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6/9【全日本】HAYATOが阿部突破で世界ジュニアV3 新世代ユニットと斉藤ブラザーズの3対3マッチ浮上

『スーパーパワーシリーズ2024』岐阜・じゅうろくプラザ(2024年6月9日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○ライジングHAYATOvs阿部史典×

 HAYATOが熱戦の末に阿部を退け、世界ジュニア王座3度目の防衛に成功。試合後、斉藤ブラザーズが新世代ユニットに要求し、3対3イリミネーション戦が浮上した。

 阿部はこれが3度目の世界ジュニア挑戦。前哨戦ではピンフォール、ギブアップによる2度の直接勝利を奪ってきた。劣勢で本番を迎えたHAYATOは苦闘を強いられた。スワンダイブ式プランチャやライオンサルトを発射したが、多回転式ソバット、サッカーボールキックと蹴られまくって動きが止まる。エプロンへの飛びつきDDTで反撃しても、シド・ヴィシャスが自爆に終わり、お卍固めに捕まった。

 会見でシンパシーを感じていたHAYATOはそれを物語るように、肉体で語り合うようなエルボー合戦、張り手の打ち合いと打撃戦で真っ向から渡り合った。伊良部パンチを食らっても、ひとでなしドライバーで応戦。すかさずシド・ヴィシャスを発射して3カウントを奪った。

 HAYATOが苦戦の末に阿部を突破し、世界ジュニア3度目の防衛を果たした。試合後、斉藤ブラザーズの3人が現れ、土井が「お前ら4人が新ユニットのメンバーか。ユニット名決まったか? 決まる前に、発表する前に俺らが潰してやろうやんけ。俺たち斉藤ブラザーズと3対3でやろうやんけ。どうや?」と6・24後楽園大会を舞台に指定して3対3イリミネーションマッチを要求した。

 するとHAYATOも「いいよ」と受諾。当日は安齊が鈴木秀樹との三冠戦があるため、本田&綾部との布陣で出陣することを宣言した。そして「みんな今日はありがとう。正直、試合中に何回かやられそうになったけど、立ち上がれたのはみんなのおかげかな。ありがとう」と岐阜のファンに感謝。「みんな今日、会場から帰って、家や仕事場でつらいこと、悲しいことがいっぱいあると思う。でも、その時は、つらい時は全日本プロレスを見よう。みんなが俺たちを応援してくれるように、俺たちもみんなをプロレスで応援しているから。また全日本プロレスに会いに来てね。Let's Punk」と締めた。

【HAYATOの話】「何とか勝ったよ。もっとリング上で阿部ちゃんのことを声、言葉で語ろうと思ったけど、とんだ邪魔が入ったから、しゃべれなかったから、今言わせてもらう。記者会見で俺と阿部ちゃんが似た者同士だって、盆栽だって、同じ志を持ってるって言ったけど、それは間違いじゃなかった。阿部ちゃんの拳は痛いよ。とてつもなく痛いけど、俺のチョップも痛いと思う。でも攻撃じゃなくて、お互いを肯定し合ってたんだったと思う。今日はたまたま俺が勝てたけど、何度だって、お互いが引退するまで、燃え尽きるまでやりたいね。それとリング上でも言わせてもらったけど、学校や家とかでつらいことがあった人、悲しいことがあった人、たくさんいると思う。そんなお客さんが俺たちに声援を送って俺たちを元気づけてくれる。でも俺たちもお客さんに心の底から頑張れってプロレスで言ってるから、悲しいことつらいことがあったら全日本プロレスにおいで。待ってるよ。Let's Punk」

【試合後の阿部、立花】

▼阿部「完敗しました。最近こういうの多いんでよくないなと思うんですけど、結構試合を通してHAYATOのいろんな部分に触れれたし、いろんな気持ちはお互い対話できたのかなと思うんですけど、勝たないと意味がないんでね。ホントにこの1週間、2週間ぐらい、こんな人いるんだって年下に思うぐらい楽しかったので。これで勝ったらなおのこと最高でした。ただ、世界ジュニア3回挑戦してますけど、まだあきらめてないんで。青木篤志が巻いたベルトを巻く。そんな目標を胸に、ここで頑張りたいと思います。ありがとうございました」

※立ち上がって控室に戻ろうとしたところで歩いてきた立花と衝突

▼立花「おい、いってえな、てめえ、このヤロー! 俺の一張羅に汚ねえアザ(汗の跡)つけやがって。どこ見て歩いてんだ? 俺は今日アジアタッグに負けて気分が悪いんだよ。お前、タイトルマッチやってたな。負けたのか? お前、情けねえな」

▼阿部「お前も負けてんだろ!」

▼立花「うるせえ、このヤロー! 悔しいだろ? 負けて」

▼阿部「お前も悔しいか?」

▼立花「悔しいよ。おめえ泣きてえだろ?」

▼阿部「泣きてえよ。お前も泣きてえか? じゃあ泣いていいじゃねえか」

▼立花「俺の方が器がでけえからよ、お前のその悔しい泣きてえって気持ちを受け止めてやるよ」

▼阿部「いや、受け止めてくださいなんか言ってないだろ?」

▼立花「このベルトかけてな。おい、うれしいだろ? 喜べ、喜べ、飛び跳ねて喜べ」

▼阿部「飛び跳ねる元気もねえよ」

▼立花「泣きそうな顔しやがって」

▼阿部「泣きうれしい」

▼立花「泣きうれしいのか? 仕方ねえな、お前。仕方ねえからよ、このベルト挑戦させてやるよ」

▼阿部「挑戦したいなんか一言も言ってねえだろ!」

▼立花「いいよ、泣きうれしいんだろ。お前その気持ち、俺に負けて泣いたときまで取っとけ。分かったか? このヤロー」


【試合後のジュン&レイ&土井】

▼土井「おい、おい、おい、おい。HAYATO、本田、綾部、安齊。お前らユニット作っとるみたいやけど、ユニット名発表する前に終わらせたるわ。イリミネーションマッチやぞ、イルミネーションちゃうぞ。お前らライトアップすんなよ。完全決着戦や。終わらせたるからな」

▼レイ「岐阜の美濃の国のクラフトビール、なかなかうめえな」

▼ジュン「俺もちょっと飲みたかった」

▼レイ「1本しかねえから、これじゃ全然足んねえな。次は最低でも2、3本用意しねえとな」

▼ジュン「あいつらをこのゼリーみたいに食べ尽くしてやろうぜ。DOOM」

▼レイ「ぶっ倒してやるぜ!」

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