6/18【全日本】6・25世界タッグ戦へ ビッグガンズ、秋山&大森が会見で舌戦
6・25紋別大会で世界タッグ選手権試合を控える王者組・ゼウス&ボディガー、挑戦者組・秋山準&大森隆男が18日、札幌大会の試合前に会見。ビッグガンズが雪辱と初防衛、秋山&大森が25周年記念イヤーでの戴冠をそれぞれ誓った。
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6・13館林大会で秋山&大森がノンタイトル戦ながら王者組のビッグガンズを撃破し、世界タッグ挑戦をアピール。6・25紋別大会でベルトをかけた再戦が実現することになった。
1週間後に迫ったタイトルマッチへ向けてこの日、両チームが会見。大日本・大阪大会に参戦していたボディガーは会見の時間に到着が間に合わず、王者組はゼウス一人で出席となった。
秋山と大森はこれを看過しない。大森が「世界タッグ紋別大会。こうやって目前にしながらパートナー不在、どういうことだ? もうこのベルトは俺たちが今年の25周年の記念に奪ったも同然。紋別が終わったあとには俺らの腰にベルトが巻かれてる」とゼウスをけん制しつつ豪語すれば、秋山も「ゼウスがよく俺らのことをオッサン、オッサンと言ってるけど、一番のオッサンはお前の隣にいるボディガーだよ。今日も寝坊して飛行機に乗り遅れてるんじゃないのか。オッサンだから遅れるんだよ」と指摘。「俺らバリバリ若いんだから。絶対ベルトを獲って、しっかり次の開幕戦は俺らが世界タッグチャンピオンとしてリングに立ちます」と言い切った。この秋、秋山と大森はデビュー25周年を迎える。その記念イヤーに3度目となる世界タッグ戴冠を果たすつもりだ。
一方、ゼウスは何としても館林の借りを返すしかない。「もう50前になる秋山さんと大森さん、そういう気持ちを持って戦ってしまった。自分の気の緩み」と前回の敗因を自己分析し、「次の世界タッグは全盛期の秋山さん、大森さんと試合するという気持ちでやらせていただきますので。同じ相手に二度負けることは絶対ないです」と気を引き締めつつ雪辱を誓うばかりだ。
遅れて会場に到着したボディガーも改めて会見した。「秋山&大森組が挑戦表明したということで、相手にとって不足はなし。やる気満々で北海道に乗り込んできましたので、6・25紋別、待ち遠しいです」と移動疲れもみせず興奮気味に話すと、秋山&大森からの指摘にも「年齢的には俺が一番オッサンになるけど、体力、私生活、精神年齢においてはおそらく俺が一番若いんじゃないかなと自負してますので、何の問題もありません」と動じず。「精神年齢はおそらく中学生ぐらいで止まってるんで。体力は20代で止まってるんで全然大丈夫」と強調した。
これにはゼウスが「隣に来てくれて凄く頼もしい気持ちもあったんですけど、精神年齢が低いというのが凄く不安」ともらした。それでもボディガーは「まぁ、任せとけ。俺がバチっと決めたるんで。まぁ、みといてくれ」とキッパリ。「油断してたわけじゃないですけど、あんなの俺に言わせたらただのマグレですよ。次キッチリ実力発揮して、キッチリたたみかける」と雪辱に自信満々だった。
【会見の模様】
▼大森「いよいよ目前に迫った世界タッグ紋別大会。こうやって目前にしながらパートナー不在、どういうことだ? もうこのベルトは俺たちが今年の25周年の記念に奪ったも同然。紋別が終わったあとには俺らの腰にベルトが巻かれてる。アニバーサリーだからな。間違いない」
▼秋山「直接王者を倒してるんで、挑戦することに何の問題も文句もない。ゼウスがよく俺らのことをオッサン、オッサンと言ってるけど、一番のオッサンはお前の隣にいるボディガーだよ。今日も寝坊して飛行機に乗り遅れてるんじゃないのか? オッサンだから遅れるんだよ。俺らバリバリ若いんだから。絶対ベルトを獲って、しっかり次の開幕戦は俺らが世界タッグチャンピオンとしてリングに立ちます」
▼ゼウス「この間負けたのは、もう50前になる秋山さんと大森さん、そういう気持ちを持って戦ってしまった。自分の気の緩みやと思うんで。次の世界タッグは全盛期の秋山さん、大森さんと試合するという気持ちでやらせていただきますので。同じ相手に二度負けることは絶対ないです。このベルトは守り抜きます」
――25周年に世界タッグのベルトを巻いて飾りたいのが一番強い?
▼秋山「25周年でもありますし、大森と久しぶりに組んでよし行こうという気持ちになったんで。だいたいゼウス、50前って、お前の隣が一番50に近いんだからな」
▼大森「そうだ。50前どうのこうの、そうやってくくられるのが一番嫌だな。純粋な世界タッグの挑戦者として、あまりそういうふうに構えない方がいいぞ」
▼ゼウス「確かに自分の横におるボディガーが一番年上のオッサンやということは認めます。けど年を足したら相手は100歳近い。こっちはそれよりも20若い…」
▼大森「足すことに何の意味があるんだよ? 関係ないよ、そんなの。ビッグガンズ分断させてよ、ボディガー狙いいくからな。一番オッサンを仕留めるのは常套手段、タッグワークの基本だ。分断させてやるぜ。分断させりゃビッグガンズなんて怖いもんでもなんでもねぇ」
▼秋山「試合前にオッサン言うから、隣のオッサンが一番元気なくなったんだよ。だから負けたんだよ」
▼大森「わかりやすいチームだぜ」
――25周年記念でベルト獲りの思いが強い?
▼大森「25と25を足したら50だろ。それでさらに足したら100だ」
▼秋山「さっき足したらダメって言ったじゃない(苦笑)」
▼大森「あぁ…。秋山さん、この際、足し算でいきましょう」
――改めて警戒する挑戦者チームになるのでは?
▼ゼウス「やっぱり実際は一番恐ろしいチームやと思いますけど、どうしても足したら100歳チームなんで、そこに僕らは絶対負けられない気持ちがあるんで。ボディガーは年長でもハートはいつまでも10代のハートを持ってる男なんで。僕も凄く頼りにしてるパートナーなんで、絶対このベルトは守り抜きたいと思います」
▼大森「大丈夫なのか? あそこが痛ぇ、ここが痛ぇって言ってたぞ、あんたのパートナーが」
【会見の模様】
▼ボディガー「秋山&大森組が挑戦表明したということで、相手にとって不足はなし。やる気満々で北海道に乗り込んできましたので、6・25紋別、待ち遠しいです」
――秋山&大森から「一番オッサン」と言われていたが?
▼ボディガー「そうですね、年齢的には俺が一番オッサンになるけど、体力、私生活、精神年齢においてはおそらく俺が一番若いんじゃないかなと自負してますので、何の問題もありません」
▼ゼウス「精神年齢が一番若いってことは一番子どもってことをアピールしてるんですか?」
▼ボディガー「精神年齢はおそらく中学生ぐらいで止まってるんで。体力は20代で止まってるんで、全然大丈夫です」
――ベルトがかかった再戦で負けられないのでは?
▼ボディガー「そうですね、油断してたわけじゃないですけど、あんなの俺に言わせたらただのマグレですよ。次キッチリ実力発揮して、キッチリたたみかけるんで」
――横綱相撲で勝つと?
▼ボディガー「そうですね。相手の技を全て受け止めて、そしてなおかつこっちが勝ちにいく。そういう試合をやります」
――ボディガー選手が合流したが心強い?
▼ゼウス「そうですね、隣に来てくれて凄く頼もしい気持ちもあったんですけど、精神年齢が低いというのが凄く不安で。もう一つ、今日は寝坊したんかなというのが気になってしまって。実際のところは?」
▼ボディガー「実際のところは寝坊したわけでもなんでもなく…」
▼ゼウス「宮本武蔵? 作戦で?」
▼ボディガー「そうですね」
▼ゼウス「僕もちょっとイラついてしまって。でもさすがそういうところはボディガーやと。あとボディガーのコメントを聞いて、僕と逆のことを言ってたんで。僕は前回はどうしても50前の秋山さん、大森さんというところがあって油断した。この間試合して思ったのが、こんな言い方失礼やけど、本気で動いたら物凄い秋山さん、大森さんがいるというのは確かなんで、最強の相手かなと思ってます。ボディガーの強気な発言が頼もしいし、逆にちょっと不安というか」
▼ボディガー「まぁ、任せとけ。俺がバチっと決めたるんで。まぁ、みといてくれ」
▼ゼウス「大丈夫ですか? そんなキャラですか?」
▼ボディガー「まぁ、大丈夫や。みといてくれ」
▼ゼウス「ええか。紋別のみんな、待っといてくれよ。人生は! 祭りやで!」
▼ゼウス&ボディガー「まぁ、そういうこっちゃ」