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6/9【全日本】公開練習における大森の詳細コメント(写真あり)

 9日、神奈川・横浜市内の全日本道場で練習を公開した大森隆男の詳細コメントは以下の通り。

【公開練習後の大森】
――いつ頃から左腕を鍛え始めた?

▼大森「意識してトレーニングしたのはチャンピオン・カーニバル決勝が終わってからですね。自分の中でチャンピオン・カーニバルも目標は当然優勝だし、ベルトも世界タッグ、三冠、そういう目に見える結果が必要だけど、そこに至るには、俺のスキを埋めていくには何か考えた時に、右腕が使えなくなった時に相手をどう攻略するか。今まで秋山選手だけじゃなくて、右腕を攻撃されて、ここぞという時にアックスボンバーの威力が落ちてしまったり、使えない場面がいっぱいあったんで、何とかしないといけない気持ちがあった中で、右腕が使えなくなったら、右と同等もしくはそれ以上の力を左腕でと思ったのがきっかけですかね。三冠戦のためだけではなく、今後の自分のプロレス人生の中で、絶対に損はないし。筋力自体はもともと左腕も右と変わらないぐらいある。あとは自分で自由にどうコントロールできるか。もちろん自分の体の一部なんですけど、右と同じぐらい左もコントロールできるようにしないといけないというのがあったんで、意識してそういうふうに練習を重ねてきました」

――日常生活の中でも?

▼大森「歯を磨くのもそうだし、食事もそうですし、今頭の中では何でも左から左からという意識を持つように心がけてます。本当は決まった期間、ひと月とか、シリーズとシリーズの間のオフとか集中して、大自然の中に身を置いて、それだけを考えてモノにしたいなと思ったんですけどね」

――実際にやってみた感触は?

▼大森「もう堂々と自分が今まで右腕に持ってた自信と変わらないぐらい左腕にも自信があるというのをSUSHI選手に受けてもらって確信できたなと思ってます」

――他の技にも効果を発揮しそう?

▼大森「今日おみせした左腕でのアックスボンバーというのは自分の攻撃の中であくまでも一部です。今度は秋山選手もいろんな技を持ってるし、どういう攻撃をしてくるかというのも僕はよく分かってる。それにつなげる過程のことも考えてるんですけど、何もかも試合前におみせするというのもリスクというか、手の内を見せるリスクもあるから、当然、他のこともいろいろシミュレーションというか、イメージは頭の中にあります」

――ここで勝てば新会社に三冠王者として参加することになるが?

▼大森「いろいろ報道のこともあるし、僕も分かってることいっぱいありますけど、そことはまたどっかブレちゃうんじゃないかなと。今回の戦いはあくまでも続いてるものなんで、どっかで意識をそっちに、それはそれなんだ、リング上の戦いはリング上の戦い、三冠を巡る戦いは三冠を巡る戦いなんだと、秋山選手とベルトを争うという視点で皆さんに応援してほしいと思ってる。今回のことは今回のことで別で話したいと思ってますね」

――秋山の最も警戒する点は?

▼大森「ここぞと思ったとこを徹底的に攻めてくる、ブレのない冷徹な戦い方をする選手。それはよくわかってる。いろいろ技とか攻める箇所が変わったとしても、そういう攻撃のスタイルというか、徹底した戦い方というのは昔から何も変わることはないですからね。この間の会見でもお話しましたように、分厚くて重い三冠という名前の扉を今回は本当に何が何でもこじ開けたい。その一点しかないですね。ホント結果が全てですよ。チャンピオン・カーニバルという結果を残して、三冠というベルトを手にして結果を残す。それ以外ないですね。今まで目前に手の届くところまで、目前のところまで来てたのに滑り落ちたり、手にできなかったり、全ては自分にスキがあったから。スキのせいですよ。今回は一個一個、自分のどこにスキがあるのか見極めて、それを全部詰めて何が何でもモノにしたいと思ってます」

――諏訪魔が今回の決定戦に意義を唱え、札幌2連戦での挑戦を要求しているが?

▼大森「再三、世代闘争という自分と秋山選手からの呼びかけに対する返答がない。コメントじゃなく、俺らは実力、リングの上の勢いでもって追い詰めてやるから待っておけ。僕が三冠獲った場合には逃げも隠れもしない。諏訪魔よ、コメントだけじゃなく、リングの上での結果をもって追い詰めてやるからな」

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