プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/4【全日本】CC開幕戦メインで大激闘 7年ぶり出場・岡林が石川を正面突破で「優勝確実や」

『2019 Champion Carnival』開幕戦 東京・後楽園ホール(2019年4月4日)
「2019 Champion Carnival」Aブロック公式戦=○岡林裕二vs石川修司×

 7年ぶりの出場となった岡林が大激闘の末に石川を撃破。チャンピオン・カーニバル開幕戦のメインを勝利で締めくくり、絶好のスタートを切った。

 いよいよ春の祭典が開幕。メインイベントに組まれたのは2017年覇者・石川と、7年ぶり2度目の出場となった岡林の注目対決だ。両者はこれまで大日本のリングで何度も戦ってきた間柄。過去の対戦に勝るとも劣らない真っ向勝負の肉弾戦が繰り広げられた。

 序盤戦は石川が脇腹攻めでリード。場外戦でエプロンからフットスタンプを落とすと、その後もボディシザースやフットスタンプで脇腹を痛めつけた。岡林の反撃をキッチリと防ぐと、コーナーで横向きに固定してそこにランニングニーを突き刺し、ダイビングフットスタンプも見舞った。

 それでも岡林のテンションは下がらない。石川のランニングニーをキャッチすると、気合い全開のままアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。石川がエルボーを放てば、逆水平で応戦。頭突きに被弾しても止まらず、ショートレンジラリアットを振り抜いた。雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばされても、不死身の岡林はすぐに立ち上がる。石川のバックドロップにはジャーマンでお返しし、ラリアットは相打ちとなって、2人は大の字になった。

 再び逆水平とエルボーが何発も交錯するが、石川がサーフボードストレッチの体勢から後頭部にヒザ蹴りをねじ込んでアクセルを踏む。新兵器の変型肩固めでスタミナを奪い取ると、投げ捨てドラゴンスープレックス、ランニングニー、ファイアーサンダーと大技攻勢に出た。岡林が必死にキックアウトすると、場内から重低音ストンピングが発生する。

 続くスプラッシュマウンテンを岡林がリバースすると、戦場はエプロン付近に移動。岡林は断崖式ブレーンバスターで逆襲を狙うも、踏ん張った石川は狭いエプロンでツームストンパイルドライバーを強行した。なおも岡林は勝負を捨てず、場外パワースラムで挽回。鉄柵を揺すって激情を爆発させると、ど迫力のラリアット合戦でも押し切った。

 そして、ゴーレムスプラッシュで仕留めにかかるも、石川はヒザを突き立てて迎撃。序盤で見せた脇腹攻めが効力を発揮し、岡林の動きがガクンと鈍る。勝負所を逃してなるものかと、石川は打撃戦を頭突きで制し、飯伏幸太のカミゴェよろしく岡林の両手を捕獲して顔面をヒザ蹴りで射貫くと、ダブルニードロップやランニングニーで攻めに攻めた。

 だが、やはり岡林の気持ちは折れない。ランニングニーをキャッチして、強引にパワーボムを繰り出すと、またもラリアット合戦を持ち前の馬力で押し切る。直撃を受けて崩れ落ちた石川に、今度こそゴーレムスプラッシュを落とし、岡林が後楽園を揺るがす大激闘を制した

 岡林が優勝経験者の石川を正面突破して白星発進。同時に2・24横浜文体の世界タッグ戦で敗れた借りも返し、初優勝へ向けて申し分なしの好スタートを切った。会心の勝利に感情が高ぶるばかりの岡林は「見たか、コラ! 全日本! この勢いで行くぞ。もう優勝しかないやろ?」と豪語。肉弾戦のダメージは色濃く残っていたが、その目はぎらつくばかりで、「向こうは体もデカい。体重も重い。気合いの勝利です。気持ちで勝りました。この勢いで行きますよ。優勝は確実や。絶対行ける。気持ちさえ強く持てば。強敵ですから。全員が強敵。あとは気持ち。それだけです」と何度も“気持ち"の勝負だと連呼した。次戦は4・6木更津大会の青柳戦。そこでも岡林は熱い感情をぶつけるのみだ。

 一方、全日本入団後初のカーニバルで2年ぶりV2を狙う石川だが、黒星スタートを強いられた。それでも「宮原時代かもしれないけど、俺はやっぱり自分が主役でいたいから。優勝して、石川時代って言われるようにします」とこちらも気持ちは燃えさかるばかり。次戦は同じく4・6木更津大会で青木と対戦する。

【岡林の話】「見たか、コラ! 全日本! この勢いで行くぞ。もう優勝しかないやろ? 初戦からもう、いやあ…言葉が出んけど。どんな相手かは何回もやってるんで知ってましたけど、ダメージがヤバいですよ。凄い。マジでヤバい。勝ってよかった。本当に勝ってよかった。もう気合いが違いますから。気合いの勝利です。気合いの勝利です、今日は。向こうは体もデカい。体重も重い。気合いの勝利です。気持ちで勝りました。この勢いで行きますよ。優勝は確実や。絶対行ける。気持ちさえ強く持てば。強敵ですから。全員が強敵。あとは気持ち。それだけです。いやあ、本当にヤバかった、今日は、石川修司。ヤバい…。よし!」

【石川の話】「初戦で今日は一気にいけると思ってたから…。きつかった。でも、1敗だから、大丈夫です。俺がやらないと。宮原時代かもしれないけど、俺はやっぱり自分が主役でいたいから。優勝して、石川時代って言われるようにします」

プロ格 情報局