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5/1【IGF】澤田が引退撤回、7・13再起戦へ師匠・小川に対戦要求(写真あり)

 澤田敦士が1日、都内・IGF事務所で会見し、引退を撤回。7・13福岡大会での再起戦へ向けて師匠・小川直也に対戦要求を突きつけた。

 4・5両国大会。澤田はデビュー戦となった星風とIGFルール(MMAルール)で対戦し、判定負け。試合後に「負けたら引退ってことは決めてた」と引退を表明した。

 このままリングを去るかと思いきや、売名王はこのまま引き下がる男ではなかった。この日、IGF事務所で会見し、「本日、引退という言葉を撤回させていただきます」と表明。「あの時の僕は引退です。新しい澤田敦士の始まりであります」と心機一転、「これからは一人のGENOMEファイターとして、リングに立って戦いをしていければ」と前をみた。

 再起戦は次回7・13福岡大会が有力。澤田は「変わったなってとこをリングでみせられれば。表面上じゃなくて心の奥底から変わっていかないと」と生まれ変わった姿をみせるつもりでいる。この日、IGF側から7・13福岡での対戦相手候補としてクラッシャー川口、鈴川真一、ブレット・ロジャースの3人を提示された。ルールはIGFルール。「誰でもいいんですよね? この中じゃなくてもいいんですよね?」と確認した澤田は「小川直也さんです!」と言い切った。

 いうまでもなく小川は澤田の師匠。2013年2月の『GENOME24』で対決して敗れており、「僕にとって人生かけて臨まなきゃいけない相手」というように申し分のない相手だ。売名王は再起戦で師匠超えを果たし、これまでの自分から大きく脱皮を図ろうとしている。

【会見における澤田】
▼澤田「4月5日、星風に敗れ、マスコミさんの前で引退すると口走ってしまいましたが、本日、引退という言葉を撤回させていただきます。本日正式に言わせていただきます。正直言うと、あの時の僕は引退です。新しい澤田敦士の始まりであります」

――引退を表明した時の気持ちは?

▼澤田「周りが見えてなかった僕がいた。過去のことはあんまり覚えてないというのもありますけどね」

撤回するに至ったきっかけ

▼澤田「それは僕には背負ってるものもあるし、抱えてるものもあるし、それこそ旗を振ってくれて、心から応援してくれる人がいるのにね。そこに気づくことが試合のときにはなかったというね」

――星風戦の試合後、引退を表明したのはどういう気持ちから?

▼澤田「何も考えてないからですよ。過去の俺とおさらばですよ」

――小川は「澤田負け犬」への改名を迫っていたが?

▼澤田「そうやって考えていただけるのは本当にありがたいと思います。小川直也さんには感謝してもしきれません」

――これまで無礼な振る舞いも合ったが?

▼澤田「そんなことありましたっけ? そんなことはどうでもいいんじゃないかなと。これからは一人のGENOMEファイターとして、リングに立って戦いをしていければなと思うんで」

――これからやりたいことは?

▼澤田「いろいろあるでしょう。たくさんあるでしょう。今までもアレなんですけど、何がアレかというと、誰と戦いのも大事かもしれませんが、変わったなってとこをリングでみせられれば。どういうふうに変わるかは分かりませんよ。みてからのお楽しみですから。表面上じゃなくて心の奥底から変わっていかないと。それが本来、人間のあるべき姿かなと。言いたいのは小川直也さんには感謝してもしきれません」

――小川のためなら何でもできる?

▼澤田「小川さんのためなら負け犬にもなれる」

――小川なりの叱咤激励だと思うが?

▼澤田「シビアな方なんで、そこに振り回されたらいけないなと。石井慧はそこから脱皮しましたからね。今、IGFのチャンピオンになってますからね。どういう形で脱皮かというのは今後の僕を見てもらえれば。心の奥底から思うのが、猪木会長が『踏み出せばその一足が道となる』と言うでしょ。客に媚びるつもりは全くない。みたくない奴はこなければいい」

――星風戦がきっかけになった?

▼澤田「実際問題、現実は負けですからね。それは受け止めてますよ。ようやく受け止めることができました」

――今後やりたいことは?

▼澤田「変わったんだから、いかに見せるか、黙らせるか、納得させるか」

――7月まで時間が空くが?

▼澤田「それは逆にいうと俺にとってはプラスですよね。ゆっくりしてる暇はないですけど、考えてる場合でもないですけど、行動を移せる2ヶ月間になるんじゃないかなと」

※井野広報がクラッシャー川口、鈴川真一、ブレット・ロジャースを対戦相手候補に示すと

▼澤田「誰でもいいんですよね? この中じゃなくてもいいんですよね? 小川直也さんです! 誰でもいいのであれば小川直也と戦いたいですよね」

――小川にはプロレスルールで敗れているがルールは?

▼澤田「それは何でもいい」

――なぜ小川とやりたい?

▼澤田「それはみてもらったらわかると思います.MMAだろうがプロレスだろうが戦う気持ちは一緒ですよ。柔道と格闘技も全然違いますけど、戦う意味では一緒ですからね。僕にとって人生かけて臨まなきゃいけない相手ですよ。(小川が)怒ってもいいんじゃないですか。僕は腹くくってる。本人がやりたくないなら、IGFが他の選手用意してもらえればいいし」

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