1/19【全日本】陣・阿部の初陣は「最高の格闘探偵」、師匠・澤さんと再会も掟破りの逆伊良部パンチ失敗
『2020 NEW YEAR WARS』埼玉・春日部ふれあいキューブ(2020年1月19日)
○佐藤光留&石川雄規vsジェイク・リー&阿部史典×
阿部が陣 JINの一員としての初陣に登場。師と仰ぐ澤宗紀さんとの再会も実現し、元祖・伊良部パンチを食らう一幕もあったが、ジェイクと組んで光留&石川との寝技戦で「最高の格闘探偵」を堪能した。
前夜の千葉大会で阿部はスポルティーバ時代の先輩・岩本からの誘いを受け、陣 JIN入りを表明。この日、その一員としての初陣を迎えた。相手はハードヒットを主宰する光留と元バトラーツ社長の石川。ジェイクと阿部は試合前、着用してきたレガースとリングシューズを脱いで裸足となり、試合はグラップリング戦の様相を呈した。双方とも打撃を一切出さず、グラウンドでの関節技の決め合いに終始。技術を競い合う中、阿部は石川をアンクルホールドで捕らえるなど見せ場を作ったものの、逆に石川からアキレス腱固めを極められて苦もん。光留に飛びつき腕ひしぎ逆十字を仕掛けたところを逆片エビ固めで切り返されてタップした。
また、この日、光留&石川のセコンドには、阿部の師匠で、2011年11月に引退した元バトラーツの澤さんがついた。全日マットで思わぬ師弟再会となった阿部は試合中、澤さんに何度も突っかかり、ワイシャツやスラックスを引き裂いて挑発。試合後も掟破りの逆伊良部パンチを仕掛けたものの不発に終わり、澤さんから元祖・伊良部パンチを食らってしまった。
陣 JINとしての初陣は敗戦に終わったものの、阿部は「今日は全日本プロレスで最高の格闘探偵ができて最高でした。石川雄規最高、澤宗紀最高、佐藤光留も最高、ジェイク・リーも最高です」と満足げ。ジェイクとは前夜の千葉大会終了後、帰路で会話を交わし、「いろんなものを変えようとしてるというか、思考がクレバーなので、いい意味で物凄く刺激を受ける。そんな素晴らしいパートナーというか、チームだなと思います」との印象を抱いた。ただ、共闘はするものの、陣 JIN内での対戦も辞さない構えで、「仲良しこよしじゃないので、ジェイクさんと岩本さんが持っているアジアタッグだって、僕は野村卓矢とのアストロノーツでまだ狙ってるし。仲間に入ったから戦わないとか、倒したいとか、そういう気持ちがなくなったわけじゃない」との姿勢も示していた。
【試合後のジェイク&阿部】
▼ジェイク「大丈夫?」
▼阿部「ありがとうございました」
▼ジェイク「ありがとうございました」
▼阿部「こういうことが全日本プロレスでできるという、わけのわからない素晴らしい時代になりましたね。こうやってアクティブに。昨日も帰り道が同じでね、話したんですけど、いろんなものを変えようとしてるというか、思考がクレバーなので、いい意味で物凄く刺激を受ける。そんな素晴らしいパートナーというか、チームだなと思います。ただ、仲良しこよしじゃないので、ジェイクさんと岩本さんが持っているアジアタッグだって、僕は野村卓矢とのアストロノーツでまだ狙ってるし。仲間に入ったから戦わないとか、倒したいとか、そういう気持ちがなくなったわけじゃないっていうのだけわかっていていただけたらなと思います」
▼ジェイク「もう全然それでいいですよ。それでいい。それがいい、逆に。だって、やってみなきゃわからない。こればっかりは。岩本さんが『一緒にやらないか?』と言った時、俺が何も言わなかった理由は、岩本さんなら大丈夫だろうと。実際に話してみて、戦ってみて、これやってみましょう、あれやってみましょうって凄いからね。だから僕は陣 JINのリーダーとして俺が俺がっていう部分以上に、もっとああやりましょう、こうやりましょうっていう声を汲み取ったうえで、もっと新しいこと、全日本プロレスのリング上でできればなと思ってます」
▼阿部「最高ですね。今日は全日本プロレスで最高の格闘探偵ができて最高でした。石川雄規最高、澤宗紀最高、佐藤光留も最高、ジェイク・リーも最高です」
▼ジェイク「阿部史典も最高」
▼阿部「やったぜ。バチバチしていきます。ありがとうございました」
▼ジェイク「ありがとうございました」
▼阿部「プロミス」
▼ジェイク「プロミス」