【全日本/連載企画】選手21人に聞いた 全日本で最も「盛り上げ上手」なのは? 『選手が選ぶ選手権』 2020/4/26
団体内で誰が最も「技巧派」か、「パワー」があるか、「マイク」がうまいか、はたまた「イケメン」か――。選手目線の“選手内評価"で各部門(10部門)のナンバーワンをあぶり出す特別連載『選手が決める選手権』。全日本編・第2回の今回は『盛り上げ上手部門』をお届けします。 ※現在全日本に参戦する21選手(所属選手および3年以上参戦経験のあるフリー選手)に聞き取り調査を実施 【問】 団体内で「盛り上げ上手」だと思う選手と、その理由を教えてください。 ◇第1位◇ 宮原健斗 11票/21選手中 ☆「宮原健斗」を選んだ選手の声 ●宮原健斗 「どう考えても僕。日本中の人に聞いてもそうなっちゃうと思う」 ●秋山準 「(パフォーマンスが)いきすぎかなと思うこともあるけど、結果的に盛り上げてる」 ●石川修司 「無駄を増やして自分の武器にする。これをできていることが凄い」 ●ジェイク・リー 「お客さんの目を自分に向かせるプロ」 ●野村直矢 「相手だけじゃなくお客さんも意識してパフォーマンスしているんで凄い」 ●青柳優馬 「お客さんの心を無理やりつかみにいこうとしてる。一歩間違えば強要(笑)」 ●イザナギ 「盛り上げることを凄く考えてる。あそこまでいくと立派なアート」 ●大森北斗 「お客さんが宮原さんと一緒に最高コールしたいのがみえる」 ●青柳亮生 「どこの会場でもかなりの確率で宮原さんが持っていっているのを感じる」 ●田村男児 「お客さんをその気にさせるというか、うまく引きつけるのが凄い」 ●TAJIRI 「リングの上にいるだけで、問答無用で周りが勝手に盛り上がるものがある。まさにスター」 [寸評] 宮原健斗が自薦も含めて21人中11票と過半数の支持を集め、第1回のマイク部門に続いて1位に選ばれた。 宮原の試合はとにかくにぎやか。ただ相手と戦うだけでなく、ナルシスト感全開に見得を切ったり、和田京平レフェリーに何かと絡んだりと、観客の視線を引きつけるような行動を連発する。そのパフォーマンスの数々は客観的にみて、戦いに無用な行為と映るかもしれないが、宮原にすれば必要不可欠なもの。「自分が空気を支配したい」という目的が根底にあり、それを達成した時に「その空間が僕としては試合がやりやすく勝利につながる」のだという。つまり宮原にとってパフォーマンスの数々は会場を盛り上げるのはもちろんのこと、「戦術の一つ」にもなっている。 ◇第2位◇ ・ブラックめんそーれ ・ヨシタツ 各3票/21選手中 ☆「ブラックめんそーれ」を選んだ選手の声 ●ゼウス 「あのシャー!はどこの会場に行っても盛り上がる」 ●岩本煌史 「どこの会場に行っても子供のハートを絶対つかんでるし、会場も毎回盛り上がっている」 ●岡田佑介 「プロレスを知らない人でも、あのキャラクターはわかりやすい」 ☆「ヨシタツ」を選んだ選手の声 ●ヨシタツ 「ノウハウとかスキルをアメリカでキチンと学んできてる。僕が盛り上げてるのはセオリーに沿ってやってること」 ●大森隆男 「彼が勝った時のマイクアピールは結構、中毒性があって聞きたくなる」 ●ブラックめんそーれ 「底抜けに明るいので目を奪われ、明るい気持ちにさせてくれる」 [寸評] 2位は3票で二人が並んだが、ヨシタツは自薦しているので、実質的にはブラックめんそーれが2位といえる。選んだ3人が言うように、めんそーれが登場すると、必ずといっていいほど盛り上がる。特にハブポーズとともに叫ぶ「シャー!」は予備知識がなくても一緒に叫びたくなるわかりやすさがあり、会場に一体感が生まれる。特に子どもが楽しそうに「シャー!」と叫ぶ姿は微笑ましいものがある。また、秋山の場外ボディスラムの餌食となるのが定番化しており、そのやられっぷりで悲鳴やどよめきを誘うのも盛り上げ上手ぶりを発揮していると言っていい。 ヨシタツが本領を発揮するのは勝利した試合後。一度聴いたら耳について離れそうにないWWE時代のテーマ曲が流れる中、ヒゲダンスやDA PUMP「USA」の振り付けなどを踊るその姿は陽気そのもの。見ているこちらも楽しくなってくる。また、前回のマイク部門でのイザナギに続き、大森からも「中毒性がある」との評価が出たが、これもヨシタツ独特の魅力を物語る。 次回の全日本編・第3回は『パワー』部門をお届けします。 ※21選手すべての投票先と理由の一覧は、連載最後に「総集編」にて掲載予定です
団体内で誰が最も「技巧派」か、「パワー」があるか、「マイク」がうまいか、はたまた「イケメン」か――。選手目線の“選手内評価"で各部門(10部門)のナンバーワンをあぶり出す特別連載『選手が決める選手権』。全日本編・第2回の今回は『盛り上げ上手部門』をお届けします。
※現在全日本に参戦する21選手(所属選手および3年以上参戦経験のあるフリー選手)に聞き取り調査を実施
【問】
団体内で「盛り上げ上手」だと思う選手と、その理由を教えてください。
◇第1位◇
宮原健斗
11票/21選手中
☆「宮原健斗」を選んだ選手の声
●宮原健斗
「どう考えても僕。日本中の人に聞いてもそうなっちゃうと思う」
●秋山準
「(パフォーマンスが)いきすぎかなと思うこともあるけど、結果的に盛り上げてる」
●石川修司
「無駄を増やして自分の武器にする。これをできていることが凄い」
●ジェイク・リー
「お客さんの目を自分に向かせるプロ」
●野村直矢
「相手だけじゃなくお客さんも意識してパフォーマンスしているんで凄い」
●青柳優馬
「お客さんの心を無理やりつかみにいこうとしてる。一歩間違えば強要(笑)」
●イザナギ
「盛り上げることを凄く考えてる。あそこまでいくと立派なアート」
●大森北斗
「お客さんが宮原さんと一緒に最高コールしたいのがみえる」
●青柳亮生
「どこの会場でもかなりの確率で宮原さんが持っていっているのを感じる」
●田村男児
「お客さんをその気にさせるというか、うまく引きつけるのが凄い」
●TAJIRI
「リングの上にいるだけで、問答無用で周りが勝手に盛り上がるものがある。まさにスター」
[寸評]
宮原健斗が自薦も含めて21人中11票と過半数の支持を集め、第1回のマイク部門に続いて1位に選ばれた。
宮原の試合はとにかくにぎやか。ただ相手と戦うだけでなく、ナルシスト感全開に見得を切ったり、和田京平レフェリーに何かと絡んだりと、観客の視線を引きつけるような行動を連発する。そのパフォーマンスの数々は客観的にみて、戦いに無用な行為と映るかもしれないが、宮原にすれば必要不可欠なもの。「自分が空気を支配したい」という目的が根底にあり、それを達成した時に「その空間が僕としては試合がやりやすく勝利につながる」のだという。つまり宮原にとってパフォーマンスの数々は会場を盛り上げるのはもちろんのこと、「戦術の一つ」にもなっている。
◇第2位◇
・ブラックめんそーれ
・ヨシタツ
各3票/21選手中
☆「ブラックめんそーれ」を選んだ選手の声
●ゼウス
「あのシャー!はどこの会場に行っても盛り上がる」
●岩本煌史
「どこの会場に行っても子供のハートを絶対つかんでるし、会場も毎回盛り上がっている」
●岡田佑介
「プロレスを知らない人でも、あのキャラクターはわかりやすい」
☆「ヨシタツ」を選んだ選手の声
●ヨシタツ
「ノウハウとかスキルをアメリカでキチンと学んできてる。僕が盛り上げてるのはセオリーに沿ってやってること」
●大森隆男
「彼が勝った時のマイクアピールは結構、中毒性があって聞きたくなる」
●ブラックめんそーれ
「底抜けに明るいので目を奪われ、明るい気持ちにさせてくれる」
[寸評]
2位は3票で二人が並んだが、ヨシタツは自薦しているので、実質的にはブラックめんそーれが2位といえる。選んだ3人が言うように、めんそーれが登場すると、必ずといっていいほど盛り上がる。特にハブポーズとともに叫ぶ「シャー!」は予備知識がなくても一緒に叫びたくなるわかりやすさがあり、会場に一体感が生まれる。特に子どもが楽しそうに「シャー!」と叫ぶ姿は微笑ましいものがある。また、秋山の場外ボディスラムの餌食となるのが定番化しており、そのやられっぷりで悲鳴やどよめきを誘うのも盛り上げ上手ぶりを発揮していると言っていい。
ヨシタツが本領を発揮するのは勝利した試合後。一度聴いたら耳について離れそうにないWWE時代のテーマ曲が流れる中、ヒゲダンスやDA PUMP「USA」の振り付けなどを踊るその姿は陽気そのもの。見ているこちらも楽しくなってくる。また、前回のマイク部門でのイザナギに続き、大森からも「中毒性がある」との評価が出たが、これもヨシタツ独特の魅力を物語る。
次回の全日本編・第3回は『パワー』部門をお届けします。
※21選手すべての投票先と理由の一覧は、連載最後に「総集編」にて掲載予定です
[全日本編・第1回]マイクアピール部門