プロレス/格闘技DX

※前編からの続きになります

▼鈴木「ここまでで何か質問ねえのか?」

――マイバッハとの防衛戦の舞台は?

▼鈴木「舞台? どこでもいいよ。路上がいいか? 駐車場でもパチンコ屋でも本屋でもいいぞ。ただ、この店だけはやめてくれ」

▼タイチ「“ノア"っていうパチンコ屋あったぞ? この前、間違えて行っちゃったよ(笑) そこでいいんじゃね?」

――ノアは6月に三沢さんのメモリアルツアーを予定しているが?

▼鈴木「ふーん。何でもいいよ。祭り上げるのもいいさ。拝むのもいいさ。でも所詮、昔の人の名前で食ってるだけだ。お前らが人を呼んでるんじゃない。むかーし昔の昔話に出てくる人の名前でメシを食ってるんだ。そして今、あいつら(ノア勢)は俺たち(鈴木軍)の名前で食ってるんだ。だから俺たちの前に跪(ひざまず)け。昔話の人物は本の中にしか出てこない。今は俺たちの名前で食ってるんだからな。下々の庶民が楽しく暮らせるようにしてやってるんだからなぁ(笑) 何が不満だ?」

――タイチ選手、前夜試合後に投げてきたのは浅子覚さんではなく原田大輔だったと思うが…

▼デスペラード「お! 驚愕の事実が…(笑)」

▼タイチ「ん、もう…(笑) そういう嫌がらせやめろって。あれは浅子覚だもん」

▼鈴木「あれだけ憧れてたら、後ろからジャーマンで組まれたグリップだけで分かるもんな?」

▼タイチ「分かります分かります」

▼TAKA「そういうタイチの夢を壊すような質問はやめてくださ〜い」

▼タイチ「なんで俺がプロレスラーになるかさっき言ったろ? 夢を壊すなよ。で、誰だって?」

――はら…

▼タイチ「知らねー!」

▼鈴木「ハナダ? 相撲レスラー? 花田兄弟か。だったらどうだ?」

▼タイチ「それだったらやりたいっす(笑)」

――ベンジャミン選手は杉浦とどういった決着を?

▼杉浦「杉浦とはまだまだ終わらない。可能な限り痛めつけ続ける。ヤツの子供すら痛めつけるほどにな」

▼鈴木「デスマッチやりゃいいじゃん。杉浦だけが手錠されるデスマッチ(笑)」

――前夜現れたマイバッハ・ブルージャスティス(永田裕志)については?

▼鈴木「別に。そんなヤツよりも、昨日もスーツが2人いたな。まず田上明。なぜあいつは俺のところにベルトを持ってこなかった? 他のヤツの時はベルトを渡すのに、なぜ俺の時は置いてった? 今からでもいいぞ。渡しに来い。そして小橋建太。何を勘違いしてるんだ、あれ。お前はもう、棺桶の中にいて、とっくに沈んでるんだ。いや、沈んでるんじゃねえ。星になったヤツじゃねえか。とうの昔に。あれだろ? お得意の“権力を手にしたから権力を振りかざしてるだけ"だろ? もう違うんだよ。お前がいた世界とは違うんだ。だから、ざまあねえな。あいつの唯一の抵抗は、俺の前に跪かなかったことだ。でも結局最後は俺にベルトを“献上"することになった。最後天高く差し出したじゃねえか。ま、それで許してやるよ。俺たち鈴木軍は心が優しいんだ。もの凄く優しいんだ。心やさしい王様なんだ。すべてお前らが後ろから襲おうが、無礼な行為を働こうが、すべて許してやるよ。お前たちの敗北と終わりをもって、すべてな」