【全日本/連載企画】選手21人に聞いた 全日本で最も「マイクアピール」がうまいのは? 『選手が選ぶ選手権』マイク部門 2020/4/24
団体内で誰が最も「技巧派」か、「パワー」があるか、「マイク」がうまいか、はたまた「イケメン」か――。選手目線の“選手内評価"で各部門(10部門)のナンバーワンをあぶり出す特別連載『選手が決める選手権』。全日本編・第1回となる今回は『マイクアピール部門』をお届けします。 ※現在全日本に参戦する21選手(所属選手および3年以上参戦経験のあるフリー選手)に聞き取り調査を実施 【問】 団体内で「マイクアピールが巧み」だと思う選手と、その理由を教えてください。 ◇第1位◇ 宮原健斗 10票/21選手中 ☆「宮原健斗」を選んだ選手の声 ●宮原健斗 「誰が見ても満場一致で宮原健斗。その場の空気の持っていき方がずば抜けている」 ●秋山準 「ずっと継続してやってきて、お客さんに求められるものにしたのは凄い」 ●大森隆男 「プロレスラーはお客さんの評価が全て。お客さんが期待しているというのは、宮原選手のマイクが評価されているということ」 ●渕正信 「いつもやってるから宮原とかうまいよね」 ●石川修司 「お客さんが満足して帰ってる率が高い。お客さんをハッピーにして帰そうという気持ちは感じる」 ●ゼウス 「彼が一番マイクが好きだろうなと。その長さを見ればわかる通り(笑) 好きこそ物の上手なれとね」 ●野村直矢 「マイクで自分自身のキャラクターを定着させたのがある」 ●岩本煌史 「それを言ったらマズイとか気にせずやってるのが凄い」 ●青柳亮生 「全日本のマイクといったら宮原さんというイメージが強い」 ●田村男児 「雰囲気とか全部もっていく力が凄いなと、いつもセコンドで見ていて思う」 [寸評] 最高男・宮原健斗が自薦も含めて21人中10票という圧倒的な支持を集めた。 「全日本のレスラーの中でいえば間違いなくナンバー1でしょう」と自画自賛するように、全日本においてマイクの第一人者といえば、やはりこの男。ファンを楽しませることに重きを置く宮原のそれは“最高マイク"と称されている。 特筆すべきはマイクとして異例の長時間。10分から15分ほどを要する。叫んだり、笑いを誘ったり、おちゃめな口調になったりと表情豊かで、合間に奇妙な仕草を見せるなど飽きさせない工夫もこらされている。そして「全日本プロレス最高ですかぁ!?」、「最高!」の掛け合いを筆頭に、ファンと交流するツールとしているのも見落とせない。 ◇第2位◇ ・石川修司 ・青柳優馬 ・ヨシタツ ・佐藤光留 各2票/21選手中 ☆「石川修司」を選んだ選手の声 ●諏訪魔 「胸を打つことも言うからな。お客さんにも響いてるんじゃないかな」 ●岡田佑介 「諏訪魔さんをいじったり、いいことを言ってお客さんを和ませたり、石川さんのマイクは好き」 ☆「青柳優馬」を選んだ選手の声 ●ブラックめんそーれ 「2月の三冠挑戦前にマイクを持つ機会が多かったけど、正論を小憎らしく突いてくる」 ●イザナギ 「センスを感じる言葉の選び方とか、突っ込みどころも鋭くていい視点」 ☆「ヨシタツ」を選んだ選手の声 ●ヨシタツ 「かつて他団体でキング・オブ・マイクと呼ばれていたので、間違いなく一択で俺」 ●TAJIRI 「宮原選手と諏訪魔さん。甲乙つけがたいので間を取ってヨシタツってことで(笑)」 ☆「佐藤光留」を選んだ選手の声 ●佐藤光留 「ありのままの感情を高ぶらせるのが最高だと思ってる。少なくとも諏訪魔よりは上」 ●KAI 「言い回しとがいつも独特で全部溜飲が下がる」 [寸評] 2位は4選手が2票で並んだ。その中でヨシタツと佐藤光留は自薦しているため、実質的に2位といえるのは石川修司と青柳優馬だ。 石川は見た目とは裏腹にプロレスラーらしからぬ穏やかな口調で、40代の哀愁も漂わせつつ、印象的な言葉を口にすることも多い。また、暴走大巨人のパートナー・諏訪魔とのやり取りも人間味にあふれ、ほっこりさせるものがある。 青柳は今年2月の三冠王座初挑戦へ向けた王者・宮原への挑発が評価された。憎々しい口調とともに正論を連発したのは記憶に新しく、挑発の意味合いでいえば相当な効果があったものと思われる。 ヨシタツは宮原とのヨシケン劇場におけるマイクが印象深い。マイクの奪い合いに始まり、「健斗、俺たちだったらできるよな!?」の問いかけや、ファンとの「We can do it!」の掛け合いなどとにかく陽気。「中毒性があって好き」(イザナギ)との声もある。 光留は本人も言うように、感情がこもった絶叫系マイクが特徴。マイクを持つ機会は決して多くはないが、地元・岡山での凱旋興行では毎回饒舌ぶりを発揮している。その時の締めは「燃えろ岡山!」。 次回の全日本編・第2回は「盛り上げ上手」部門をお届けします。 ※21選手すべての投票先と理由の一覧は、連載最後に「総集編」にて掲載予定です
団体内で誰が最も「技巧派」か、「パワー」があるか、「マイク」がうまいか、はたまた「イケメン」か――。選手目線の“選手内評価"で各部門(10部門)のナンバーワンをあぶり出す特別連載『選手が決める選手権』。全日本編・第1回となる今回は『マイクアピール部門』をお届けします。
※現在全日本に参戦する21選手(所属選手および3年以上参戦経験のあるフリー選手)に聞き取り調査を実施
【問】
団体内で「マイクアピールが巧み」だと思う選手と、その理由を教えてください。
◇第1位◇
宮原健斗
10票/21選手中
☆「宮原健斗」を選んだ選手の声
●宮原健斗
「誰が見ても満場一致で宮原健斗。その場の空気の持っていき方がずば抜けている」
●秋山準
「ずっと継続してやってきて、お客さんに求められるものにしたのは凄い」
●大森隆男
「プロレスラーはお客さんの評価が全て。お客さんが期待しているというのは、宮原選手のマイクが評価されているということ」
●渕正信
「いつもやってるから宮原とかうまいよね」
●石川修司
「お客さんが満足して帰ってる率が高い。お客さんをハッピーにして帰そうという気持ちは感じる」
●ゼウス
「彼が一番マイクが好きだろうなと。その長さを見ればわかる通り(笑) 好きこそ物の上手なれとね」
●野村直矢
「マイクで自分自身のキャラクターを定着させたのがある」
●岩本煌史
「それを言ったらマズイとか気にせずやってるのが凄い」
●青柳亮生
「全日本のマイクといったら宮原さんというイメージが強い」
●田村男児
「雰囲気とか全部もっていく力が凄いなと、いつもセコンドで見ていて思う」
[寸評]
最高男・宮原健斗が自薦も含めて21人中10票という圧倒的な支持を集めた。
「全日本のレスラーの中でいえば間違いなくナンバー1でしょう」と自画自賛するように、全日本においてマイクの第一人者といえば、やはりこの男。ファンを楽しませることに重きを置く宮原のそれは“最高マイク"と称されている。
特筆すべきはマイクとして異例の長時間。10分から15分ほどを要する。叫んだり、笑いを誘ったり、おちゃめな口調になったりと表情豊かで、合間に奇妙な仕草を見せるなど飽きさせない工夫もこらされている。そして「全日本プロレス最高ですかぁ!?」、「最高!」の掛け合いを筆頭に、ファンと交流するツールとしているのも見落とせない。
◇第2位◇
・石川修司
・青柳優馬
・ヨシタツ
・佐藤光留
各2票/21選手中
☆「石川修司」を選んだ選手の声
●諏訪魔
「胸を打つことも言うからな。お客さんにも響いてるんじゃないかな」
●岡田佑介
「諏訪魔さんをいじったり、いいことを言ってお客さんを和ませたり、石川さんのマイクは好き」
☆「青柳優馬」を選んだ選手の声
●ブラックめんそーれ
「2月の三冠挑戦前にマイクを持つ機会が多かったけど、正論を小憎らしく突いてくる」
●イザナギ
「センスを感じる言葉の選び方とか、突っ込みどころも鋭くていい視点」
☆「ヨシタツ」を選んだ選手の声
●ヨシタツ
「かつて他団体でキング・オブ・マイクと呼ばれていたので、間違いなく一択で俺」
●TAJIRI
「宮原選手と諏訪魔さん。甲乙つけがたいので間を取ってヨシタツってことで(笑)」
☆「佐藤光留」を選んだ選手の声
●佐藤光留
「ありのままの感情を高ぶらせるのが最高だと思ってる。少なくとも諏訪魔よりは上」
●KAI
「言い回しとがいつも独特で全部溜飲が下がる」
[寸評]
2位は4選手が2票で並んだ。その中でヨシタツと佐藤光留は自薦しているため、実質的に2位といえるのは石川修司と青柳優馬だ。
石川は見た目とは裏腹にプロレスラーらしからぬ穏やかな口調で、40代の哀愁も漂わせつつ、印象的な言葉を口にすることも多い。また、暴走大巨人のパートナー・諏訪魔とのやり取りも人間味にあふれ、ほっこりさせるものがある。
青柳は今年2月の三冠王座初挑戦へ向けた王者・宮原への挑発が評価された。憎々しい口調とともに正論を連発したのは記憶に新しく、挑発の意味合いでいえば相当な効果があったものと思われる。
ヨシタツは宮原とのヨシケン劇場におけるマイクが印象深い。マイクの奪い合いに始まり、「健斗、俺たちだったらできるよな!?」の問いかけや、ファンとの「We can do it!」の掛け合いなどとにかく陽気。「中毒性があって好き」(イザナギ)との声もある。
光留は本人も言うように、感情がこもった絶叫系マイクが特徴。マイクを持つ機会は決して多くはないが、地元・岡山での凱旋興行では毎回饒舌ぶりを発揮している。その時の締めは「燃えろ岡山!」。
次回の全日本編・第2回は「盛り上げ上手」部門をお届けします。
※21選手すべての投票先と理由の一覧は、連載最後に「総集編」にて掲載予定です