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5/7【全日本】青木との世界ジュニア挑戦者査定3WAYマッチへ 佐藤が優位性主張「複数プレイは得意」(写真あり)

 5・16後楽園大会で世界ジュニア王座次期挑戦者査定3WAYマッチ(もう一人は王者ウルティモ・ドラゴン)を控える青木篤志、佐藤光留が7日、都内・全日本事務所で会見。「どんな形でもいいから世界ジュニアを獲ることしか考えてない」とジュニアの至宝獲りに執念を燃やす青木に対し、佐藤は「複数プレイは得意」と自身の優位性を強調した。

 世界ジュニア戦線は現在、青木と佐藤が挑戦を表明中。4月の『2014チャンピオン・カーニバル』シリーズ中では、両者の一騎打ちが実現(4・19秋田)し、青木が勝利。負けじと佐藤も4・20花巻大会でタッグマッチながら王者・ウルティモをピンフォール。さらに4・27大阪大会では青木もウルティモから初フォールをもぎ取った。

 そこで全日本では王者ウルティモを加えた3WAYマッチによる次期挑戦者査定試合を決定。王者が最終査定を下すことになった。1・2後楽園大会でウルティモに敗れて以来、青木は再挑戦をアピールし続けてきた。そのためにXceedを脱退し、一匹狼となり、事あるごとに王者を挑発。「どんな形でもいいから世界ジュニアを獲ることしか考えてない」と言い切る青木は、このチャンスを何としてもモノにするつもりだ。

 「チャンピオンに負ければ二人とも脱落するぐらいの気持ちでやらないといけない」。そんな不退転の覚悟も決めた青木は、「自分が直接ウルティモ・ドラゴンから勝つか、佐藤光留が勝つか。それしか考えてない」と必勝を誓うばかり。勝利してもなお、ウルティモが挑戦を拒むようなら、「別の方向でタイトルマッチにもっていけるようにしないといけない」との構えで、ジュニアの至宝獲りにかける執念をあらわにした。

 対する佐藤は変態なりの使命感を燃やしている。言うまでもなく現在の全日マットは大型のヘビー級揃い。「その中でプロレスラーが小型化しているといわれている中、全日ジュニアがやらなければいけないことを深く考えました」という佐藤は、「ここは自分が世界ジュニア獲って無茶苦茶していこう」と決意している。

 先に挑戦を表明していた青木を「横槍」呼ばわりした佐藤だが、「だったら得意の複数プレイでまとめて成敗してやろう」と挑戦者査定3WAYマッチを歓迎。「日本各地で複数プレイを展開してきました。時には男1、男5というのもありました。複数プレイで佐藤光留というプロレスラーが作られてきました」と際どい発言を連発しながら己の優位性を強調した。

 実際、かつてホームリングにしていたDDTでは数多くの変則的な試合形式を経験。2010年7月の両国大会では6人タッグ3WAYマッチを戦ったこともある。「対戦相手は並のレスラーだけじゃなく、60代、10代、女子、タッグパートナーは人形。そういう複数プレイを大観衆1万人の前でこなしてきた男ですから絶対の自信があります。相手が自衛隊だろうが、龍だろうが関係ない」と自信満々に豪語した佐藤は、「青木選手から獲れば、どうみたって僕だし、ウルティモ・ドラゴンから獲ってもどうみても僕」と査定マッチ勝利を見据えた。

 ジュニアの至宝を巡る二人の争いもいよいよ決着。5・16後楽園大会で次期世界ジュニア挑戦者が決まるのはほぼ間違いなさそうだ。
※青木、佐藤のコメントは別項に掲載します

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