1/18【全日本】岩本勧誘に呼応で阿部が陣 JINに電撃加入、陣興行でタッグ対決へ
『2020 NEW YEAR WARS〜千葉EXTRA DREAM 23〜』千葉・2AWスクエア(2020年1月18日)
○ジェイク・リー&岩本煌史&阿部史典vs諏訪魔&岡田佑介&佐藤光留×
岩本の勧誘を受けて阿部が陣 JINに電撃加入。岩本との対戦を希望し、陣興行2・6新木場大会でタッグ対決が実現することになった。
◇
昨年暮れに始動した陣 JIN。メンバーの岩本は新戦力候補がいるとしていたが、この日、その一人に共闘を呼びかけた。それはBASARAの阿部だ。阿部とはスポルティーバ時代の先輩後輩の間柄。昨年11月には世界ジュニア王座決定トーナメント1回戦で対決したばかりだ。
この日、岩本と阿部はジェイクとトリオを組んで諏訪魔&光留&岡田のEvolutionとメインイベントで対戦。阿部が諏訪魔の猛攻にさらされる場面もあったが、光留のミドルキックをキャッチしてのドラゴンスクリューで反撃し、自力で突破口を開いた。終盤にはジェイクの劣勢に飛び込んで光留に伊良部パンチを見舞う援護射撃をみせ、岩本もジェイクとのニーリフト→ネックスクリューの連続攻撃を敢行。最後はジェイクがバックドロップで光留を料理して勝利を飾った。
試合後、岩本はジェイクからマイクを奪うと、「阿部、やっぱりさ、組んで戦うと昔の懐かしさとか思い出して、やっぱり戦いやすいよ。俺ら陣 JINと一緒にやろう」と右手を差し出し、かつての後輩を勧誘した。すると阿部は「自分でよければ、よろしくお願いします」と快諾して岩本と握手。ここに陣 JINの新メンバーとして阿部の加入が決まった。
そして阿部は「陣 JINに入る代わりと言ったらアレなんですけど、岩本さん、もう一回僕と戦ってください」と対戦を要求した。これに岩本は陣興行2・6新木場大会を舞台に指定。すでに岩本は同大会でのパートナーとしてTAJIRIから快諾を得ており、両者のタッグ対決が決定的となった。残る阿部のパートナーに関しては岩本が「俺が探しとくよ。お前にも関係があって俺にも関係がある人。そして俺が戦いたい人。これをしっかり決めて、近々発表したい」と予告した。
陣 JINの新メンバーとなった阿部は「一緒に組んでるから仲良くみんなでワイワイしようって、それも大事なんですけど、やっぱり隣にいるジェイクさん、岩本さんがリングの上で輝いてたら、おいしいとこばっか持っていくなと思うし、目立ってほしくないなとか、俺より目立ってやろうと思うような相乗効果の元に陣 JINを自分なりに盛り上げていけたら」と決意表明。岩本は「ジェイク、野村、ヘビー二人、岩本、阿部、ジュニア二人。ヘビーもジュニアもシングルでもタッグでも俺ら陣 JINがかき回して、今年の、いや、これからの全日本プロレスを盛り上げていくことを皆さんに約束します」と誓った。阿部が電撃加入し、団体の枠を超えたユニットに発展する形となった陣 JINが全日マットの中心を目指す。
【試合後のジェイク&岩本&阿部】
▼岩本「俺がずっと引き入れたいと思っていた一人、阿部史典」
▼阿部「光栄です」
▼岩本「今日で陣 JINに正式加入しました」
▼阿部「ペニシリンを探しに行くね」
▼岩本「どういうことや?」
▼阿部「ドラマのJIN-仁-のね」
▼岩本「(笑) 漢字ちゃうやろ。こいつも頼もしい答え出してくれたんでね。もう一度俺と戦いたいと。喜んで。シングルじゃないけど、タッグですけど、2月6日の木曜日、空けといてよ」
▼阿部「はい、あけときます」
▼岩本「TAJIRI&岩本組vs阿部&X誰か。俺が探しとくよ。お前にも関係があって俺にも関係がある人。そして俺が戦いたい人。これをしっかり決めて、近々発表したいなと思います」
▼阿部「ホントに何て言うんですかね。お声がけいただくというのは働くレスラー冥利に尽きる話でありまして…」
▼岩本「現実味にあふれとんな、お前」
▼阿部「ただ、仲良しこよしっていうのは嫌いなので、一緒に組んでるから仲良くみんなでワイワイしようって、それも大事なんですけど、やっぱり隣にいるジェイクさん、岩本さんがリングの上で輝いてたら、おいしいとこばっか持っていくなと思うし、目立ってほしくないなとか、俺より目立ってやろうと思うような相乗効果の元に陣 JINを自分なりに盛り上げていけたらなと思います。(ジェイクを見ながら)ちょっとでかくて緊張しますね。全日本は本当にでかい」
▼ジェイク「大丈夫だ。でかい奴は俺に任せとけ」
▼阿部「凄い! じゃあ小っちゃい奴は僕らで…」
▼岩本「俺、でかい奴とも戦うけどね」
▼阿部「もう本当にありがたい限りです。うれしい」
▼岩本「これからよろしくね」
▼阿部「プロミスってね…」
▼岩本「掘り起こすな(笑)」
▼阿部「すいません。定着させましょうね。プロミス」
