プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/13【全日本】イケメンが5冠王・諏訪魔から金星奪取! ゼウス戦へ「モヒカン刈り」予告

『2020 Champion Carnival』神奈川・カルッツかわさき(2020年9月13日)
「2020 Champion Carnival」Aブロック公式戦 ○黒潮“イケメン"二郎vs諏訪魔×

 初出場となったイケメンが5冠王・諏訪魔から金星を奪取。シングル初対決を制し、チャンピオン・カーニバル初勝利を挙げたイケメンはゼウス戦へ向けて正面突破による「モヒカン刈り」を予告した。

 諏訪魔とイケメンは8・30後楽園大会における世界タッグ戦で対決したばかり。宮原と組んで暴走大巨人に挑戦したイケメンだったが、諏訪魔のラストライドに沈んだ。

 この日実現したシングル初対決はイケメンにとって雪辱戦。諏訪魔から脱・ジャケットを迫られていたが、当然、応じるはずがなく、いつも通りの姿で長時間入場によるイケメンワールドを展開した。

 だが、いざ試合が始まるとほぼワンサイド。ショルダータックルでなぎ倒されるたびにヘッドスプリングで起き上がってみせたイケメンだが、ダブルチョップでねじ伏せられると、「変な服、着てんじゃねえぞ!」と怒声を上げた諏訪魔に何度もジャケットを脱がされそうになった。イケメンは必死の抵抗をみせ、何とかジャケットを守り抜いたが、ダブルチョップ連打を食らうなど劣勢が続いた。

 それでもイケメンはラ・ケブラーダを発射してようやく反撃を開始。諏訪魔のパワーを封じるべく左腕攻めを展開し、変型アームロックで絞め上げる。しのいだ諏訪魔がラリアット、抱え込み式バックドロップで逆襲しても、イケメンは飛びつき腕ひしぎ逆十字で絡みついた。諏訪魔が耐えてもトラースキック、ハイブリッドブラスターで攻め立てた。

 だが、ムーンサルトを諏訪魔の両ヒザで迎撃されて再び劣勢に。串刺し、ローリングとラリアットを連打する諏訪魔がストライクジャーマンを敢行すると、イケメンは防戦一方。勝機を悟った諏訪魔がラストライドによる仕上げを狙った。が、イケメンがこれを高角度前方回転エビ固めで切り返してガッチリ丸め込むと、まさかの3カウントが入った。

 5冠王・諏訪魔から値千金の白星をもぎ取ったイケメンが2戦目にしてカーニバル初勝利を挙げた。試合中、「お前ら、俺が負けると思ってただろ?」と叫んだように、どうやら当の本人もそう思っていた様子。それを示すように試合後、イケメンはあっけにとられた表情で、憤慨する諏訪魔と対照的なコントラストを描いた。

 和田京平レフェリーに手を挙げられてようやく勝利を実感した様子のイケメンは満面の笑顔。「プロレス最高!」の叫びを上げた。次戦は9・15後楽園大会で、ゼウスとの遺恨対決を控える。「あの筋肉バカ、モヒカンのバカを、この俺が今みたいな感じじゃなく、ガッチリぶちのめす」と正面突破を宣言したイケメンは新人時代の報復とばかりに「モヒカン刈り」も予告した。諏訪魔撃破の「奇跡」を起こしたイケメンなら有言実行しても不思議ではない。

 一方、諏訪魔は2戦目で初黒星。しかも怨敵・イケメンに苦杯をなめる屈辱的な結果となった。同じく残り2戦となり、次戦は9・15後楽園大会のジェイク戦。もし、これにも敗れるようなことがあれば、決勝進出が危うい状況に追い込まれてしまう。

【イケメンの話】「奇跡起きた! 夏が終わりそうな時に、奇跡起きたよ!! その奇跡、喜ぶんじゃなく! これをバネに! 明後日! 後楽園で! ゼウス! …フィニッシュ」

※諏訪魔はノーコメント

プロ格 情報局