プロレス/格闘技DX

　『AEWグランドスラムメキシコ』が現地時間18日、メキシコシティのアレナ・メヒコで行われ、オカダ・カズチカがマーク・ブリスコに快勝し、ケニー・オメガとのダブルタイトルマッチへ向けて弾みをつけた。

　AEWコンチネンタル王者・オカダは7・12アーリントン大会『AEWオール・イン・テキサス』でインターナショナル王者・ケニーとのダブルタイトル戦を控える。先週ダイナマイトにおける調印式ではドン・キャリスと結託し、ケニーを襲撃。吐血させたうえで担架送りにした。この日、闘龍門で新人時代を過ごし、デビュー戦の地でもあるメキシコに登場。ブリスコとノンタイトル戦で対決した。

　開始のゴングが鳴ると、手招きで挑発したオカダは場外に降りて肩透かしを食らわせた。ブリスコがジャンピングフロントハイキックを見舞い、トペコンヒーロを放っても、場外DDTで逆襲。リングに戻ってもDDT、スイングネックブリーカードロップで首攻めを続ける。ブリスコがフィッシャーマンバスターで反撃しても、リバースネックブリーカーでやり返し、ダイビングエルボードロップを投下した。

　ブリスコもオカダが突き立てた中指に噛みつき、エクスプロイダーで逆襲。ダイビングエルボードロップをお返しし、ジェイドライバーの構えに入ったが、オカダはリバースして決めさせず。カウンターのドロップキックを突き刺すと、レインメーカーとジェイドライバーの読み合いからツームストンパイルドライバーでグサリ。間髪入れずレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。

　オカダがブリスコに快勝し、ケニーとのダブルタイトル戦へ向けて好調ぶりをみせつけた。試合後、リングに上がってきたキャリスに手を挙げられたオカダはベルトを掲げてかちどき。キャリスが押さえつけたブリスコにベルト攻撃を見舞うと、顔面をベルトで殴打し、涼しい顔で引き揚げた。