【全日本】宮原が三冠王者スミスとの優勝に自信「俺たちはスペシャルなタッグ」、諏訪魔&鈴木がEvolution復活を宣言 最強タッグ会見Bブロック 2024/11/8
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『世界最強タッグ決定リーグ戦2024』前日会見が8日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタン エドモントで行われ、出場14チームが出席した。 全日本暮れの風物詩・最強タッグ開幕が翌日に迫ったこの日、出場チームが出席しての前日会見が行われた。今年は青柳優馬が「今年、混沌の時代というか、健やかなるときも病めるときも全日本プロレスを盛り上げてくれたメンバーが集まった、今の集大成のような最強タッグに感じる」と言うように、2024年における全日本の登場人物が一堂に会した顔ぶれとなった。 Bブロックの有力候補と目されそうなのが宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.だ。今年8月に宮原のラブコールに呼応したスミスがゼンニチ本隊入りし、タッグを結成。まだタッグチームとしてのキャリアは浅いものの、11・4札幌大会でスミスが三冠ヘビー級王座初戴冠を成し遂げたばかり。その勢いに乗って最強タッグを迎える。 宮原はスミスとのタッグを「スペシャルなタッグチーム」と表現。「こんなにレベルが高い二人が組むタッグチームは他にはないでしょう。そして、こんなに華のあるチームもこの日本に存在しない」と断言した。確かに二人が並んだだけで会見場にスターのオーラが充満。11・4札幌大会で三冠王座初挑戦・初戴冠を果たしたスミスを「間違いなく彼は今、日本にいる外国人と呼ばれているレスラーの中でベスト、ナンバー1。彼の三冠ベルト姿が似合うなと。そしてこれだけ日本のプロレスファンに愛される要素がある外国人選手は他にいない」と評した最高男は、「スーパーベビーフェース二人が組むわけなので、まさにスペシャルですよね。楽しみです」と自信をのぞかせた。 スミスはこれが最強タッグ初出場。三冠ベルトに続いて暮れの栄冠獲りに挑む。ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田、スタン・ハンセン&天龍源一郎、小橋健太&ジョニー・エースといった最強タッグの歴史を刻んだタッグチームを挙げたスミスは「いろんなタッグチームがいたが、宮原&スミス、このタッグが歴史に残るように頑張りたい」と気合十分。宮原とのタッグを「ベストガイジンとベスト日本人」と自負しており、「ごらんのとおり俺はチャンピオンなので、当然優勝を狙いにいく」と言い切った。 父デイビーボーイ・スミスと叔父ダイナマイト・キッドのブリティッシュ・ブルドッグス、地元カナダ・カルガリーのスタンピード・レスリングで活躍したジョニー・スミスらも最強タッグに出場している。その先人たちの背中を追うように最強タッグ初出場を果たすスミスは「残念ながら彼らは優勝できなかったが、俺は彼らができなかったことを実現したい」と誓ってみせた。 “バカバカコンビ"諏訪魔&鈴木秀樹は2年連続出場となる。しかも青柳優馬&阿部史典、佐藤光留&宮本裕向と“バカの時代"全チームが同ブロックとなったが、この日の会見で急展開を迎えた。鈴木が「この約1ヵ月ほどバカの時代6人で何度もミーティングを重ねてきました。その中で一つの結論が出ましたので、ここでご報告させていただきます」と切り出し、「今回の最強タッグ、諏訪魔&鈴木秀樹はバカの時代を離脱いたします。そして新チームを結成いたします」と突然表明すると、諏訪魔が「新チームはEvolutionです。以上」と宣言した。 Evolutionは今年7月に諏訪魔が活動休止を宣言していた。ここに来て最強タッグを機に二人で再結成するというのだ。諏訪魔と鈴木はさっそくその場でEvolution Tシャツを着用したが、バカの時代の他のメンバーは寝耳に水だったようで、「話し合いを重ねてないよね? ちょっとまだ今は頭が追いついてない状態」(阿部)、「その話し合いの場にいなかったんで。話し合いは行われたようです」(宮本)、「初耳なんですけど…」(青柳)と困惑するばかり。諏訪魔をよく知る光留だけは「しょせんバカの言うことなんで、それがすべてです」と平然としていたものの、Evolutionとバカの時代が当たる公式戦で何かが起こりそうな空気が漂った。 【Bブロック会見の模様】 ▼阿部「まず自分は先日の後楽園ホール大会でGAORAのベルトを落とし、隣にいる青柳優馬は先日の北海道大会で三冠のベルトを落とし、4本あったのが0本になりました。これは最強タッグリーグの称号を手に入れるために計算的に落としたんじゃないかと結果的に思われるような結果を残したいと思っております。よろしくお願いします」 ▼青柳「先日の札幌大会で見事にベルトを落としてきました青柳優馬です。Bブロックというのはメンバーが濃くて困ってはいるんですけどね。バカと化け物しかいないみたいなBブロックのBなんじゃないかなと思うんですけど。この最強タッグのメンツを見渡すと、今年、混沌の時代というか、健やかなるときも病めるときも全日本プロレスを盛り上げてくれたメンバーが集まった、今の集大成のような最強タッグに感じるので、その集大成の最強タッグを我々アベヤギで締めて、思い切りバカと叫んで終わりたいなと思ってます。応援よろしくお願いします」 ▼宮原「宮原健斗です。いよいよ年末の風物詩・全日本プロレス世界最強タッグ決定リーグ戦が開幕します。今年は宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.。まさにスペシャルなタッグチームを結成します。宮原健斗とデイビーボーイ・スミスJr.、こんなにレベルが高い二人が組むタッグチームは他にはないでしょう。そして、こんなに華のあるチームもこの日本に存在しない。そんなスペシャルなタッグチームを日本全国のプロレスファンの皆様はぜひ会場に観に来ていただきたい。今日の会見での服装を見てもわかるとおり、俺たちが一番華やかだ。そしてスペシャルだ。なあ、マスコミの皆さんもそっちから見てわかるだろ? 俺たちが一番華やかだな。そして明日、おい、諏訪魔、鈴木秀樹。明日の後楽園ホール開幕戦メインイベント、お前らを倒して、俺たちがBブロックを圧倒的な存在感で勝利で締めくくる」 ▼スミス「今回、全日本のタッグリーグ戦に出場するのは初めてだ。なので宮原選手とベストコンディションで挑みたい。俺たちはベストのタッグチームだと思っている。ベストガイジンとベスト日本人が組んで優勝したい。馬場&鶴田、ハンセン&天龍、小橋&エース、いろんなタッグチームがいたが、宮原&スミス、このタッグが歴史に残るように頑張りたい。諏訪魔、鈴木、グッドラック」 ▼鈴木「諏訪魔&鈴木組ですが、私が代わりにしゃべります。この約1ヵ月ほどバカの時代6人で何度もミーティングを重ねてきました。その中で一つの結論が出ましたので、ここでご報告させていただきます。今回の最強タッグ、諏訪魔&鈴木秀樹はバカの時代を離脱いたします。そして新チームを結成いたします。諏訪魔さん、お願いします」 ▼諏訪魔「新チームはEvolutionです。以上(と鈴木とEvolutionTシャツを着る)」 ▼サイラス「このタッグリーグ戦に出場するのは今回で3回目だ。最強ガイジンがタッグチームを組んだ。俺たちが最強のガイジンだ。かつてはスタン・ハンセン&テリー・ゴディ、テリー・ゴディ&スティーブ・ウイリアムス、歴史に名を残したタッグチームがいるが、その次は俺たちが歴史に名を残す。ここにいる全員を倒してやる」 ▼立花「トーキョーヤンキースの立花誠吾だ。ああーん。去年からイケメンと組んでトーキョーヤンキースとして最強タッグから出始めて、この1年間、俺たちは何も残せてねえからよ。正直イケメン、あいつはすげえヤツだからよ、ここで俺が爆発してよ、俺たち優勝してやるからな。てめえら、みとけ。ああーん。あとイケメンから今日来れねえから、あいつ。手紙を預かってきたから、あいつの気持ち、この最強タッグリーグにかける思いを書いたらしいからよ、今それ読んでやるよ。『どうも、トーキョーヤンキースのじゃない方の黒潮TOKYOジャパンだ、コラ。おい、立花。ちゃんと読めてるか?』。読めてるぞ、このヤロー。汚ねえな、あいつ字が。『字の読めないお前でも読めるように書いてやるぞ。とにかく今回のタッグリーグ、いよいよトーキョーヤンキースのラストチャンスだと思っている。立花というザコを抱えながら、このリーグ戦を制することは至難の枝である』。至難の枝? 『だが、俺の鋭いジャケットパンチで立花を守りながら(超だるい)、俺のイケメンスラッシュ(キラキラ)でこのリーグを勝ち登る。とにかくついにトーキョーヤンキースが全日本プロレスタッグ王者となり、再び黒潮TOKYOジャパンの名前のみ(ここ重要)が再び知れ渡る』。あいつバカだな。『まずは明日の開幕戦、サイラス&ジャクソンを秒殺し、勢いをつかみ、俺たちは風になる(つじあやの)ふざけたヤツらと思い、お前ら全員罠にかかり、お前を蝋人形にしてやろう(このお前は立花お前のことだ)。11月9日より新トーキョーヤンキーーーーーーーーーーースが始まる。楽しみにしとけ。このリーグもらった』(と読み終えると手紙をクシャクシャにして破る)」 ▼宮本「まず最初に、このタッグチーム、エントリーしましたが、自分よりバカな佐藤光留さんと組めることを本当にうれしく思っております。そして、さっきEvolutionになるとか諏訪魔さん言ってましたけど、壮大なプロジェクトを光留さんが考えてきてますので、ここは光留さんにマイクを譲りたいと思います」 ▼光留「バカの時代・佐藤光留です。今年は新日本プロレス、全日本プロレス、NOAH、DDT、この1年間だけでおそらくメジャーどころの団体はすべて出ましたが、全日本プロレスが一番大幅に躍進した団体だというのは身をもって感じております。その一つの要因に斉藤ブラザーズという名タッグチームが生まれ、様々なメディアに登場したことが非常に大きいと思っております。これはもう斉藤ブラザーズに続くスターを作らなければいけないということで、このタッグリーグ戦に優勝したら、地位、名誉、金を手に入れて映画を作ることにしました。今日は映画の原案を作ってまいりました。『裸の大将2024』。キャストを発表させていただきます。山下清役・諏訪魔、園長先生役・鈴木秀樹、おまわりさん役・阿部史典、ベトナム人留学生役・黒潮TOKYOジャパン、諏訪魔役・安齊勇馬、雷陣明役・諏訪魔。以上です。よろしくお願いします」 ▼本田「はい、本田竜輝です。まあ今回のタッグリーグ、本田竜輝&綾部蓮組で出場ということで、お互いの強さはお互いが一番知っていますし、俺自身はこういったリーグ戦のタイトルをまだ獲ったことがないので、初めてのタイトルが綾部蓮と本田竜輝で。この最強タッグリーグ優勝というタイトルを絶対に俺たちで獲りたいと思います」 ▼綾部「綾部蓮です。本田竜輝とのタッグ、二人で戦いを重ねるごとに確実に手応えを感じています。先日の北海道ツアーの特に後半戦はずっとこの二人で戦って、北海道各地を回ったし、その戦いを重ねる中で、いろいろ計算して、その計算方法に狂いがなければ我々の優勝確率は…」 ▼本田「優勝確率は!?」 ▼綾部「139%」 ▼本田「139%でした!」 ▼綾部「という答えが現在出てますので。最終戦の札幌で斉藤ブラザーズに敗れはしたが、このBブロックを綾部蓮&本田竜輝組が突破するのは固いなと思います。そして最後、決勝戦で斉藤ブラザーズにリベンジを果たし、優勝する未来は見えています」 ――バカの時代脱退、Evolution復活となった経緯を? ▼鈴木「6人で何度か話し合いをして、昨日も集まって話をしたんですけど、それが一番じゃないかなと」 ――他の4人はEvolution結成を受け入れている? ▼阿部「話し合いを重ねてないよね? 映画作るし、新チーム発表されてるしね。ちょっとまだ今は頭が追いついてない状態ですね」 ▼宮本「光留さんが言うには『宮本さんも阿部さんもいなかった』ということなんですけどね。その話し合いの場にいなかったんで。話し合いは行われたようです」 ▼青柳「初耳なんですけど。いない」 ▼光留「しょせんバカの言うことなんで、それがすべてです」 ――Evolutionとして出場するのが意気込みの裏返しだと思うが? ▼鈴木「明日の試合がすべてだと思うんで、明日の試合を見てください」 ――かつてブリティッシュ・ブルドッグス、ジョニー・スミスらが出場してきた最強タッグに三冠王者として出場することにどんな思いがある? ▼スミス「確かに今回は初めて出場ということになるが、ごらんのとおり俺はチャンピオンなので、当然優勝を狙いにいく。ベストガイジンとベスト日本人が組んでいるわけだから、最強のタッグチームのために一生懸命頑張るよ。父とダイナマイト・キッド、ジョニー・スミスもかつてこのタッグリーグに出たことがある。残念ながら優勝できなかったが、俺は彼らができなかったことを実現したいと思っている。諏訪魔、鈴木、とにかく幸運を祈る」 ――スミス選手が三冠王者になったことで、タッグチームとしての自信、手応えも高まった? ▼宮原「やはり最初にデイビーボーイ・スミスJr.選手とシングルマッチで当たって、間違いなく彼は今、日本にいる外国人と呼ばれているレスラーの中でベスト、ナンバー1だというのを僕は肌で感じたのでタッグを結成したわけで。そして彼の三冠ベルト姿を解説席から見てましたけど、まあ似合うなと、ベルト姿が。そしてこれだけ日本のプロレスファンに愛される要素がある外国人選手は他にいないんじゃないかなと。そういうものも感じますし。スーパーベビーフェース二人が組むわけなので、まさにスペシャルですよね。楽しみです」 ――諏訪魔&鈴木に感じるのは? ▼宮原「一つ確認したいのは、諏訪魔、鈴木秀樹に聞きたいんだけど、明日からEvolutionということかな?」 ▼鈴木「そうです。そのとおり」 ▼宮原「明日に向けて、さらに楽しみが増えましたよ、僕自身。彼らの顔を見てると、何か決意のある顔をしてるから。Evolutionというものに思い入れのあるファンも多いわけであって、明日また一つ宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.と諏訪魔&鈴木秀樹というものの楽しみが増えたんじゃないですか。プロレスファンの人も」
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『世界最強タッグ決定リーグ戦2024』前日会見が8日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタン エドモントで行われ、出場14チームが出席した。
全日本暮れの風物詩・最強タッグ開幕が翌日に迫ったこの日、出場チームが出席しての前日会見が行われた。今年は青柳優馬が「今年、混沌の時代というか、健やかなるときも病めるときも全日本プロレスを盛り上げてくれたメンバーが集まった、今の集大成のような最強タッグに感じる」と言うように、2024年における全日本の登場人物が一堂に会した顔ぶれとなった。
Bブロックの有力候補と目されそうなのが宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.だ。今年8月に宮原のラブコールに呼応したスミスがゼンニチ本隊入りし、タッグを結成。まだタッグチームとしてのキャリアは浅いものの、11・4札幌大会でスミスが三冠ヘビー級王座初戴冠を成し遂げたばかり。その勢いに乗って最強タッグを迎える。
宮原はスミスとのタッグを「スペシャルなタッグチーム」と表現。「こんなにレベルが高い二人が組むタッグチームは他にはないでしょう。そして、こんなに華のあるチームもこの日本に存在しない」と断言した。確かに二人が並んだだけで会見場にスターのオーラが充満。11・4札幌大会で三冠王座初挑戦・初戴冠を果たしたスミスを「間違いなく彼は今、日本にいる外国人と呼ばれているレスラーの中でベスト、ナンバー1。彼の三冠ベルト姿が似合うなと。そしてこれだけ日本のプロレスファンに愛される要素がある外国人選手は他にいない」と評した最高男は、「スーパーベビーフェース二人が組むわけなので、まさにスペシャルですよね。楽しみです」と自信をのぞかせた。
スミスはこれが最強タッグ初出場。三冠ベルトに続いて暮れの栄冠獲りに挑む。ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田、スタン・ハンセン&天龍源一郎、小橋健太&ジョニー・エースといった最強タッグの歴史を刻んだタッグチームを挙げたスミスは「いろんなタッグチームがいたが、宮原&スミス、このタッグが歴史に残るように頑張りたい」と気合十分。宮原とのタッグを「ベストガイジンとベスト日本人」と自負しており、「ごらんのとおり俺はチャンピオンなので、当然優勝を狙いにいく」と言い切った。
父デイビーボーイ・スミスと叔父ダイナマイト・キッドのブリティッシュ・ブルドッグス、地元カナダ・カルガリーのスタンピード・レスリングで活躍したジョニー・スミスらも最強タッグに出場している。その先人たちの背中を追うように最強タッグ初出場を果たすスミスは「残念ながら彼らは優勝できなかったが、俺は彼らができなかったことを実現したい」と誓ってみせた。
“バカバカコンビ"諏訪魔&鈴木秀樹は2年連続出場となる。しかも青柳優馬&阿部史典、佐藤光留&宮本裕向と“バカの時代"全チームが同ブロックとなったが、この日の会見で急展開を迎えた。鈴木が「この約1ヵ月ほどバカの時代6人で何度もミーティングを重ねてきました。その中で一つの結論が出ましたので、ここでご報告させていただきます」と切り出し、「今回の最強タッグ、諏訪魔&鈴木秀樹はバカの時代を離脱いたします。そして新チームを結成いたします」と突然表明すると、諏訪魔が「新チームはEvolutionです。以上」と宣言した。
Evolutionは今年7月に諏訪魔が活動休止を宣言していた。ここに来て最強タッグを機に二人で再結成するというのだ。諏訪魔と鈴木はさっそくその場でEvolution Tシャツを着用したが、バカの時代の他のメンバーは寝耳に水だったようで、「話し合いを重ねてないよね? ちょっとまだ今は頭が追いついてない状態」(阿部)、「その話し合いの場にいなかったんで。話し合いは行われたようです」(宮本)、「初耳なんですけど…」(青柳)と困惑するばかり。諏訪魔をよく知る光留だけは「しょせんバカの言うことなんで、それがすべてです」と平然としていたものの、Evolutionとバカの時代が当たる公式戦で何かが起こりそうな空気が漂った。
【Bブロック会見の模様】
▼阿部「まず自分は先日の後楽園ホール大会でGAORAのベルトを落とし、隣にいる青柳優馬は先日の北海道大会で三冠のベルトを落とし、4本あったのが0本になりました。これは最強タッグリーグの称号を手に入れるために計算的に落としたんじゃないかと結果的に思われるような結果を残したいと思っております。よろしくお願いします」
▼青柳「先日の札幌大会で見事にベルトを落としてきました青柳優馬です。Bブロックというのはメンバーが濃くて困ってはいるんですけどね。バカと化け物しかいないみたいなBブロックのBなんじゃないかなと思うんですけど。この最強タッグのメンツを見渡すと、今年、混沌の時代というか、健やかなるときも病めるときも全日本プロレスを盛り上げてくれたメンバーが集まった、今の集大成のような最強タッグに感じるので、その集大成の最強タッグを我々アベヤギで締めて、思い切りバカと叫んで終わりたいなと思ってます。応援よろしくお願いします」
▼宮原「宮原健斗です。いよいよ年末の風物詩・全日本プロレス世界最強タッグ決定リーグ戦が開幕します。今年は宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.。まさにスペシャルなタッグチームを結成します。宮原健斗とデイビーボーイ・スミスJr.、こんなにレベルが高い二人が組むタッグチームは他にはないでしょう。そして、こんなに華のあるチームもこの日本に存在しない。そんなスペシャルなタッグチームを日本全国のプロレスファンの皆様はぜひ会場に観に来ていただきたい。今日の会見での服装を見てもわかるとおり、俺たちが一番華やかだ。そしてスペシャルだ。なあ、マスコミの皆さんもそっちから見てわかるだろ? 俺たちが一番華やかだな。そして明日、おい、諏訪魔、鈴木秀樹。明日の後楽園ホール開幕戦メインイベント、お前らを倒して、俺たちがBブロックを圧倒的な存在感で勝利で締めくくる」
▼スミス「今回、全日本のタッグリーグ戦に出場するのは初めてだ。なので宮原選手とベストコンディションで挑みたい。俺たちはベストのタッグチームだと思っている。ベストガイジンとベスト日本人が組んで優勝したい。馬場&鶴田、ハンセン&天龍、小橋&エース、いろんなタッグチームがいたが、宮原&スミス、このタッグが歴史に残るように頑張りたい。諏訪魔、鈴木、グッドラック」
▼鈴木「諏訪魔&鈴木組ですが、私が代わりにしゃべります。この約1ヵ月ほどバカの時代6人で何度もミーティングを重ねてきました。その中で一つの結論が出ましたので、ここでご報告させていただきます。今回の最強タッグ、諏訪魔&鈴木秀樹はバカの時代を離脱いたします。そして新チームを結成いたします。諏訪魔さん、お願いします」
▼諏訪魔「新チームはEvolutionです。以上(と鈴木とEvolutionTシャツを着る)」
▼サイラス「このタッグリーグ戦に出場するのは今回で3回目だ。最強ガイジンがタッグチームを組んだ。俺たちが最強のガイジンだ。かつてはスタン・ハンセン&テリー・ゴディ、テリー・ゴディ&スティーブ・ウイリアムス、歴史に名を残したタッグチームがいるが、その次は俺たちが歴史に名を残す。ここにいる全員を倒してやる」
▼立花「トーキョーヤンキースの立花誠吾だ。ああーん。去年からイケメンと組んでトーキョーヤンキースとして最強タッグから出始めて、この1年間、俺たちは何も残せてねえからよ。正直イケメン、あいつはすげえヤツだからよ、ここで俺が爆発してよ、俺たち優勝してやるからな。てめえら、みとけ。ああーん。あとイケメンから今日来れねえから、あいつ。手紙を預かってきたから、あいつの気持ち、この最強タッグリーグにかける思いを書いたらしいからよ、今それ読んでやるよ。『どうも、トーキョーヤンキースのじゃない方の黒潮TOKYOジャパンだ、コラ。おい、立花。ちゃんと読めてるか?』。読めてるぞ、このヤロー。汚ねえな、あいつ字が。『字の読めないお前でも読めるように書いてやるぞ。とにかく今回のタッグリーグ、いよいよトーキョーヤンキースのラストチャンスだと思っている。立花というザコを抱えながら、このリーグ戦を制することは至難の枝である』。至難の枝? 『だが、俺の鋭いジャケットパンチで立花を守りながら(超だるい)、俺のイケメンスラッシュ(キラキラ)でこのリーグを勝ち登る。とにかくついにトーキョーヤンキースが全日本プロレスタッグ王者となり、再び黒潮TOKYOジャパンの名前のみ(ここ重要)が再び知れ渡る』。あいつバカだな。『まずは明日の開幕戦、サイラス&ジャクソンを秒殺し、勢いをつかみ、俺たちは風になる(つじあやの)ふざけたヤツらと思い、お前ら全員罠にかかり、お前を蝋人形にしてやろう(このお前は立花お前のことだ)。11月9日より新トーキョーヤンキーーーーーーーーーーースが始まる。楽しみにしとけ。このリーグもらった』(と読み終えると手紙をクシャクシャにして破る)」
▼宮本「まず最初に、このタッグチーム、エントリーしましたが、自分よりバカな佐藤光留さんと組めることを本当にうれしく思っております。そして、さっきEvolutionになるとか諏訪魔さん言ってましたけど、壮大なプロジェクトを光留さんが考えてきてますので、ここは光留さんにマイクを譲りたいと思います」
▼光留「バカの時代・佐藤光留です。今年は新日本プロレス、全日本プロレス、NOAH、DDT、この1年間だけでおそらくメジャーどころの団体はすべて出ましたが、全日本プロレスが一番大幅に躍進した団体だというのは身をもって感じております。その一つの要因に斉藤ブラザーズという名タッグチームが生まれ、様々なメディアに登場したことが非常に大きいと思っております。これはもう斉藤ブラザーズに続くスターを作らなければいけないということで、このタッグリーグ戦に優勝したら、地位、名誉、金を手に入れて映画を作ることにしました。今日は映画の原案を作ってまいりました。『裸の大将2024』。キャストを発表させていただきます。山下清役・諏訪魔、園長先生役・鈴木秀樹、おまわりさん役・阿部史典、ベトナム人留学生役・黒潮TOKYOジャパン、諏訪魔役・安齊勇馬、雷陣明役・諏訪魔。以上です。よろしくお願いします」
▼本田「はい、本田竜輝です。まあ今回のタッグリーグ、本田竜輝&綾部蓮組で出場ということで、お互いの強さはお互いが一番知っていますし、俺自身はこういったリーグ戦のタイトルをまだ獲ったことがないので、初めてのタイトルが綾部蓮と本田竜輝で。この最強タッグリーグ優勝というタイトルを絶対に俺たちで獲りたいと思います」
▼綾部「綾部蓮です。本田竜輝とのタッグ、二人で戦いを重ねるごとに確実に手応えを感じています。先日の北海道ツアーの特に後半戦はずっとこの二人で戦って、北海道各地を回ったし、その戦いを重ねる中で、いろいろ計算して、その計算方法に狂いがなければ我々の優勝確率は…」
▼本田「優勝確率は!?」
▼綾部「139%」
▼本田「139%でした!」
▼綾部「という答えが現在出てますので。最終戦の札幌で斉藤ブラザーズに敗れはしたが、このBブロックを綾部蓮&本田竜輝組が突破するのは固いなと思います。そして最後、決勝戦で斉藤ブラザーズにリベンジを果たし、優勝する未来は見えています」
――バカの時代脱退、Evolution復活となった経緯を?
▼鈴木「6人で何度か話し合いをして、昨日も集まって話をしたんですけど、それが一番じゃないかなと」
――他の4人はEvolution結成を受け入れている?
▼阿部「話し合いを重ねてないよね? 映画作るし、新チーム発表されてるしね。ちょっとまだ今は頭が追いついてない状態ですね」
▼宮本「光留さんが言うには『宮本さんも阿部さんもいなかった』ということなんですけどね。その話し合いの場にいなかったんで。話し合いは行われたようです」
▼青柳「初耳なんですけど。いない」
▼光留「しょせんバカの言うことなんで、それがすべてです」
――Evolutionとして出場するのが意気込みの裏返しだと思うが?
▼鈴木「明日の試合がすべてだと思うんで、明日の試合を見てください」
――かつてブリティッシュ・ブルドッグス、ジョニー・スミスらが出場してきた最強タッグに三冠王者として出場することにどんな思いがある?
▼スミス「確かに今回は初めて出場ということになるが、ごらんのとおり俺はチャンピオンなので、当然優勝を狙いにいく。ベストガイジンとベスト日本人が組んでいるわけだから、最強のタッグチームのために一生懸命頑張るよ。父とダイナマイト・キッド、ジョニー・スミスもかつてこのタッグリーグに出たことがある。残念ながら優勝できなかったが、俺は彼らができなかったことを実現したいと思っている。諏訪魔、鈴木、とにかく幸運を祈る」
――スミス選手が三冠王者になったことで、タッグチームとしての自信、手応えも高まった?
▼宮原「やはり最初にデイビーボーイ・スミスJr.選手とシングルマッチで当たって、間違いなく彼は今、日本にいる外国人と呼ばれているレスラーの中でベスト、ナンバー1だというのを僕は肌で感じたのでタッグを結成したわけで。そして彼の三冠ベルト姿を解説席から見てましたけど、まあ似合うなと、ベルト姿が。そしてこれだけ日本のプロレスファンに愛される要素がある外国人選手は他にいないんじゃないかなと。そういうものも感じますし。スーパーベビーフェース二人が組むわけなので、まさにスペシャルですよね。楽しみです」
――諏訪魔&鈴木に感じるのは?
▼宮原「一つ確認したいのは、諏訪魔、鈴木秀樹に聞きたいんだけど、明日からEvolutionということかな?」
▼鈴木「そうです。そのとおり」
▼宮原「明日に向けて、さらに楽しみが増えましたよ、僕自身。彼らの顔を見てると、何か決意のある顔をしてるから。Evolutionというものに思い入れのあるファンも多いわけであって、明日また一つ宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.と諏訪魔&鈴木秀樹というものの楽しみが増えたんじゃないですか。プロレスファンの人も」
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