5/4【NOAH】デュプリ&ワグナーJr.が2年ぶりGHCタッグ奪回 杉浦&鈴木との同門戦制す
『Dream on 2022』東京・後楽園ホール(2022年5月4日)
GHCタッグ選手権試合 ○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&レネ・デュプリvs鈴木秀樹&杉浦貴×
デュプリ&ワグナーJr.が杉浦&鈴木との同門対決を制し、2年ぶりにGHCタッグ王座を奪回した。
デュプリ&ワグナーJr.は2020年4月にコロナ禍の最中で行われたタッグリーグを制し、GHCタッグ王座も戴冠。しかし、コロナ禍による渡航制限の影響で、無念の王座を返上に。2年間にあたり、来日から遠ざかっていた。しかし、4・30両国大会で2年ぶりに参戦すると、即座に王座奪回を表明。杉浦軍対決によるタッグ王座戦に駒を進めてきた。
試合は杉浦組ペースで進み、交互にエルボーを乱射するなど何度も見せ場を作る。先にチャンスを掴んだのも杉浦。抵抗するワグナーJr.をラリアットで黙らせ、五輪予選スラムで引っこ抜いた。
しかし、デュプリが必死に急行してカットイン。勝利の可能性をつなぐ。すると、その気持ちに応えたワグナーJr.がワグナードライバーで逆襲し、両者大の字に持ち込んだ。激しいエルボー合戦からワグナーJr.はトラースキック2連発で勝機をこじ開けると、再度ワグナードライバーでマットに突き刺す。杉浦も粘りを見せたものの、ワグナーJr.はムーンサルトプレスで3カウントを奪い取った。
ワグナーJr.&デュプリが2年ぶりに歓喜のベルト奪回。感激した表情でベルトを受け取ると、杉浦&鈴木も素直に祝福し、場内も大きな拍手に包まれた。デュプリは深々と客席に一礼。ワグナーJr.もベルトを何度も掲げて、観客の拍手に応え、場内はハッピーエンドとなった。
ワグナーJr.は「言っただろ? 俺たちは絶対にベルトを獲ると言ったじゃないか」と喜びを爆発させると、デュプリも「昔から言う言葉だが、クリームは必ず上に上がってくる。俺たちはクリームと同じなんだ。こうしてベルトを獲ったということは、俺たちはトップなんだ」と力強く宣言し、2人揃って「俺たちは…レ・メキシカナス!」と吠えた。
「レ・メキシカナス」はフランス語の「レ」にメキシカンとカナディアンを合体させた「メキシカナス」をつけた2人のチーム名。国を超えての絆で結ばれたレ・メキシカナスは、2年前に止まったままだった時計の針を再び動かし始めた。
【試合後のデュプリ&ワグナーJr.】
▼ワグナーJr.「言っただろ? 俺たちは絶対にベルトを獲ると言ったじゃないか」
▼デュプリ「昔から言う言葉だが、クリームは必ず上に上がってくる。俺たちはクリームと同じなんだ。こうしてベルトを獲ったということは、俺たちはトップなんだ」
▼ワグナーJr.「ビバ・メヒコ! ビバ・カナダ! 俺たちは…」
▼2人「レ・メキシカナス!」