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9/12【全日本】5冠王・諏訪魔が羆嵐を速攻撃破 12年ぶり優勝へ圧巻始動

『2020 Champion Carnival』開幕戦 愛知・名古屋国際会議場(2020年9月12日)
「2020 Champion Carnival」Aブロック公式戦 ○諏訪魔vs羆嵐×

 三冠&世界タッグ5冠王・諏訪魔がシングル初対決となった羆嵐をわずか234秒で粉砕。12年ぶり2度目の優勝、史上8人目の三冠王者による優勝へ申し分なしのスタートを切った。

 15度目の出場となった諏訪魔が今年、5冠王としてカーニバルに臨み、2008年以来12年ぶりV2と史上8人目となる三冠王者の優勝を狙う。開幕戦となったこの日の相手は羆嵐。真っ向勝負で5冠王の強さを発揮した。

 羆嵐の奇襲攻撃で出鼻をくじかれた諏訪魔はエルボー合戦をダブルチョップで制したものの、ショルダータックルでなぎ倒されてしまう。そのまま劣勢となり、踏みつけ攻撃で蹂躙されると、フライングショルダーで反撃してもラストライドは時期尚早で決められず。羆嵐がフライングボディアタックを放つと、バックフリップ、セントーンと得意技を連発してたたみかけた。

 だが、羆嵐が勝負をかけた埼玉に乾杯!は諏訪魔が食い止めた。ならばと羆嵐がラリアットを連打しても、諏訪魔は意地の仁王立ち。カウンターの左ラリアットを叩き込むと、バックドロップを連発して一気に3カウントを奪った。

 勝負タイムは3分54秒。諏訪魔が初戦で羆嵐を豪快に粉砕し、5冠王者の貫録を示した。12度目の優勝へ向けて会心のスタートで、「幸先いいよ。スタートでね、ずっこけると大変なんだけど、いいスタート切れた」と好感触をつかむことができた。

 次戦は明日9・13川崎大会でイケメンとの遺恨対決に臨む。8・30後楽園大会での世界タッグ戦でラストライドに葬ったばかりの諏訪魔は「次はイケメンだろ? ジャケット脱いで来いよ。あいつの服なんか着てるの見たくねえんだよ。脱いだところでやってみてえな。それを期待してるよ」と改めて脱・ジャケットを要求。「よし、この勢いで優勝間違いなし。6冠だ」と力強く豪語してみせた。

 一方、初戦黒星となった羆嵐。次戦は同じく明日9・13川崎大会で、ゼウスと対決する。

【諏訪魔の話】「よし。幸先いいよ。スタートでね、ずっこけると大変なんだけど、いいスタート切れた。この勢いに乗ってな、次はイケメンだろ? ジャケット脱いで来いよ。あいつの服なんか着てるの見たくねえんだよ。脱いだところでやってみてえな。それを期待してるよ。よし、この勢いで優勝間違いなし。6冠だ」


【試合後の羆嵐】
▼羆嵐「北斗…北斗…。怪物だな、怪物。俺の代わりに喋ってくれ、北斗。感想を言え、お客様に」

▼北斗「羆嵐さんを投げれるヤツなんかプロレス界にそうそういないぜ」

▼羆嵐「いないな」

▼北斗「怪物だ。間違いない。今日は怪物があのリングにいた。間違いない。大丈夫ですか?」

▼羆嵐「俺の記憶が正しけりゃ、諏訪魔も俺は持ち上げたよな? あれが、俺のフェイバリットフォールドの埼玉に乾杯!が決まってたら、どうなってたか。北斗、俺は今ここで喋るのは限界だ。抱っこしてくれ」

▼北斗「抱っこっすか? 持ち上げるんですか、僕が?」

▼羆嵐「俺はもう体の感覚がねえ、今」

▼北斗「持ち上げたら僕も怪物になっちゃいますけど」

※北斗に抱えてもらうと

▼羆嵐「諏訪魔、てめえ、覚えとけよ、オラ」

プロ格 情報局