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7/31【全日本】秋山が潮崎酷評 8・29世界タッグ戦へ「壁らしい壁であいつの前に立つ」(写真あり)

 秋山準が31日、神奈川・横浜市の全日本道場で取材を受け、8・29後楽園大会での世界タッグ選手権試合について言及。大森隆男とのワイルドバーニングで第70代王者組・潮崎豪&宮原健斗に挑戦する秋山は、「一貫性のないところがあいつのよくない、いまいち共感を得られないところ」などと潮崎を酷評。「壁と言うなら壁らしい壁であいつの前に立ちたいと思うし、久しぶりに社長ではなく、秋山準としてあいつの前に立ちたい」と久々のタイトル戦線参入で潮崎相手に鬼と化す構えをみせた。

 先の7・25後楽園大会。潮崎&宮原がジョー・ドーリング&青木篤志を退け、世界タッグV2を果たした試合後、秋山と大森が挑戦を表明。両チームによるタイトルマッチが8・29後楽園大会で組まれた。

 ワイルドバーニングは3・22博多大会で曙&吉江豊に敗れ、第68代王者から陥落以来、3度目の戴冠を狙う。ともにタイトル戦線に絡むのは久々だが、「EvolutionとXceedだけでいろいろやってるんで、そろそろいかないといけない」との思いが合致して出陣することになった。

 さっそく秋山は容赦ない舌鋒を潮崎に対して向けた。引き金となったのはワイルドバーニングが挑戦を表明した際に返答した潮崎の「お前たちを超えないと全日本プロレスは先にいけないんだ。だから俺たちが壁を必ず超えてみせる」との発言だった。「前に僕を隠居させてくれると言ってたのに、ここにきてまた壁だと。そういう一貫性のないところがあいつのよくない、いまいち共感を得られないところ」と指摘した秋山は、「『お前は壁じゃない。挑戦してくるなら叩き潰してやる』と言ってくれた方が、俺も『よーし、このクソガキ!』と思ったけど、まだ壁にしてくれるのか」と不満たっぷりに苦笑い。「潮崎に限ってはもうちょっと今の自分のポジション、立ち位置を考えて発言もしないといけないんじゃないか」と厳しく苦言を呈した。

 確かに潮崎は昨年と今年のチャンピオン・カーニバル開幕前、秋山に対して「隠居させる」と通告していた。秋山の指摘通り、潮崎の発言は一貫していないといえるかもしれない。「言葉でやるのはあいつら嫌いみたいだけど、これも一つの戦いだから。言葉でもしっかり戦ってこい。俺は今までそうやってきたから」と本番までに発言でも揺さぶりをかけるつもりの秋山は、「お前が言葉で反撃しないんだったら、その時点でお前の負けだ」と通告し、潮崎に言葉による反撃を求めた。

 タイトルマッチ前には前哨戦もある。潮崎の要求を受けて8・15名古屋大会では全日マットでの初となる両者のシングル対決が決定。8・16神戸大会では両者がキャプテンとなるキャプテンフォールマッチも組まれた。「あいつがシングルマッチを要求してきたから、俺ととことんやりたいんだろう」と解釈した秋山は、「壁と言うなら壁らしい壁であいつの前に立ちたいと思うし、久しぶりに社長ではなく、秋山準としてあいつの前に立ちたいなと思ってますし、久しぶりにガッチリやってやろうかな」と潮崎の眼前に容赦なく立ちはだかるつもり。一騎打ちへ向けて「あくまでも俺が潮崎をコテンパンにやるところをみせたい」、キャプテンフォール戦へ向けて「真綿で首を絞めるように一人ひとり倒していって、最後にキュッとやってやろうかな」と本番前に潮崎を徹底的に叩いておく構えをみせた。

 一方で秋山は「お前、俺と潮崎のことがクローズアップされてるからって何も言わないのはダメだ。前半戦よくても後半戦失速してるよ。もっとガンガン言ってこい。だからお前ダメなんだ。しっかりかましてこい」と宮原に釘を刺すことも忘れない。コンディションは万全で、「あとはカッとするだけ」。久々のタイトル戦線参入を果たす秋山はスターネス=冷徹さをMAXにして8・29後楽園に出陣する。

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