【NOAH】杉浦が稲葉に「のうのうとプロレスされちゃ困る」、小島は「飛び出せ青春」 GHCタッグ調印式 2023/2/9
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2・12大阪大会のGHCタッグ選手権試合「(王者)杉浦貴&小島聡vsマサ北宮&稲葉大樹(挑戦者)」に向けた調印式が9日、都内で開かれ、杉浦が「のうのうとプロレスされちゃ困る」とGHCタイトル初挑戦となる稲葉に強烈なハッパをかけた。 “タカ&サトシ"杉浦&小島組は元日武道館で“丸KEN"丸藤正道&KENTA組をも退け、防衛を重ねて気づけば盤石王者に。先輩世代の専横に危機感を抱いて名乗りを上げたのが北宮&稲葉組だった。 ところが前哨戦では王者コンビが圧倒。小島は北宮を、杉浦は稲葉をシングルマッチで真っ向からねじ伏せ、“タカ&サトシ"優位で王座戦に駒を進めることになった。 調印を終えた北宮は「前哨戦、負けっぱなしで今のところまったく良いところがない。ハッキリ言って情けない。挑戦者として恥ずかしい。これ以上ないほど勢いつけてチャンピオンシップに挑みたかったけど、これ以上ないほど尻すぼみでチャンピオンシップに向かうことになる」と唇を噛んだものの、「だけど12日のチャンピオンシップがある。そこで勝てば全てがひっくり返ると思ってます。背水の陣なんてカッコいい言葉じゃ片付けられないけど、12日に懸けて、12日にすがって精いっぱい戦って勝つ!」と執念をむき出しにした。 NOAH参戦2年半でGHCタイトル初挑戦となる稲葉も「チャンピオンチームの高く分厚い壁、その中から光を見つけ出して、その光を逃さず、しっかり自分のモノにしてベルトをつかみ取りたい」と意気込んだが、その稲葉に辛らつな言葉を浴びせたのが杉浦だった。 「もうちょっと前哨戦を盛り上げて、このタイトルマッチに臨みたかったんだけど、北宮も稲葉もそれでいいのかね? 北宮は危機感持って行動起こして、このタイトルマッチになったと思うんだけど、稲葉、お前は普通にNOAHに来て、普通に試合を与えられて、のうのうとプロレスされちゃ困るんだよ。なあ? 期待感をもうちょっと上げてほしいんだけどね。もうぶっちゃけ本番しかないんでね。よろしく頼みます」と強烈なハッパをかけた。 “タカ&サトシ"としては、この日の調印式でも余裕の掛け合いを展開。あぶない刑事気取りのサングラス姿で現れ、小島が「よく年齢を引き合いに出されるんですが、今が一番青春してると思ってるんで。キーワードは我ら青春。飛び出せ青春ですよね?」と掲げても、杉浦は失笑混じりに無視…。「(小島は)好きなように思いついたこと言ってるだけ」と相棒の言葉を全否定しつつ、“LINE交換をどちらが先にお願いしたか"をテーマに妙な掛け合いも繰り広げた…。 そして杉浦に突っ込まれ、調印式でも“余裕"を見せつけられた形となった稲葉は「このまんまで終わりたくないというのは誰よりも思ってる。このペースに飲み込まれないように気をつけたいと思います」と悔しげに話した。写真撮影の段でも、杉浦からこれ見よがしにベルトを見せつけられた。大阪タッグ王座戦は稲葉の奮起がひとつのキーポイントとなりそうだ。 【会見の模様】 ▼稲葉「このタイトルマッチが決まってからの前哨戦、結果が残せてません。これはしっかり自分の中で認めなければいけないことだと思っています。見ている方々も当然の結果だと思われてるかもしれない。ただ、チャンスがなかなかない中で北宮選手のパートナーとして今回このタイトルマッチに挑戦できることになったので、12日の大阪。ここはチャンピオンチームの高く分厚い壁、その中から光を見つけ出して、その光を逃さず、しっかり自分のモノにしてベルトをつかみ取りたいと思っています」 ▼北宮「前哨戦、負けっぱなしで今のところ全くいいところがない。ハッキリ言って情けない。挑戦者として恥ずかしい。これ以上ないほど勢いつけてチャンピオンシップに挑みたかったけど、これ以上ないほど尻すぼみでチャンピオンシップに向かうことになる。だけど12日のチャンピオンシップがある。そこで勝てば全てがひっくり返ると思ってます。背水の陣なんてカッコいい言葉じゃ片付けられないけど、12日に懸けて、12日にすがって精いっぱい戦って勝つ! 以上」 ▼小島「小島です。あ、サトシです。プロレスリング・NOAHにやってきてから約10ヵ月。タカというパートナーを見つけてから約5ヵ月経ちます。私たちはプロレスリング・NOAHの現在進行形のチャンピオンです。マサ&稲葉はプロレスリング・NOAHの未来だとは思っていますが、現在進行形のタカ&サトシがまだまだプロレスリング・NOAHを面白くしたいと思います。10倍、20倍、100倍ぐらいプロレスリング・NOAHを面白くしていく自信があります。以上です」 ▼杉浦「タカ&サトシのタカです。このチームで防衛を3度してきて、次4度目になるのかな。4度目の挑戦者で今までで一番期待感がないチーム。なんていったらいいのかね。もうちょっと前哨戦を盛り上げて、このタイトルマッチに臨みたかったんだけど、北宮も稲葉もそれでいいのかね? 北宮は危機感持って行動起こして、このタイトルマッチになったと思うんだけど、稲葉、お前は普通にNOAHに来て、普通に試合を与えられて、のうのうとプロレスされちゃ困るんだよ。なあ? 期待感をもうちょっと上げてほしいんだけどね。もうぶっちゃけ本番しかないんでね。よろしく頼みます」 ――今の杉浦選手の発言を受けて反論があれば? ▼稲葉「前哨戦でホントに結果が残せなかったというのは自分のせいですし。ただ、このまんまで終わりたくないというのは誰よりも思ってるんで。12日、大阪。ここでしっかりチャンピオンチームに自分っていうのを見せたいと思います」 ――チャンピオンチームの印象は? ▼北宮「充実したチャンピオンロードを歩いてる。正直な気持ち凄くうらやましい。ベルトを獲ってから守り抜いてこそのチャンピオンだと思う。それを体現している。だからこそ超える」 ――当日は新世代がGHCタイトルに挑戦する日になるが、その波に乗っていきたい? ▼北宮「周りは世代闘争だって言ってるかもしれないけど、僕らの視点からしたら、僕らの今の状況から打開したい。それだけなんで。そんな大それたことはあんま考えてない」 ――チャンピオンとして挑戦者チームをどのように見ている? ▼小島「よく年齢を引き合いに出されるんですが、今が一番青春してると思ってるんで。キーワードは我ら青春。飛び出せ青春ですよね? (杉浦が無反応で)あれ? そういう気持ちでやっています。今が一番青春時代だと思ってますので、明るく元気に楽しく防衛したいと思います」 ――青春とのことだが? ▼杉浦「あ?」 ――あまり気乗りがしない? ▼杉浦「(小島は)好きなように思いついたこと言ってるだけだ。何マジになって、その言葉取ってんだよ」 ――防衛を重ねてきてチームへの思い入れができてきた? ▼杉浦「チームとしての思い入れ? それはあるよ。防衛重ねてきてるんでね。仲も深まってきたし。さっきもやっとLINE交換してくれたんで」 ――今になってようやく? ▼杉浦「ん? LINEをゲットしたんだよ。サトシの」 ――着実に仲が深まっている印象がある? ▼小島「私が最初に教えてくださいって言ったんです。ゲットしたのは私なんです実は。私がゲットした方です」 ▼杉浦「やり方がわかんなくて、QRコード出してやり方教えたの俺だから」 ▼小島「私が先に聞いたんです。で、教えてもらったんです」 ――チャンピオンチームは余裕を漂わせているが、タカ&サトシの空気感にどんな印象がある? ▼北宮「めっちゃいいです。サングラスもカッコいい。楽しむ権利もあるし。それを楽しんで自分のモノにしてる姿もめっちゃいい」 ▼稲葉「このペースに飲み込まれないように気をつけたいと思います」 ――世代闘争がテーマになりそうだが? ▼杉浦「世代闘争って、さっきも北宮が言ってたけど、そう思ってないって言ってるし。下の世代はチャンピオンになったり、ユニットとして凄い充実してるし。もがいてんのはこの二人だけでしょ。俺も世代闘争と思ってない」 ――あくまで現在進行形の戦いだと? ▼杉浦「俺らチャンピオンなんだからそうでしょ。もがいて二人は挑戦するんでしょ? それだけだよ」 ――武藤選手率いる全日本に入門し、WRESTLE-1、NOAHと行動を共にしてきて、武藤選手が引退を控える中でのタイトルマッチとなるが? ▼稲葉「このタイトルマッチ、自分が挑戦する試合に武藤敬司は関係ない。ここは僕がGHCのタッグベルトっていうのに挑戦する。それだけ。あとは関係ない」
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2・12大阪大会のGHCタッグ選手権試合「(王者)杉浦貴&小島聡vsマサ北宮&稲葉大樹(挑戦者)」に向けた調印式が9日、都内で開かれ、杉浦が「のうのうとプロレスされちゃ困る」とGHCタイトル初挑戦となる稲葉に強烈なハッパをかけた。
“タカ&サトシ"杉浦&小島組は元日武道館で“丸KEN"丸藤正道&KENTA組をも退け、防衛を重ねて気づけば盤石王者に。先輩世代の専横に危機感を抱いて名乗りを上げたのが北宮&稲葉組だった。
ところが前哨戦では王者コンビが圧倒。小島は北宮を、杉浦は稲葉をシングルマッチで真っ向からねじ伏せ、“タカ&サトシ"優位で王座戦に駒を進めることになった。
調印を終えた北宮は「前哨戦、負けっぱなしで今のところまったく良いところがない。ハッキリ言って情けない。挑戦者として恥ずかしい。これ以上ないほど勢いつけてチャンピオンシップに挑みたかったけど、これ以上ないほど尻すぼみでチャンピオンシップに向かうことになる」と唇を噛んだものの、「だけど12日のチャンピオンシップがある。そこで勝てば全てがひっくり返ると思ってます。背水の陣なんてカッコいい言葉じゃ片付けられないけど、12日に懸けて、12日にすがって精いっぱい戦って勝つ!」と執念をむき出しにした。
NOAH参戦2年半でGHCタイトル初挑戦となる稲葉も「チャンピオンチームの高く分厚い壁、その中から光を見つけ出して、その光を逃さず、しっかり自分のモノにしてベルトをつかみ取りたい」と意気込んだが、その稲葉に辛らつな言葉を浴びせたのが杉浦だった。
「もうちょっと前哨戦を盛り上げて、このタイトルマッチに臨みたかったんだけど、北宮も稲葉もそれでいいのかね? 北宮は危機感持って行動起こして、このタイトルマッチになったと思うんだけど、稲葉、お前は普通にNOAHに来て、普通に試合を与えられて、のうのうとプロレスされちゃ困るんだよ。なあ? 期待感をもうちょっと上げてほしいんだけどね。もうぶっちゃけ本番しかないんでね。よろしく頼みます」と強烈なハッパをかけた。
“タカ&サトシ"としては、この日の調印式でも余裕の掛け合いを展開。あぶない刑事気取りのサングラス姿で現れ、小島が「よく年齢を引き合いに出されるんですが、今が一番青春してると思ってるんで。キーワードは我ら青春。飛び出せ青春ですよね?」と掲げても、杉浦は失笑混じりに無視…。「(小島は)好きなように思いついたこと言ってるだけ」と相棒の言葉を全否定しつつ、“LINE交換をどちらが先にお願いしたか"をテーマに妙な掛け合いも繰り広げた…。
そして杉浦に突っ込まれ、調印式でも“余裕"を見せつけられた形となった稲葉は「このまんまで終わりたくないというのは誰よりも思ってる。このペースに飲み込まれないように気をつけたいと思います」と悔しげに話した。写真撮影の段でも、杉浦からこれ見よがしにベルトを見せつけられた。大阪タッグ王座戦は稲葉の奮起がひとつのキーポイントとなりそうだ。
【会見の模様】
▼稲葉「このタイトルマッチが決まってからの前哨戦、結果が残せてません。これはしっかり自分の中で認めなければいけないことだと思っています。見ている方々も当然の結果だと思われてるかもしれない。ただ、チャンスがなかなかない中で北宮選手のパートナーとして今回このタイトルマッチに挑戦できることになったので、12日の大阪。ここはチャンピオンチームの高く分厚い壁、その中から光を見つけ出して、その光を逃さず、しっかり自分のモノにしてベルトをつかみ取りたいと思っています」
▼北宮「前哨戦、負けっぱなしで今のところ全くいいところがない。ハッキリ言って情けない。挑戦者として恥ずかしい。これ以上ないほど勢いつけてチャンピオンシップに挑みたかったけど、これ以上ないほど尻すぼみでチャンピオンシップに向かうことになる。だけど12日のチャンピオンシップがある。そこで勝てば全てがひっくり返ると思ってます。背水の陣なんてカッコいい言葉じゃ片付けられないけど、12日に懸けて、12日にすがって精いっぱい戦って勝つ! 以上」
▼小島「小島です。あ、サトシです。プロレスリング・NOAHにやってきてから約10ヵ月。タカというパートナーを見つけてから約5ヵ月経ちます。私たちはプロレスリング・NOAHの現在進行形のチャンピオンです。マサ&稲葉はプロレスリング・NOAHの未来だとは思っていますが、現在進行形のタカ&サトシがまだまだプロレスリング・NOAHを面白くしたいと思います。10倍、20倍、100倍ぐらいプロレスリング・NOAHを面白くしていく自信があります。以上です」
▼杉浦「タカ&サトシのタカです。このチームで防衛を3度してきて、次4度目になるのかな。4度目の挑戦者で今までで一番期待感がないチーム。なんていったらいいのかね。もうちょっと前哨戦を盛り上げて、このタイトルマッチに臨みたかったんだけど、北宮も稲葉もそれでいいのかね? 北宮は危機感持って行動起こして、このタイトルマッチになったと思うんだけど、稲葉、お前は普通にNOAHに来て、普通に試合を与えられて、のうのうとプロレスされちゃ困るんだよ。なあ? 期待感をもうちょっと上げてほしいんだけどね。もうぶっちゃけ本番しかないんでね。よろしく頼みます」
――今の杉浦選手の発言を受けて反論があれば?
▼稲葉「前哨戦でホントに結果が残せなかったというのは自分のせいですし。ただ、このまんまで終わりたくないというのは誰よりも思ってるんで。12日、大阪。ここでしっかりチャンピオンチームに自分っていうのを見せたいと思います」
――チャンピオンチームの印象は?
▼北宮「充実したチャンピオンロードを歩いてる。正直な気持ち凄くうらやましい。ベルトを獲ってから守り抜いてこそのチャンピオンだと思う。それを体現している。だからこそ超える」
――当日は新世代がGHCタイトルに挑戦する日になるが、その波に乗っていきたい?
▼北宮「周りは世代闘争だって言ってるかもしれないけど、僕らの視点からしたら、僕らの今の状況から打開したい。それだけなんで。そんな大それたことはあんま考えてない」
――チャンピオンとして挑戦者チームをどのように見ている?
▼小島「よく年齢を引き合いに出されるんですが、今が一番青春してると思ってるんで。キーワードは我ら青春。飛び出せ青春ですよね? (杉浦が無反応で)あれ? そういう気持ちでやっています。今が一番青春時代だと思ってますので、明るく元気に楽しく防衛したいと思います」
――青春とのことだが?
▼杉浦「あ?」
――あまり気乗りがしない?
▼杉浦「(小島は)好きなように思いついたこと言ってるだけだ。何マジになって、その言葉取ってんだよ」
――防衛を重ねてきてチームへの思い入れができてきた?
▼杉浦「チームとしての思い入れ? それはあるよ。防衛重ねてきてるんでね。仲も深まってきたし。さっきもやっとLINE交換してくれたんで」
――今になってようやく?
▼杉浦「ん? LINEをゲットしたんだよ。サトシの」
――着実に仲が深まっている印象がある?
▼小島「私が最初に教えてくださいって言ったんです。ゲットしたのは私なんです実は。私がゲットした方です」
▼杉浦「やり方がわかんなくて、QRコード出してやり方教えたの俺だから」
▼小島「私が先に聞いたんです。で、教えてもらったんです」
――チャンピオンチームは余裕を漂わせているが、タカ&サトシの空気感にどんな印象がある?
▼北宮「めっちゃいいです。サングラスもカッコいい。楽しむ権利もあるし。それを楽しんで自分のモノにしてる姿もめっちゃいい」
▼稲葉「このペースに飲み込まれないように気をつけたいと思います」
――世代闘争がテーマになりそうだが?
▼杉浦「世代闘争って、さっきも北宮が言ってたけど、そう思ってないって言ってるし。下の世代はチャンピオンになったり、ユニットとして凄い充実してるし。もがいてんのはこの二人だけでしょ。俺も世代闘争と思ってない」
――あくまで現在進行形の戦いだと?
▼杉浦「俺らチャンピオンなんだからそうでしょ。もがいて二人は挑戦するんでしょ? それだけだよ」
――武藤選手率いる全日本に入門し、WRESTLE-1、NOAHと行動を共にしてきて、武藤選手が引退を控える中でのタイトルマッチとなるが?
▼稲葉「このタイトルマッチ、自分が挑戦する試合に武藤敬司は関係ない。ここは僕がGHCのタッグベルトっていうのに挑戦する。それだけ。あとは関係ない」
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