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5/13【全日本】会見におけるKENSOの詳細コメント

 13日、都内・全日本事務所で会見したKENSOの詳細コメントは以下の通り。

【会見におけるKENSO】
――国立で早稲田と戦った時の思い出は?

▼KENSO「大学4年生の12月の第1週にあった早明戦なんですけど、後半35分ぐらいかな。明治が逆転のトライを決めました。その時、トライしたのがKENSOではなく鈴木健三で、6万人ぐらい当時入ったのかな。6万の観衆がトライをした瞬間に怒号というか、地響きのような…それは今でも忘れられないですね」

――明大時代のラグビー生活を一言で表現すると?

▼KENSO「時が解決というのをみんなで常に言い合っていました。1年生、2年生の時…明大は2年生と3年生の間に上下関係のラインが引かれ、1年生はクソミソ。上下関係が厳しくて2、3時間しか寝れない。週1回、“しぼり"というしごきがあり、1時間から1時間半ぐらいエンドレスに腕立て伏せとかを休みなくやらされる。終わったら手の皮が剥けちゃったりとか、自分の汗が人型になっていたり。そういうのが週に1回あって、凄いストレスの中で2年間過ごすんですけど、だいたいそのしぼりの噂が流れるわけですね。最近たるんでるとか。いろいろ考えてもしょうがない、とにかく時が解決すると。その時、そんなことを言い合って一日一日をしのいでましたね。また、そのしぼり部屋というのがあるんですけど、ちょうどお風呂の上でしごかれるんですけど、練習が終わってその部屋に来いと言われて、3年生が1年生と2年生をやるんですけど、そこから見える八幡山が灰色に見えるわけですよ。その景色は二度と忘れないですね。僕はだいたい102、103キロで高校から明大に入ったわけですけど、1年生の終わり頃には82キロぐらいになってましたね。ただ、その時は強い明治、それこそ1年間に1回か2回ぐらいしか負けたことなかったんで、その上下がいいとは思わないんですけど、今弱くなってる理由は何なのかなと考えると、いろんな疑問が浮かんでしまうんですが、今となっては凄くいい思い出ですね。以後、プロレス界に入って、投げ出されたり、自分から出て行ったり、海外に行って独りぼっちになったり、追われる身になってしまったり、いろんなことを経験した時、明治の時の1年生の時が礎になっていて、あの時に比べたら楽かなと思えることがある。そういう意味では僕の人生の大きな大きな礎になってますね。明治大学での4年間というのは。そして僕の望みとしては今回レジェンドメンバーとして入るからには強い明治を表現したいし、絶対に圧倒したいし、全国の明治大学の緒先輩方、後輩たち、今いる明大ラグビー部の人たちに強い明治を見せたい。これが本当の明治なんだと。だから僕は足を引きずっても国立競技場に立つつもりでいます」

――30代メンバーで一番異色の経歴だと思われるがKENSOキャラクターを多少なりとも持ち込む?

▼KENSO「正直なところ、いろいろラグビー教室は年に2回ほど各地で開いているんですが、現役に近い人たちと真剣にやるのは20年近く離れてたので、凄く性格的に今は何げにのほほんと考えているんですが、早稲田大学を前にした時にはおそらくプロレスだとかそういったことは忘れてしまうんじゃないかなと思います」

――30代は限りなく現役に近い人もいれば、競技から離れた人もいる狭間と思われるが?

▼KENSO「僕が30代の中で一番上になるんですけど、その中で一番アレになると思うんですけどね。それは結構、明治の方にも話し、とにかく最強メンバーで行きましょうと。セレクトを最強にしているので結構異色なのが集まってくると思います。僕が一番異色だと思いますけどね」

――和気あいあいにはならない?

▼KENSO「たぶんそういう形にはならないかなと」

――相手の早稲田で意識する選手は?

▼KENSO「早稲田の方はメンバーが発表されていて、僕らの時の選手も結構いるので、やっぱり自分と同じ学年だった奴らには負けたくないですね。僕らの年にキャプテンをやっていた石川安彦というのが出ますね。彼は山梨出身で、バーニングの金丸なんかと凄く仲がよくて、ちょっといろんなプロレスリングとの絡みもあって、そいつは一発狙ってやろうかなと」

――ラグビー選手としての感覚は残っている?

▼KENSO「KENSOラグビー教室というんですけど、中学生だと体をコンタクトして教えることがあるんですね。ラグビー選手全体にいえることだけど、コンタクトすると熱くなる。最終的に試合形式みたいになるけど、教室をするたびに体が鈍ってるのを感じてます」

――これから勘を取り戻す練習もしていく?

▼KENSO「今凄くハードなトレーニングを課してます。毎日7時から3時間近く練習するんですけど、ヒザの具合によってですけど、走り込みをやらないといけないと思ってます。それはプロレス、プラスで自分を追い込みたい。それはプロレスにもプラスになる。レジェンドマッチを通じて全日本プロレスを知ってもらいたいし、プラス、後輩たち、明治の緒先輩方に強い明治を見せたい。それプラス、ラグビーをやってる少年たち、プロレスにいい人材が集まってくるよう、未来を担うような選手に自分のニュースが届いたらいいなと。ぜひ全日本プロレスの門を叩いてもらいたい」

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