5/2【全日本】5・17横浜で「SUSHIvs鼓太郎」GAORA王座戦決定 王座“再生”へ鼓太郎「獲ってからが挑戦」(写真あり)
全日本は2日、5・17横浜大会でGAORA TV王座戦「(王者)SUSHIvs鈴木鼓太郎(挑戦者)」を行うと発表。王者の怠慢を手厳しく糾弾し、「今回ばかりは獲ってからが挑戦」と言い切った鼓太郎に、SUSHIはタジタジとなった…。
GAORA王座戦が行われるのは1・3後楽園大会以来、実に約4ヶ月ぶり。この日、東京・湯島の全日本事務所で会見した鼓太郎は手厳しかった。
「僕が名乗りを上げるまで、誰も名乗りを上げなかったベルト。誰もがあるのは分かっているけど、挑戦表明しなかったベルト。今のGAORAベルトはほぼ価値がないに等しいですね。挑戦者が現れないというのはチャンピオンに魅力がない証拠。厳しいことを言えばSUSHI選手個人にも魅力がないんじゃないかな、と思いますね」と一刀両断にした。
それだけに鼓太郎は「今回ばかりはベルトを獲ることが挑戦ではなく、獲ってからが挑戦になる」とキッパリ。「獲ったら毎シリーズ防衛戦をやりたい。外に向けて発信できるベルトでもあるし、無差別でもある。どのベルトとは違った味が出せるはず。ルールをイジったりして良いのであれば、幅は広がる」とSUSHIに勝つことを前提に、すでにベルト再生策に思いをめぐらせている。
言われたい放題のSUSHI。「てやんでい!」「カンケーあるかい!」と威勢が良かったのはコメントの冒頭のみで、その後は「誰も挑戦者が出てこなかったのは自分の不徳の致すところ…」「寿司親父というタッグを結成したばかりで、最近はアジアアジアとなってしまった部分もあったので…」などと苦しい釈明に終始。「反省するところは反省し、軌道修正は自分でします。なので鼓太郎選手には絶対にこのベルトは渡しません」とV2戦を機に改心を誓うので精一杯だった…。
☆5/17(土)神奈川・横浜ラジアントホール『2014スーパーパワー・シリーズ』17:00開始
▼GAORA TV チャンピオンシップ
[挑戦者]
鈴木鼓太郎
(1/60)
SUSHI
[第3代王者]
※SUSHI2度目の防衛戦
【会見の模様】
――王座戦が決まったが?
▼鼓太郎「僕が名乗りを上げるまで、誰も名乗りを上げなかったベルト。誰もがあるのは分かっているけど、挑戦表明しなかったベルトですが、僕はどうしてもそれを放っておくことができなくて、挑戦表明させていただきました。今のGAORAベルトはほぼ価値がないに等しいですね。それは現チャンピオンの責任だと思います。今回ばかりは獲ることが挑戦ではなく、獲ってからが挑戦になると思います」
▼SUSHI「てやんでい! 理由はどうあれ、挑戦者が現れたっていうことを嬉しく思います。今、鼓太郎選手が『価値が無いベルト』と言いましたが、それは素直に自分の不徳のい、致すところというか…反省するところは反省し、軌道修正は自分でします。なので鼓太郎選手には絶対にこのベルトは渡しません」
――誰も名乗りを上げてこなかった理由に関する心当たりは?
▼SUSHI「心当たり………。何かな…。自分がアジアに執着しすぎたっていうのもありますし…何やろ……わからん」
――今の発言を聞いて?
▼鼓太郎「反省したと言ってましたけど、分からないという時点で反省というのは言葉だけだと思いましたし、挑戦者が現れないというのはチャンピオンに魅力がない証拠。そういう“光る"試合をしてこなかった結果だと思います」
――獲ってからが挑戦、と言っていたが戴冠後にベルトを生かしていくプランはすでにある?
▼鼓太郎「獲ったら毎シリーズ防衛戦をやりたいですし、誰とやるか、どんな試合をやるか。それもベルトの価値を上げていくうえでは重要なので慎重に考えていきます。まず獲って、挑戦者が現れるかどうか。獲っただけでは価値が上がらない」
――自分でチャレンジャーを探してでも盛り上げていく?
▼鼓太郎「そうですね。ただ、チャレンジャーを探すというか、色んなところに種をまいて自分から動くことで、チャレンジャーが現れてくると思いますね」
――そういう努力が現王者からはみられなかった?
▼鼓太郎「はい。アジア、アジアとばかり言ってましたよね。『自分のベルト持ってるのに、どうして固執するんだろう?』とは正直思ってました。まぁ厳しいことを言えば、SUSHI選手個人にも魅力がないんじゃないかな、と思いますね。チャンピオンとしてだけでなく」
――とまで言われたが?
▼SUSHI「そんなんカンケーあるか! …でもね、自分がそうやって種をまかなかったというのはあると思うんで…。寿司親父というタッグを結成したばかりで、タッグでの実績を作りたかったのもあるから、アジアアジアとなってしまった部分もあった。それもちゃんと認めて、今回鼓太郎選手に勝ったらしっかりチャンピオンらしいチャンピオンになっていきたいと思います」
――SUSHI対策は?
▼鼓太郎「一発の丸め込みに怖さはありますけど、そこもすでに攻略済み。俺の課題としては、俺との化学変化でSUSHI選手がどこまで光るか、ですね。それを成し遂げたうえで勝ちます」
――かつてのノア白GHC王座のような盛り上げ方もある?
▼鼓太郎「外に向けて発信できるベルトでもあるし、無差別でもある。どのベルトとは違った味が出せると思います。ルールをイジったりして良いのであれば、幅は広がるのかなと」