プロレス/格闘技DX

　いよいよあす(15日)に迫った3・15有明コロシアム大会の直前イベントが会場至近となる東京・豊洲の複合商業施設『アーバンドック ららぽーと豊洲』シーサイドデッキ・メインステージで開かれ、約1200人が観覧。GHC王者・丸藤正道と、挑戦者・鈴木みのるが小競り合いを繰り広げ、ノア勢と鈴木軍が“最後のにらみ合い"を展開した。

　「ノアvs鈴木軍」の全面戦争決着戦が軸となる有コロ大会も目前。この日のイベントでは公開会見と公開調印式が開かれ、出場各選手が出席して意気込みを語った。

　公開会見の“大トリ"は丸藤と鈴木のGHC戦。明らかにぶ然とした表情で現れた鈴木は、直前の心境について「特になし」と吐き捨てると、「さっきから裏で聞いてたんだけどさ。こいつもそうだし、他のヤツらもそうだし、ノアのヤツらってさ、笑いでごまかすよね? 面白いこと言ってさ。自分たちの置かれてる状況全然分かってねえんだな」と一刀両断。さらには「(客席の)前のほうにいるヤツらも『丸藤さーん、頑張ってねー』とか楽しそうに手叩いてるけど、明日どうせお前ら泣くんだぜ? え?じゃねーよ、ブス。明日はよ、プロレス界の歴史が変わる日だ。明日はプロレス界の秩序が乱れる日だ。明日は有明コロシアムでノアが終わる日だ」と毒づきながら改めて宣言し、静まり返った会場を満足げに見やった。

　すかさず丸藤が「こいつの言うことなんて何も気にしなくていい。一生懸命応援して、一生懸命楽しんで、みんなで最後ハッピーになれればいい」と言葉を続けると、鈴木は“能天気で虫唾が走る"といった表情。写真撮影の段に入ると同時に机をひっくり返して丸藤の胸ぐらをつかみ、小競り合いに発展した。

　そこへヨネらBRAVE勢、K.E.S.ら鈴木軍が割って入ると、そのまま両軍にらみ合いに発展。再びマイクをひったくった鈴木は「3月15日、お前ら全員終わる日だ! ざまーみろ、この野郎! オウ、ららぽーと! お前らも全員良く見とけ! スズキグン…イチバーン!!」と危険な笑みとともに勝ち誇った。ともあれ“にらみ合い"はこれが最後。あとは全面戦争決着戦の幕開けを待つのみとなった。

※公開会見における各選手の詳細コメント、フォトギャラリーは下記「関連リンク」からご覧ください