プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/19【NOAH】会見における丸藤の詳細コメント

 19日に東京・有明のノア事務所で開かれた会見における丸藤正道の詳細コメントは以下の通り。


【会見の模様】

――改めて挑戦表明に至った理由を

▼丸藤「ウチのヘビー級の選手がバッタバッタとなぎ倒され、先日KENTAも退団し…本当に色んなものがある中で、(自分自身)レスラーとしての欲が少し欠けていたのが正直なところなんですけど、そこをまたかき立てられたというか、『やらなくてはいけない』という使命感が改めて生まれたので、ああいう行動に出て、永田裕志からベルトをしっかり獲り返そうと思いました」

――“GHC王者・永田裕志"をどういう目で見てきた?

▼丸藤「正直、外敵ながらもノアの会場での人気は認めざるを得ない部分もあるし。ウチのヘビー級の選手が倒されていっても、会場の支持率が実は高いというところが、さすがだな、と思いますけど、やっぱり永田裕志というチャンピオンで客を呼ぶというのは“ノア"ではないので。そこをしっかり俺らの力でノアを盛り上げられる状況に持っていきたいと思っています」

――これまでG1とグローバル・リーグ戦、2回負けているが?

▼丸藤「個人的にも借りを返したい部分があるので。あの年齢で、あの動きとスタミナは驚異的だとは思いますけど、俺としても負けたままじゃいけないと思うし。ましてや自分のリングでも負けてるんでね。少しでもノアを応援してくれるファンの皆さんの思いに報いるためにも、ノアのリングで彼を倒したいなと思います」

――ノアとしては“最後の砦"とみる向きもあるが?

▼丸藤「本当に仮に俺が負けたとしても、何度もウチの周りの人間は(獲り返しに)行くと思うんですけど、それを後ろ盾にしてちゃいけないと思うし、俺“が"獲り返すって気持ちで臨みます」

――欲が欠けていたとのことだが、これからは先頭に立って自分が引っ張っていく思いが強い?

▼丸藤「そうですね。こういう状況になってからじゃ遅いだろ、と思う人もいるとは思うんですけど、そういう状況にならないと分からないことも正直ある。それは誰にでもあると思うし。これからのノアのためには、俺がよりしっかりしないといけない、という気持ちです」

――挑戦は約1年ぶり、勝てば7年半ぶり戴冠となるが、改めて自身にとってのGHCヘビーとは?

▼丸藤「やっぱりノアの頂点のベルト。そこを目指さないといけないと思って今までもやってきましたけど、俺の中にどうしても色んな部分でストップがかかってた…という側面もあったんで。そういうものを全部とっぱらって、振り切って、今回ベルトを獲りにいきたいなと思います」

――本番まで2ヶ月弱、時間があるが?

▼丸藤「それまでに一つひとつの試合の積み重ねが大事。正直、今の俺の状態で勝てるのかどうか、という不安もファンの人たちの中には若干あると思うんで、そこを払拭するためにも、一つひとつの試合で内容と結果をみせて、7月5日のタイトルマッチまで、より期待感が高まるように過ごしていきたいと思います」

――確かに挑戦に至るまでの実績が乏しい部分もあるが?

▼丸藤「これまで“立場"が無いときは、若さと勢いで色んなことをやってチャンスをつかんできた。ただ、ここ最近、何かがあったかと問われれば、無かったというのが現実だと思うし。ただ、逆に言えばこれが良いきっかけになると思うんですよね、レスラーとして。まだまだ終われないという。気づいてみれば俺ももう34だし、キャリアも16年目に入って、決して若いわけじゃないので」

――前哨戦も早速、上越大会で組まれているが、攻略の糸口を全力で探していく?

▼丸藤「そうですね。苦手意識はないんですけど、なぜか詰めがうまくいかない…というのが今までのシングルでのイメージ。前哨戦ではそういうところも意識しつつ、永田裕志を焦らせるような試合に持っていきたいと思います」

――過去2戦の敗北から得た教訓は?

▼丸藤「スキを突いているように見えて、逆にスキを突かれてた部分が多々あるので、そういった部分を気をつけながらいけば、また新たなる糸口も見つかると思う。まだまだ攻略しようのある人間だと思ってます」

プロ格 情報局