州グリーンベイで行われ、女子世界王者イヨ・スカイが元王者リヴ・モーガンからのベルト譲渡要求を拒否。リヴはカイリ・セインとの一騎打ちに臨んだものの負傷によって敗戦に終わった。

 先週、リヴはWWE殿堂入りのニッキー・ベラを襲撃。「私が女子部門を仕切っている」と主張していた。この日のオープニングにIC王者ドミニク・ミステリオとともにリングに登場したリヴは「女子部門は私のもの。私抜きで語っちゃダメ。ニッキーには先週思い知らせた」と勝ち誇り、「イヨがニッキーに言った一言。『あなたが女子の道を切り開いた』。私は自分で道を切り開いた。私は自分で歴史を創った。記録破りの女子タッグ王座4回戴冠。ってことはもうわかるでしょ? 歴代女子タッグ王者の中で史上最高ってこと」と豪語。「リスペクトされて当たり前なの。スルーされた女子世界王座リマッチも当たり前の権利。イヨ、簡単コースか地獄コースを選びな」と主張し、女子世界王座に照準を定めた。

 すると王者・イヨが現れた。「イヨ!」チャントの大合唱の中、イヨは「ヘイ、リヴ。全員ウンザリみたい。黙れよ。泣き言ばっかで礼儀ゼロ」と切り出すと、「あんたいつもワガママばかり。いい加減にしろ!」と日本語で一喝。「私に喧嘩売ってるの? 私とやりたいなら今ここにいるよ」と挑発した。

 これにリヴは「あんたとは王座戦じゃなきゃ嫌。他の誰よりも私はあんたに勝ってるし、とっととそのベルトをちょうだい。試合はスキップでOK」と理不尽にもベルト譲渡を迫った。当然、イヨは「何もやらねえよ。欲しいなら勝ち取れ」と拒否したが、リヴは聞く耳を持たない。ドミニクが「とっととリヴが欲しいものを渡せ」、リヴが「ちょちょいと磨いて今すぐベルトを渡して」と再要求した。

 「欲しいの? 分かったよリヴ。やるよ」。そう告げたイヨはリヴに向かってベルトを放り投げるとドロップキックをお見舞い。リヴ、ドミニクの順で顔面蹴りをぶち込んで二人を蹴散らした。

 その後、リヴはイヨとダメージCTRLで共闘するカイリとの一騎打ちに臨んだ。開始早々、カイリが一本背負い式ドラゴンスクリューで先制。この時、リヴは前受け身を取ったものの、右肩、右ヒジを負傷してしまった模様。右ヒジを押さえて苦悶の表情を浮かべると、リング下に降りて右肩を押さえながらうずくまった。

 ドクターチェックが入り、続行不可能と判断されてカイリの勝利を告げられた。不運のアクシデントに見舞われたリヴは応急処置を施され、スタッフに支えられながら退場。女子世界王座返り咲きをぶち上げたものの、つまずいた形となってしまった。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。