【NOAH】清宮「NOAHイズムの勝負」、丸藤「光と光で最高の爆発を」 翌日“方舟伝承マッチ"へ会見 2025/5/2

 あす(3日)の両国大会で行われる“方舟伝承マッチ"「丸藤正道vs清宮海斗」に向けた前日会見が2日、都内で開かれた。

 長らくエースとしてNOAHを支え続けてきた丸藤と、現エースとして未来のNOAHを背負う清宮が、両国セミファイナルで激突する。

 故・三沢光晴さん、丸藤、そして清宮へと受け継がれるNOAH正統派の命脈の“伝承儀式"ともいえる一番を前に、まずは清宮がその思いの丈を語った。

 「10年前、ディファ有明、入門テスト。丸藤さんに合格をいただき、自分のプロレスラー人生は始まりました」と切り出した清宮は、丸藤の目を見つめながら「今年でキャリア10年になります。同世代の仲間たちが経験したことない修羅場を自分なりにくぐってきたつもりです。自分の中にも譲れないNOAHイズムがあります。丸藤さんが命がけで守り抜いてきたNOAH、丸藤さんの中のNOAHと、自分たちがこれから創っていく自分の中のNOAH。NOAHイズムの勝負だと思ってます」と定義。「丸藤さんは“未来、未来"と言われておりますが、明日はNOAHの今現在を丸藤さんに思いっきり体感していただきたいと思ってます」と通告した。

 清宮の言葉を一つひとつ頷きながら聞いた丸藤も「俺は“光が影を作り出す"と思ってる。清宮は間違いなく光。エースであり、ヒーローになる人間だと思ってます。だけど俺も光の中で生きてきたので、明日は光と光のぶつかり合い。光と光をぶつけ合って最高の爆発を、プロレスの爆発を見せたいと思います」と呼応。

 一方で「俺がこの25年NOAHで生きてきて、偉大なる先輩たちがいて、その人たちはいろんな形でこのNOAHを去ってしまい、俺は本当の意味であの人たちを超えることができなかった」とも回顧。だからこそ「本当に“超える"意味というもの、未だに俺も分かってない。俺自身も彼と試合をしながら自分の答え合わせをしていきたい」と自身の過去ともケジメをつけながらの“NOAHイズム伝承"を誓った。


【会見の模様】

▼清宮「(丸藤に向き直って)10年前、ディファ有明、入門テスト。丸藤さんに合格をいただき、自分のプロレスラー人生は始まりました。外敵が来た時はNOAHを守る背中を見て。丸藤さん、G1参戦の際はセコンドにつかせていただきましたよね? エースとしての背中を見て、自分も早くNOAHの力になりたいと思って今日までやってきました。自分もキャリア10年になります。同世代の仲間たちが経験したことない修羅場を自分なりにくぐってきたつもりです。なので、自分の中にも誰にも譲れないNOAHイズムがあります。丸藤さんが命がけで守り抜いてきたNOAH、丸藤さんの中のNOAHと、自分たちがこれから創っていく自分の中のNOAH。NOAHイズムの勝負だと思ってます。明日、丸藤さんに勝って、丸藤さんが25年間創ってきたNOAHの歴史を自分がすべて受け継いで、NOAHでやっていきます。それと最近、未来、未来と言われておりますが、明日はNOAHの今現在を丸藤さんに思いっきり体感していただきたいと思ってます。NOAHイズムの勝負、楽しみたいと思います。よろしくお願いします」

▼丸藤「プロレスにはいろんな形があって、思想のぶつけ合い、憎しみ合い、ここ最近だとディスり合い。でも俺と清宮だと、おそらくプロレスの楽しさとか素晴らしさ、そういうものを皆さんに伝えられるんじゃないかなと思ってます。元日からダークヒーローが生まれ。でも俺の中では影があるところに光があるんじゃなくて、光が影を作り出すと思ってるんで。清宮は間違いなく光。エースであり、ヒーローになる人間だと思ってます。だけど俺も光の中で生きてきたので、明日は光と光のぶつかり合い。光と光をぶつけ合って最高の爆発を、プロレスの爆発を見せたいと思います。俺がこの25年NOAHで生きてきて、偉大なる先輩たちがいて、その人たちはいろんな形でこのNOAHを去ってしまい、俺は本当の意味であの人たちを超えることができなかったんで、こうやって試合ができる間に、その答え合わせもしたいと思うし。その本当の超える意味というもの、未だに俺もそれは分かってないので、俺も彼と試合をしながら自分の答え合わせをしていきたいと思います。明日、楽しみにしてます」