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5/2【全日本】「ふざけんじゃねえ!」 諏訪魔が大森の世界タッグ挑戦を拒否、次期挑戦者を公募(写真あり)

 世界タッグ王者の諏訪魔が、大森隆男の挑戦表明を拒否。次期シリーズでの挑戦者を“公募"した。

 今年のチャンピオン・カーニバルを制覇した大森は、優勝決定戦を争った秋山準とのコンビ再結成を熱望。“Evolution"諏訪魔&ジョー・ドーリング組が持つ世界タッグ王座挑戦に名乗りを上げた。チャンカーの優勝戦進出者決定戦で、大森が諏訪魔、秋山がドーリングをそれぞれ撃破している実績もあるが、大森としては三冠王者・曙が病欠中で、すぐに三冠挑戦…とはいかない事情もあった。

 これが諏訪魔の“プライド"を著しく傷つけた。この日、東京・湯島の全日本事務所で会見した諏訪魔は「俺とジョーが(チャンカーの優勝戦進出者)決定戦で揃って大森、秋山に敗れてしまったんで、『これはやるべきだな』と思ったんですが、この間の大森さんの会見を見て考えが変わった。『三冠戦がいつになるか分からないから世界タッグに挑戦したい』。そういう風に俺には聞こえた。ふざけんじゃねえ」と怒りを露わにした。

 確かにシングルではそれぞれ敗れたが、タッグマッチは別次元の話。大森&秋山組がタッグとして改めて実績を作ったわけでもなく、現に今年2月に大森&秋山組の挑戦を退けている。諏訪魔は「俺とジョーだってプライドがある。こっちは最強タッグだって優勝してるんだ。秋山&大森組には勝ってるし、『何言ってんだ!?』と。そう考えると、もう俺の答えは“NO"ですね」と“挑戦拒否"の姿勢を明確にした。

 ただ、世界タッグ防衛戦自体は次期シリーズ中に行いたい考え。「全日本は今、欠場者も多いですから。世界タッグで盛り上げたい気持ちは強い。ならばここで挑戦者を募集したいな、と思います。このまますんなりいったって面白くないんだから。誰が手を挙げてくるか、そこも楽しみ。強いチャレンジャーを募集します」と次期挑戦者を“公募"。団体や階級は一切問わない方針で、まるで大森へのあてつけのようにSUSHI&めんそ〜れ親父組すらリストアップ。王者権限で「ピンと来た」チームと防衛戦を行うつもりだ。

 当然、大森の“再プッシュ"も予想されるものの、「大体ねえ、世界タッグに挑戦してきたって当然俺らが勝つわけだから、そこでチャンピオンカーニバルで優勝した勢いも消えちゃうぞ? 逆にこういう形でいなしてもらって感謝してもらいたいですよ」と諏訪魔はニヤリ。シングル最強決定戦のチャンカーが、世界タッグ戦線に新たな潮流をもたらす不思議な流れ。ともあれ今後の行方に要注目となる。


【会見の模様】
――大森から世界タッグ挑戦表明があったが?

▼諏訪魔「自分としてはチャンピオンカーニバルは残念な結果に終わってしまったんですけど、大森さんが世界タッグの名前を出したと。俺とジョーが(チャンカーの優勝戦進出者)決定戦で揃って大森、秋山に敗れてしまったんで、『これはやるべきだな』と思ったんですけど、この間の大森さんの会見を見て考えが変わった。このまま世界タッグをやるのはひっかかる。というのも、三冠チャンピオンの曙さんが欠場しているんですが、『三冠戦がいつになるか分からないから世界タッグに挑戦したい』。そういう風に俺には聞こえた。ふざけんじゃねえ。三冠の下に世界タッグがある…ようにも自分には聞こえたし、俺とジョーだってプライドがある。最強タッグだって優勝してるんだ。秋山&大森組には勝ってるし、『何言ってんだ!?』と。優勝すると、そこまで態度が変わるのか…と考えると、もう俺の答えは“NO"ですね。ただ世界タッグ戦は当然、次のシリーズでもやりたいと思ってる。全日本は今、欠場者も多いですから。世界タッグで盛り上げたい気持ちは強い。ならばここで挑戦者を募集したいな、と思います。このまますんなりいったって面白くないんだから。誰が手を挙げてくるか、そこも楽しみ。今回ばかりは大森さんの考えをいなしてみたい。強いチャレンジャーを募集します」

――名乗りを上げたチーム同士で決定戦をして欲しい?

▼諏訪魔「いやいや。名乗りを上げて、ピンと来たところとやりたい。とにかく熱くさせてくれる相手であれば」

――大森がさらにプッシュしてきても拒絶する?

▼諏訪魔「世界タッグに対してどう思ってるのか。それを教えてくれたら考えてもいいかな…なんて思うけど、現に一回防衛してる相手だからね。大体ねえ、世界タッグに挑戦してきたって当然俺らが勝つわけだから、そこでチャンピオンカーニバルで優勝した勢いも消えちゃうぞ? 逆にこういう形でいなしてもらって感謝してもらいたいですよ」

――逆に名乗りを上げて欲しいチームが頭にあったりする?

▼諏訪魔「いやいや、誰もいいっすよ。どの団体でも」

――ジュニアの選手が来ても考慮する?

▼諏訪魔「もちろん! 大歓迎ですよ!」

――寿司親父がアジアタッグ挑戦をPWFに却下されていたが…?

▼諏訪魔「当然手を挙げてきたら、検討しますよ。俺はそこまで頑固じゃないから」

――秋山が世代闘争的なものを呼びかけてもいたが?

▼諏訪魔「当然、世代闘争的なものに発展していく予感はある。挑むべき相手でもあるけど、どっちが主導権を握るかが重要。向こうが提示したタイトルマッチをこっちが受けたら、それは向こうが主導権を握ってしまうということ。そこは有り得ない」

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