【NOAH】トゥリュー&レイシーが余裕の全勝V宣言、AMAKUSAはまさかの“英語"で決意表明 Jr.タッグリーグ戦優勝戦へ両軍会見 2025/2/27

 3・2横浜武道館大会のジュニアタッグリーグ戦優勝決定戦「マーク・トゥリュー&キーロン・レイシーvsAMAKUSA&宮脇純太」に向けた会見が27日、都内で開かれた。

 ノアジュニア新世代の躍進が際立ったタイミングで6年ぶりに開催されたリーグ戦。その頂上決戦に駒を進めたのは、マーク・トゥリュー&キーロン・レイシーの英国コンビと、AMAKUSA&宮脇純太の“あまみや"だった。

 日本ではほぼ無名の存在だったトゥリュー&レイシーだが、いきなり初戦から大本命のGHCジュニアタッグ王者“金髪夫婦"HAYATA&YO-HEY組を撃破。その後の公式戦でも超抜連係を連発して連勝を重ね、圧巻の無傷3連勝でAブロックを制圧した。

 会見でも「全勝で勝ち上がっているのは俺たちだけだ。優勝するのは絶対に俺たち。世界で一番素晴らしいジュニアタッグチームは誰なのか、それをしっかりと証明してやる」(トゥリュー)、「もしも俺たちがジュニアタッグリーグ優勝して、このトロフィーを手に入れるということを信じられないヤツらがいるのであれば、そいつらは俺たちからしたらクソッタレ」(レイシー)と、完全に“あまみや"を見下しながら全勝Vを宣言した。

 一方の“あまみや"は、苦難の末に頂上決戦にたどり着いた。初戦を“F-SWAG"政岡純&ガイア・ホックス相手に落とすと、2戦目も“残り10秒"で小峠篤司&大原はじめ組を破ってギリギリ生き残り、最終公式戦でもタダスケ&菊池悠斗組を辛くも撃破。逆転突破を果たした。

 それでも宮脇は「何度も何度もチャンスを逃してきた僕だけど、今回こそはみんなの期待に応えます! Aブロック全勝の二人が強いことなんてわかってる。でも優勝してNOAHジュニアをピッカピカに照らします。僕はNOAHのサンシャインヒーローだから!」とニコニコと明るく言い切った。

 AMAKUSAは、かつて宮脇と臨んだGHCジュニアタッグ王座次期挑戦者トーナメントで左ひざ前十字じん帯断裂の大怪我を負った。「純太殿と初めてこの頂へ挑んだあの日、我が怪我などしなければ、もう少し早く登ってこれたのではと長く心に引っかかっておりました。これまで幾度もいかんともしがたい苦難と直面し、そのたびに我は天に生かされた。それは我にまだ成すべきことがあるということでしょう」としたうえで、「隣の山を全勝にて駆け上がってきた若き英国のお二人。強き高き山だということ、心得ておりまする。しかし、あいや待たれい! 双方の頂より顔をのぞかせ始めた輝く太陽。天高く導くのは英国の若きお二人か、我らあまみやか。どちらか?という問いかけ、愚問ではございませんか? ミスター・トゥリュー、ミスター・レイシー。ウィ・アー・レディ。マーチ・セカンド・横浜。レッツ・ファイト。プリーズ・ルック・ア・あまみやズ・アメージング・スキルズ(我々は3月2日、横浜へ向けて準備ができている。戦おう。あまみやの妙技、とくとご覧ください)」とまさかの“英語"で決意表明した。

 写真撮影の段では英国コンビが“あまみや"をおちょくり倒して一触即発に。5大会に渡って熱闘をつむいできたジュニアタッグリーグ戦。その頂点に昇るのは、怒とうの勢いをまとう英国コンビか、それとも執念と念願をにじませる“あまみや"か。


【会見の模様】

▼トゥリュー「横にいる二人は何様だと思っているんだ。この二人を見てるとものすごく腹が立ってくる。イライラしてくるんだが、何を言いたいかというと、このジュニアタッグリーグ戦で全勝でここまで勝ち上がっているのは俺たちだけだ。ジュニアタッグリーグ戦だけではない。俺たちはすべての試合に勝利しているんだ。だから、このまま優勝決定戦でもこの二人を倒して優勝するのは絶対に俺たちだ。今ここにある優勝トロフィーを高く持ち上げる。世界で一番素晴らしいジュニアタッグチームは誰なのか、それをしっかりと証明してやる」

▼レイシー「自分たちが出場したAブロックすべての戦いに勝って、唯一6点を獲得したチームになったということ。それを考えると今、本当に最高の気分だ。ヨーロッパだけでなく、日本でも、どこであったとしても一番最高のタッグチームなのは俺たちだ。初めて来た日本、初めて来たNOAH、初めて参加したこのジュニアタッグリーグ。今ここでハッキリと言っておく。優勝決定戦に出るだけでも素晴らしいことだと思うが、それだけで俺たちは満足していない。必ずこの優勝決定戦で勝ち、優勝して、今ここにある二つのトロフィー、これを高く掲げるのは絶対に俺たちだ。もしも俺たちがジュニアタッグリーグ優勝して、このトロフィーを手に入れるということを信じられないヤツらがいるのであれば、そいつらは俺たちからしたらクソッタレ。そう言うしかないだろう」

▼宮脇「はい! あまみやの宮脇純太です! 僕たちあまみやもいよいよここまでやってこれました。自分のためにも、今まで応援してくれてるみんなのためにも優勝します。何度も何度も何度もチャンスを逃してきた僕だけど、今回こそはみんなの期待に応えます! Aブロック全勝の二人が強いことなんてわかってる。でも優勝してNOAHジュニアをピッカピカに照らします。僕はNOAHのサンシャインヒーローだから!」

▼AMAKUSA「NOAHジュニアの宣教者、我の名はAMAKUSAと申しまする。以後お見知りおきを。純太殿と二人、ようやくここまでたどり着いた。我らの戦うこの世界、もしもなどという甘っちょろい言葉は通用しませぬが、純太殿と初めてこの頂へ挑んだあの日、我が怪我などしなければ、もう少し早く登ってこれたのではと長く心に引っかかっておりました。これまで幾度もいかんともしがたい苦難と直面し、そのたびに我は天に生かされた。それは我にまだ成すべきことがあるということでしょう。隣の山を全勝にて駆け上がってきた若き英国のお二人。強き高き山だということ、心得ておりまする。しかし、あいや待たれい! 双方の頂より顔をのぞかせ始めた輝く太陽。天高く導くのは英国の若きお二人か、我らあまみやか。どちらか?という問いかけ、愚問ではございませんか? ミスター・トゥリュー、ミスター・レイシー。ウィ・アー・レディ。マーチ・セカンド・横浜。レッツ・ファイト。プリーズ・ルック・ア・あまみやズ・アメージング・スキルズ(我々は3月2日、横浜へ向けて準備ができている。戦おう。あまみやの妙技、とくとご覧ください)。決戦は3月2日、横浜武道館。いざ尋常に勝負! 我らの妙技、とくとご覧ください」

※トゥリュー&レイシーがあまみやの二人を突き飛ばし、トゥリューが何やら罵倒。両チームがしばしにらみ合い、再びトゥリューが二人を突き飛ばしてカメラにアピール。レイシーは高笑いを上げて二人で退席