【NOAH】N-1決勝&GHC戦は「ALL REBELLIONリーダー決定戦」に 拳王が“Mr.めんどくさい”ぶり全開 GHCヘビー調印式 2024/8/28
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9・1大阪大会の『N-1 VICTORY 2014』優勝決定戦およびGHCヘビー級選手権試合「(Aブロック1位/王者)清宮海斗vs拳王(Bブロック1位/挑戦者)」に向けた調印式が28日、都内で開かれた。“Mr.めんどくさい"っぷりを発揮した拳王の提案で、史上初の“決勝GHC戦"は「ALL REBELLIONリーダー決定戦」の側面も含むことになった。 Aブロックを清宮、Bブロックを拳王が勝ち上がったことで、今年のN-1はALL REBELLION同門対決に。戦前の合意通り、清宮の持つGHCヘビー級王座も同時に懸けられ、史上初の“決勝GHC戦"が実現することになった。 台風10号の影響も懸念されるなか、調印式で嵐のように仕掛けたのはやはり拳王だった。 「俺は会見でヘビーのベルトを懸けろと言ったけど、売り言葉に買い言葉、易々と懸けてくれて、俺は本当に残念だった。まだまだほかに、このN-1 VICTORY面白くするすべはあっただろ? お前はなんでも言ったら言うこと聞いてくれるのか?」と問題提起したうえで、「だったらもう一つ俺から提案があるぞ。お前が創った、お前がリーダーだからイマイチ、ベクトルが定まってないALL REBELLION、そちらのリーダーも懸けて9・1、戦おうぜ」と持ちかけた。 清宮も「もちろんイエスだ! チャンピオンとしてすべて受けて立ってやる。ベルトもユニットのリーダーも、このN-1の覇者の称号もすべて懸けて受けて立ってやる」と即諾。「ただ、大阪決勝。日本一、いや世界一熱い夏にするのは拳王じゃない。拳王にとっても、この決勝を見てくれる皆さんにとっても忘れられない夏に俺がします」と堂々言ってのけた。 とはいえ拳王はまだまだ止まらない。嫌味ったらしく拍手しながら「いやあ、カッコよくなったなあ、清宮。学校の教科書に書いてることをそのまま言ってるようなもんだな」とせせら笑うと、「俺だったら『拳王、俺はすべて懸けてやるよ。リングネーム懸けてみろよ』とか『髪の毛懸けてみろよ』とか言ったよ」とダメ出し。一方で“リーダー"清宮を「『すべては革命のために』という言葉を口だけで言っているリーダー」と断罪し、「本当の革命とはどういうことか? NOAHを日本で一番の団体にする、そして世界一。そのぐらいの気持ちをもって俺はALL REBELLIONのリーダーをやっていく」と覚悟の違いを強調した。 清宮も「拳王がトップに立って新しいNOAHは作られていきますか? 今までどおり拳王がトップに立っていてもNOAHは変わっていかない」と反論したものの、さらに拳王の舌鋒は加速…。小中学生の入場が無料となる今N-1の施策に触れ、「俺の地元凱旋・徳島大会では小中高、そして学生すべてを無料じゃなくて、俺が自腹を切って招待した。9・1はチャンピオンとして小中のお客様、清宮が自腹で招待したら一番カッコいいよな」と今度は“小中学生の自腹招待"を要求した。 すかさず清宮も「今回の大会は小中学生無料というのはもう決まってること」と正論で拒否したものの、拳王も「何でも売り言葉に買い言葉で受け入れるのに、それだけは嫌がるんじゃねえよ」とチクリ。「とりあえず営業のヤツ、何人来たかだけは教えといてくれ。俺は徳島大会のあと会社にしっかり振り込んだ。27人で5万4千円だけど、いくらかかるかな? とりあえず人数だけは、N-1覇者、そしてGHCヘビー級チャンピオンになってる俺がお前に言ってやるよ」と“Mr.めんどくさい"っぷり全開で追い打ちをかけた。 とにもかくにもN-1覇者、GHCヘビーに加えて、ALL REBELLIONのリーダーまで懸けられることになった夏の頂上決戦。ちびっ子のハートもガッチリつかみつつ、NOAHを未来へと進める先頭に立つのは清宮か、それとも拳王か。そのゴングは4日後に鳴り響く。 【会見の模様】 ▼拳王「N-1 VICTORYに名称を変更して今年で6回目。うち4回決勝戦に進出している。ただ、優勝できたのは1回のみだ。俺はプロレスが大好きだ。そして! 夏も大好きだ。夏男の肩書がメチャクチャ欲しいよな。そのためにも! 今年はN-1優勝して、終わったあとはてめえらクソヤローども、俺のことを“夏男・拳王"と呼んでくれ。そして今年のN-1 VICTORY、夏男だけ……ではなく、GHCヘビーのベルトまで懸かっている。俺は名古屋でヘビーのベルトを懸けろ、会見でヘビーのベルトを懸けろと言ったけど、売り言葉に買い言葉、易々と懸けてくれて、俺は本当に残念だった。まだまだほかに、このN-1 VICTORY面白くするすべはあっただろ? 俺は何も懸けてないよ。対等の立場でN-1 VICTORY、こちらのトロフィーを懸けて戦うだけのほうが良かったんじゃないのか?…売り言葉に買い言葉、なんでも言ったら言うこと聞いてくれるのか? おい、清宮。もう一つ俺から提案があるぞ。お前が創った、お前がリーダーだからイマイチ、ベクトルが定まってないALL REBELLION、そちらのリーダーも懸けて9・1戦おうぜ」 ▼清宮「清宮海斗です。N-1 VICTORY、本当に過酷で熱いリーグ戦でした。全試合タイトルマッチだと思って試合をしてきて、一戦一戦、このリーグ戦勝ち取ることがどれだけ厳しいことか、身をもって感じました。今この決勝がNOAHにとって、このNOAHの一番の戦いです。ただ一つ思うことがあるとすれば、このリーグ戦、自分と同世代、自分としては期待していたその選手たちにも、この決勝の試合を見て、何かを感じ取ってもらえるような試合にします。そして、拳王へのアンサー。もちろんイエスだ! チャンピオンとしてすべて受けて立ってやる。ベルトもユニットのリーダーも、このN-1の覇者の称号もすべて懸けて受けて立ってやる。ただ、大阪決勝。日本一、いや世界一熱い夏にするのは拳王じゃない。拳王にとっても、この決勝を見てくれる皆さんにとっても忘れられない夏に俺がします」 ▼拳王「(拍手してから)いやあ、カッコよくなったなあ、清宮。だが、なぜだか学校の教科書に書いてることをそのまま言ってるようなもんだな。おい、清宮。少しは成長したかもしれない。だがな、まだまだ。てめえらクソヤローどもにとって刺激のある回答はまだまだできてないな。俺だったら『拳王、俺は全て懸けてやるよ。リングネーム懸けてみろよ』とか『髪の毛懸けてみろよ』とか言ったよ。あ、すいません。話が長くなるので、もうここらへんで置いておきます。続きは9・1大阪エディオンアリーナだ」 ▼清宮「ホントめんどくせえな」 ――今年の公式戦、過酷な戦いが続いたと思うが、どんな感想を持っている? ▼拳王「ハッキリ言って去年より過酷なリーグ戦になったし、去年より戦ってる選手、相手のステータスははるかに高かったと思う。その中でまた俺が決勝ということは、出た選手にいろいろ考えてもらいたい。そういうところを俺は感じてるよな。だが、そういったことを感じなかったら、やはり俺が夏に強い。そういうところだよな」 ――GHC王者としてN-1を制するのは前身のグローバルリーグ戦から誰も成し遂げていない前人未到の偉業となるが? ▼清宮「前人未踏、誰もやっていないことを成し遂げるのがチャンピオンの役目だと思ってます」 ――勝ってALL REBELLIONのリーダーになったあかつきにはどのようにベクトルを定めていきたい? ▼拳王「『すべては革命のために』という言葉を口だけで言っているリーダーがいるよな。本当に革命とはどういうことか? やはりNOAHをもっともっと上のステージに連れていく、NOAHを日本で一番の団体にする、そして世界一。そのぐらいの気持ちをもって俺はALL REBELLIONのリーダーをやっていくよ」 ――反論があれば? ▼清宮「拳王がトップに立って新しいNOAHは作られていきますか? 今までどおり拳王がトップに立っていてもNOAHは変わっていかないんじゃないかと俺は思ってます。新しいNOAHを創っていくにはやはり若い力を引っ張っていく人間が必要だと思います。俺がこのN-1優勝して今も未来も引っ張っていきます」 ――ABEMAの視聴者投票で優勝予想が行われ、清宮選手が42%、拳王選手が58%の結果が出たが? ▼清宮「40%応援してくださってるファンの方は凄くうれしいですし、拳王を応援してる残りのファンの人たちにはいい意味で期待を裏切って、すげえ夏にしてやろうと思います」 ▼拳王「50何%? おい、清宮。見ているクソヤローどもは誰が優勝してほしいか? 俺ってことだよ。お前じゃつまんねえんだよ。お前じゃこれからのNOAHを引っ張っていけると民意が思ってないんだよ。なあ、清宮。そこらへんは肝に銘じて9・1大阪で戦おうぜ」 ▼清宮「この決勝を見た人たちが全員、清宮海斗だと思う試合にするよ」 ――今回のN-1は小中学生無料だったが、その意義について? ▼拳王「いい質問したな。小中学生無料。この試みをNOAHで一番はじめにやったのは誰だ?」 ――拳王選手 ▼拳王「そうだよな。俺の地元凱旋・徳島大会では小中高、そして学生すべてを無料じゃなくて、俺が自腹を切って招待した。いいこと言うな。とりあえず9・1は…あ、売り言葉に買い言葉。9・1はチャンピオンとしておい、清宮。小中のお客様、清宮が自腹で招待したら一番カッコいいよな。それこそNOAHのGHCヘビー級チャンピオンだ。いい試みだ。やはりな、N-1 VICTORYは小中学生がいっぱい来てくれて、俺も本当にうれしかった。9・1はチャンピオンの力でもっとたくさんの小中学生を呼んでくれよ。どうだ? 清宮」 ▼清宮「拳王、今回の大会は小中学生無料というのはもう決まってんだよ。決まってることなんだよ。今のことじゃなくて、俺がもっとその小中学生の心をつかんで、これから先、未来を創って。話はそこからだろ」 ▼拳王「OK。とりあえず営業のヤツ、何人来たかだけは教えといてくれ。俺は徳島大会のあと会社にしっかり振り込んだ。27人で5万4千円だけど、いくらかかるかな? とりあえず人数だけは、N-1覇者、そしてGHCヘビー級チャンピオンになってる俺がお前に言ってやるよ」 ※フォトセッション後 ▼清宮「むかつくんだよ!」 ▼拳王「おい、うるせえよ。このベルトは俺のもんだ。こちら(トロフィー)も俺のもんだ。とりあえずチャンピオンとして、お前は小中学生に払ってやれよ」 ▼清宮「うるせえんだよ! なんだ、このヤロー!」 ▼拳王「お前それだけは嫌がるんじゃねえよ」 ▼清宮「めんどくせえな」
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9・1大阪大会の『N-1 VICTORY 2014』優勝決定戦およびGHCヘビー級選手権試合「(Aブロック1位/王者)清宮海斗vs拳王(Bブロック1位/挑戦者)」に向けた調印式が28日、都内で開かれた。“Mr.めんどくさい"っぷりを発揮した拳王の提案で、史上初の“決勝GHC戦"は「ALL REBELLIONリーダー決定戦」の側面も含むことになった。
Aブロックを清宮、Bブロックを拳王が勝ち上がったことで、今年のN-1はALL REBELLION同門対決に。戦前の合意通り、清宮の持つGHCヘビー級王座も同時に懸けられ、史上初の“決勝GHC戦"が実現することになった。
台風10号の影響も懸念されるなか、調印式で嵐のように仕掛けたのはやはり拳王だった。
「俺は会見でヘビーのベルトを懸けろと言ったけど、売り言葉に買い言葉、易々と懸けてくれて、俺は本当に残念だった。まだまだほかに、このN-1 VICTORY面白くするすべはあっただろ? お前はなんでも言ったら言うこと聞いてくれるのか?」と問題提起したうえで、「だったらもう一つ俺から提案があるぞ。お前が創った、お前がリーダーだからイマイチ、ベクトルが定まってないALL REBELLION、そちらのリーダーも懸けて9・1、戦おうぜ」と持ちかけた。
清宮も「もちろんイエスだ! チャンピオンとしてすべて受けて立ってやる。ベルトもユニットのリーダーも、このN-1の覇者の称号もすべて懸けて受けて立ってやる」と即諾。「ただ、大阪決勝。日本一、いや世界一熱い夏にするのは拳王じゃない。拳王にとっても、この決勝を見てくれる皆さんにとっても忘れられない夏に俺がします」と堂々言ってのけた。
とはいえ拳王はまだまだ止まらない。嫌味ったらしく拍手しながら「いやあ、カッコよくなったなあ、清宮。学校の教科書に書いてることをそのまま言ってるようなもんだな」とせせら笑うと、「俺だったら『拳王、俺はすべて懸けてやるよ。リングネーム懸けてみろよ』とか『髪の毛懸けてみろよ』とか言ったよ」とダメ出し。一方で“リーダー"清宮を「『すべては革命のために』という言葉を口だけで言っているリーダー」と断罪し、「本当の革命とはどういうことか? NOAHを日本で一番の団体にする、そして世界一。そのぐらいの気持ちをもって俺はALL REBELLIONのリーダーをやっていく」と覚悟の違いを強調した。
清宮も「拳王がトップに立って新しいNOAHは作られていきますか? 今までどおり拳王がトップに立っていてもNOAHは変わっていかない」と反論したものの、さらに拳王の舌鋒は加速…。小中学生の入場が無料となる今N-1の施策に触れ、「俺の地元凱旋・徳島大会では小中高、そして学生すべてを無料じゃなくて、俺が自腹を切って招待した。9・1はチャンピオンとして小中のお客様、清宮が自腹で招待したら一番カッコいいよな」と今度は“小中学生の自腹招待"を要求した。
すかさず清宮も「今回の大会は小中学生無料というのはもう決まってること」と正論で拒否したものの、拳王も「何でも売り言葉に買い言葉で受け入れるのに、それだけは嫌がるんじゃねえよ」とチクリ。「とりあえず営業のヤツ、何人来たかだけは教えといてくれ。俺は徳島大会のあと会社にしっかり振り込んだ。27人で5万4千円だけど、いくらかかるかな? とりあえず人数だけは、N-1覇者、そしてGHCヘビー級チャンピオンになってる俺がお前に言ってやるよ」と“Mr.めんどくさい"っぷり全開で追い打ちをかけた。
とにもかくにもN-1覇者、GHCヘビーに加えて、ALL REBELLIONのリーダーまで懸けられることになった夏の頂上決戦。ちびっ子のハートもガッチリつかみつつ、NOAHを未来へと進める先頭に立つのは清宮か、それとも拳王か。そのゴングは4日後に鳴り響く。
【会見の模様】
▼拳王「N-1 VICTORYに名称を変更して今年で6回目。うち4回決勝戦に進出している。ただ、優勝できたのは1回のみだ。俺はプロレスが大好きだ。そして! 夏も大好きだ。夏男の肩書がメチャクチャ欲しいよな。そのためにも! 今年はN-1優勝して、終わったあとはてめえらクソヤローども、俺のことを“夏男・拳王"と呼んでくれ。そして今年のN-1 VICTORY、夏男だけ……ではなく、GHCヘビーのベルトまで懸かっている。俺は名古屋でヘビーのベルトを懸けろ、会見でヘビーのベルトを懸けろと言ったけど、売り言葉に買い言葉、易々と懸けてくれて、俺は本当に残念だった。まだまだほかに、このN-1 VICTORY面白くするすべはあっただろ? 俺は何も懸けてないよ。対等の立場でN-1 VICTORY、こちらのトロフィーを懸けて戦うだけのほうが良かったんじゃないのか?…売り言葉に買い言葉、なんでも言ったら言うこと聞いてくれるのか? おい、清宮。もう一つ俺から提案があるぞ。お前が創った、お前がリーダーだからイマイチ、ベクトルが定まってないALL REBELLION、そちらのリーダーも懸けて9・1戦おうぜ」
▼清宮「清宮海斗です。N-1 VICTORY、本当に過酷で熱いリーグ戦でした。全試合タイトルマッチだと思って試合をしてきて、一戦一戦、このリーグ戦勝ち取ることがどれだけ厳しいことか、身をもって感じました。今この決勝がNOAHにとって、このNOAHの一番の戦いです。ただ一つ思うことがあるとすれば、このリーグ戦、自分と同世代、自分としては期待していたその選手たちにも、この決勝の試合を見て、何かを感じ取ってもらえるような試合にします。そして、拳王へのアンサー。もちろんイエスだ! チャンピオンとしてすべて受けて立ってやる。ベルトもユニットのリーダーも、このN-1の覇者の称号もすべて懸けて受けて立ってやる。ただ、大阪決勝。日本一、いや世界一熱い夏にするのは拳王じゃない。拳王にとっても、この決勝を見てくれる皆さんにとっても忘れられない夏に俺がします」
▼拳王「(拍手してから)いやあ、カッコよくなったなあ、清宮。だが、なぜだか学校の教科書に書いてることをそのまま言ってるようなもんだな。おい、清宮。少しは成長したかもしれない。だがな、まだまだ。てめえらクソヤローどもにとって刺激のある回答はまだまだできてないな。俺だったら『拳王、俺は全て懸けてやるよ。リングネーム懸けてみろよ』とか『髪の毛懸けてみろよ』とか言ったよ。あ、すいません。話が長くなるので、もうここらへんで置いておきます。続きは9・1大阪エディオンアリーナだ」
▼清宮「ホントめんどくせえな」
――今年の公式戦、過酷な戦いが続いたと思うが、どんな感想を持っている?
▼拳王「ハッキリ言って去年より過酷なリーグ戦になったし、去年より戦ってる選手、相手のステータスははるかに高かったと思う。その中でまた俺が決勝ということは、出た選手にいろいろ考えてもらいたい。そういうところを俺は感じてるよな。だが、そういったことを感じなかったら、やはり俺が夏に強い。そういうところだよな」
――GHC王者としてN-1を制するのは前身のグローバルリーグ戦から誰も成し遂げていない前人未到の偉業となるが?
▼清宮「前人未踏、誰もやっていないことを成し遂げるのがチャンピオンの役目だと思ってます」
――勝ってALL REBELLIONのリーダーになったあかつきにはどのようにベクトルを定めていきたい?
▼拳王「『すべては革命のために』という言葉を口だけで言っているリーダーがいるよな。本当に革命とはどういうことか? やはりNOAHをもっともっと上のステージに連れていく、NOAHを日本で一番の団体にする、そして世界一。そのぐらいの気持ちをもって俺はALL REBELLIONのリーダーをやっていくよ」
――反論があれば?
▼清宮「拳王がトップに立って新しいNOAHは作られていきますか? 今までどおり拳王がトップに立っていてもNOAHは変わっていかないんじゃないかと俺は思ってます。新しいNOAHを創っていくにはやはり若い力を引っ張っていく人間が必要だと思います。俺がこのN-1優勝して今も未来も引っ張っていきます」
――ABEMAの視聴者投票で優勝予想が行われ、清宮選手が42%、拳王選手が58%の結果が出たが?
▼清宮「40%応援してくださってるファンの方は凄くうれしいですし、拳王を応援してる残りのファンの人たちにはいい意味で期待を裏切って、すげえ夏にしてやろうと思います」
▼拳王「50何%? おい、清宮。見ているクソヤローどもは誰が優勝してほしいか? 俺ってことだよ。お前じゃつまんねえんだよ。お前じゃこれからのNOAHを引っ張っていけると民意が思ってないんだよ。なあ、清宮。そこらへんは肝に銘じて9・1大阪で戦おうぜ」
▼清宮「この決勝を見た人たちが全員、清宮海斗だと思う試合にするよ」
――今回のN-1は小中学生無料だったが、その意義について?
▼拳王「いい質問したな。小中学生無料。この試みをNOAHで一番はじめにやったのは誰だ?」
――拳王選手
▼拳王「そうだよな。俺の地元凱旋・徳島大会では小中高、そして学生すべてを無料じゃなくて、俺が自腹を切って招待した。いいこと言うな。とりあえず9・1は…あ、売り言葉に買い言葉。9・1はチャンピオンとしておい、清宮。小中のお客様、清宮が自腹で招待したら一番カッコいいよな。それこそNOAHのGHCヘビー級チャンピオンだ。いい試みだ。やはりな、N-1 VICTORYは小中学生がいっぱい来てくれて、俺も本当にうれしかった。9・1はチャンピオンの力でもっとたくさんの小中学生を呼んでくれよ。どうだ? 清宮」
▼清宮「拳王、今回の大会は小中学生無料というのはもう決まってんだよ。決まってることなんだよ。今のことじゃなくて、俺がもっとその小中学生の心をつかんで、これから先、未来を創って。話はそこからだろ」
▼拳王「OK。とりあえず営業のヤツ、何人来たかだけは教えといてくれ。俺は徳島大会のあと会社にしっかり振り込んだ。27人で5万4千円だけど、いくらかかるかな? とりあえず人数だけは、N-1覇者、そしてGHCヘビー級チャンピオンになってる俺がお前に言ってやるよ」
※フォトセッション後
▼清宮「むかつくんだよ!」
▼拳王「おい、うるせえよ。このベルトは俺のもんだ。こちら(トロフィー)も俺のもんだ。とりあえずチャンピオンとして、お前は小中学生に払ってやれよ」
▼清宮「うるせえんだよ! なんだ、このヤロー!」
▼拳王「お前それだけは嫌がるんじゃねえよ」
▼清宮「めんどくせえな」
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