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6/10【全日本】三冠挑戦の条件に世界タッグ戦提示 諏訪魔が札幌2連戦での2大タイトルマッチ描いた 佐藤には青木獲得厳命(写真あり)

 諏訪魔、佐藤光留が10日、神奈川・横浜市内の全日本道場で練習を公開。佐藤がぎっくり腰のため練習を披露できなかったものの、諏訪魔は佐藤に青木篤志獲得を指令。世界タッグ挑戦受諾を条件に三冠王座決定戦「大森隆男vs秋山準」の勝者への挑戦を改めて要求。6・28&29札幌2連戦での2大タイトルマッチ出撃を描いた。

 6月シリーズ開幕を2日後に控えたこの日、Evolutionの諏訪魔と佐藤が全日本道場で公開練習に臨んだ。が、佐藤は「人生初のぎっくり腰」になってしまい、練習できず。何度も腰に手をやって苦痛に顔をゆがめたが、諏訪魔も鬼。ストレッチを強要し、佐藤に悲鳴を上げさせた。

 耐えかねた佐藤はその場に寝そべり、なぜか用意されたエクレアを神聖なリング上でパクついた。開幕戦で二人は初参戦となる鈴木秀樹とタッグ対決。すでにIGFマットで対戦経験のある佐藤が「僕やったんで親方に任せます」と一任すれば、諏訪魔は「どこまでやるのか。最近初対決する相手がかなり多いんで、とんだ一杯食わせ物、そういうのもいるしね。鈴木に関しては佐藤がどんだけぶっ潰すか」と逆に佐藤に迎撃を指令した。

 Evolutionの勢力拡大を誓う諏訪魔は、世界ジュニア王者・青木を勧誘している。当の本人は拒否してきたが、当然、諏訪魔も簡単にあきらめない。「あのベルトを巻いて毒を吐いてる青木は光って見えたし、当然ジュニアは佐藤、青木、そこで時代をつくってもらいたい」と改めて熱望した。「僕がいるのに青木さん、いらないんじゃないですか」と異議を唱えた佐藤が「ベルトを総獲りだっていうのがEvolutionの最終目標。僕が世界ジュニアを獲ってこなきゃいけない。もともと持ってる青木篤志を勧誘って、政治的根回しでEvolutionが大きくなっていいんですか?」と疑問を口にしても却下。「青木がEvolution入りを断ったと聞いて、ここは佐藤が口説いてくると。これは命令!」と容赦なく青木獲得を厳命した。

 テーマ多き6月シリーズとなるが、諏訪魔にとって最重要事項は至宝・三冠王座獲りだ。すでに6・15後楽園大会で組まれた大森と秋山による王座決定戦に不満を爆発させ、その勝者への挑戦をアピールしていたが、この日、具体案を披露。それは「大森隆男が勝ったら俺が挑戦、秋山準が勝ったらジョー(・ドーリング)が挑戦」というものだ。いずれもチャンピオン・カーニバル決勝進出決定戦の再戦となり、諏訪魔、ドーリングともに雪辱戦。舞台を6・28&29札幌2連戦のいずれかに定めた。

 その札幌2連戦限定で、諏訪魔は大森、秋山から呼びかけられた世代闘争に応じるつもり。「当然、向こうが望むんであれば、世界タッグかけてまたケチョンケチョンにして、オッサン世代を跳ね返してやる」と三冠挑戦受諾を条件に、大森&秋山の世界タッグ挑戦を受けて立つ構えをみせた。

 すでに大森はEvolutionの挑戦に対し、「逃げも隠れもしない」と意思表示しており、あとは秋山の返答次第。6月シリーズ2度の三冠戦、札幌2連戦での2大タイトルマッチが実現する可能性が一気に高まってきた。
※諏訪魔、佐藤のコメントは別項に掲載します

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