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9/15【全日本】王道T開幕 「暗闇からの脱出だ」 新コス・宮原が1年ぶりヨシケン対決制して復権へ始動

『第6回 王道トーナメント』開幕戦
新潟・三条市厚生福祉会館(2018年9月15日)
「第6回 王道トーナメント」1回戦=○宮原健斗vsヨシタツ×

 「暗闇からの脱出だ」――新コスチュームの宮原がヨシケン対決を制して1回戦を突破。王道トーナメント初優勝と主役返り咲きへ向けて始動した。

 2018年も残り3ヵ月。今年7月に三冠ベルトを失った宮原にとって、未制覇の王道トーナメントは主役奪回へ向けた足がかりとなる。初戦となったこの日、ヨシタツとのヨシケン対決が実現。昨年の2回戦以来1年ぶりの再戦となった。

 この日、宮原は赤と黒のツートンカラーの新コスチュームで出陣。9・12新木場大会での前哨戦ではヨシタツ幻想(ファンタジー)で絞殺されたばかり。この日も「全日本の勢力図を塗り替える」と雪辱に燃えるヨシタツに苦戦を強いられた。

 エプロンからの場外ダイビングニーで先制を許した宮原は、首攻めで巻き返しを図っても、延髄斬り、バッククラッカー、スワンダイブ式ミサイルキックとヨシタツの猛攻を浴びてしまう。エプロン上の攻防をDDT、ブラックアウトで制したものの、エルボー合戦をヨシタツが掌底連打で押し込み、ハイキックをさく裂。CBJを食い止めた宮原は二段式ジャーマンで逆襲し、後頭部への串刺し式、正調とブラックアウトを連発したが、シャットダウンは決められず。ヨシタツ幻想(ファンタジー)に捕まってしまった。

 グロッギー寸前に追い込まれ、新木場の悪夢がよぎったが、宮原は意地で耐え抜き、カウンターのブラックアウトをぶち込んで突破口を開いた。すかさずブラックアウトを連射してヨシタツの動きを止めると、満を持してのシャットダウンスープレックスを爆発させて熱線に終止符を打った。

 宮原がヨシケン対決を制して1回戦を突破。試合後は「最高」マイクで開幕戦を締め。復権へ向けて申し分なしのスタートを切った。まるでブードゥー・マーダーズ時代に戻ったかのような新コスチュームだったが、宮原は「この王道トーナメントで俺は闇からの脱出を試みて、これを作った」と理由を説明。無冠の今の状況は最高男にとって「暗闇」そのもの。「暗闇からの脱出だ」とぶち上げた宮原は初戦突破で「何か光が照らし始めたな」と手応えをつかめたようで、「この王道トーナメントはな、優勝以外は俺にとっては何も価値がないんだ。優勝するしかないんだ」と改めて断言してみせた。

 9・22博多の2回戦では秋山vsジェイク(9・17後楽園)の勝者と対決する。「とにかくこの王道トーナメントは主役も優勝も全て俺が勝ち取る」と宣言した最高男は心機一転、主役の座を取り戻すべく走り出した。

【宮原の話】「よっしゃ。勝ち取った。1回戦、勝ち取った。俺は見てくれ。コスチュームを見てくれ。これはどういう意味だと思う? この王道トーナメントで俺は闇からの脱出を試みて、これを作ったんだよ。暗闇からの脱出だ。俺はことごとく最近チャンスを逃してる。俺らしくないし、もしかしたら俺らしいのかもしれない。ただ、俺にとって今は暗闇だ。ただ、何か光が照らし始めたな。この王道トーナメントはな、優勝以外は俺にとっては何も価値がないんだ。優勝するしかないんだ。1回戦突破だ。とにかくこの王道トーナメントは主役も優勝も全て俺が勝ち取る」

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