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6/20【IGF】澤田らに不満爆発も 小川、ミノワマンとの初タッグで「プロレス広めたい」、藤田と対決・大地には「殺されるぞ」(写真あり)

 7・13福岡国際センター大会『GENOME30』でジェロム・レ・バンナ&天田ヒロミと対戦する小川直也&ミノワマンが20日、都内・IGF事務所で会見。澤田敦士らIGF若手勢に対する不満を爆発させながらも、自らパートナーに指名したミノワマンとの初タッグに「プロレスを広めるには世間に名前の知られた選手。前々から興味あったし、スタイルも好きだし、気にはしてたんで、これを機にやれたら」と意気込んだ。

 7・13博多大会で小川はミノワマンと初タッグを結成し、バンナ&天田の元K-1タッグとの激突が決まった。当初、小川はパートナーを「X」とし、この日の会見でミノワマンであることを発表するサプライズを描いていたが、事前に発表されて思惑通りに事が運ばず。しかもIGF側にパートナーを探すよう要求していたものの用意されず、「最近、粗相しすぎじゃないか? お前じゃない。上層部だ。上層部に言っとけ。頭丸めとけって」と同席した井野恒広報に不満をぶちまけた。

 そんな経緯もあって小川は自らミノワマンにパートナーを要請し、快諾を得た。「今、俺が日本で一番高く評価してるレスラー」とミノワマンに一目を置く小川は、「前々から興味あったし、スタイルも好きだし、気にはしてたんで、これを機にやれたら」と希望。7月20日から7日間、東北7ヶ所で東日本大震災復興チャリティーイベントの開催も決まり、「そういうのも踏まえて、プロレスを広めるには世間に名前の知られた選手」というのがミノワマンに白羽の矢を立てた一番の理由で、「対戦するうんぬんより、今は盛り上げようと。それが第一のメインで、内輪もめしてるより対世間でやっていきたい」と展望を描いた。

 一方のミノワマンは小川からの打診を受け、迷いがあったというが、「なかなかこんなチャンスもないし、新しいことが見えるんじゃないか。小川さんとタッグを組むということは、これから先あるかといったら可能性は低いと思いますので、何か変わるんじゃないか」と合意した。初合体とあって、タッグチームとしての実力は未知数だが、小川は「とにかくこのタッグチームは結構強いと思うよ。結構どころじゃないと思う」と自信満々。バンナ&天田を踏み台にする構えをみせた。

 また、小川は「とにかくIGFの若手がだらしない。本当に情けない」との不満もあらわにした。中でも愛弟子・澤田は前回の4・5両国大会で星風とのMMAマッチに敗れ、引退を表明(のちに撤回)。ミノワマンから「澤田、元気出せよ!」とエールを送られても応じる構えをみせず。小川も「あれはダメだね。最低だよ」とあきれ返っている。「藤田が石井に絡んだしかりもあるけど、ミノワマンが澤田に呼びかけたのもあるけど、結局俺らの世代が若手みたいなことやってる。もっと若手がやれよと。俺らは絡まれる方じゃないか。俺らが絡んでいってどうするんだ」と澤田らに奮起を促した。

 さらに小川はかつてのライバル・橋本真也さんの長男・橋本大地についても言及した。IGF入団を果たした大地は、7・13博多で藤田和之を相手に初陣に臨むが、小川は「今の藤田は破壊王と同じぐらいの強さだぜ。いきなり藤田とやる意味が分からない」と疑問を口に。「細っこい奴だったけど。藤田とやったら殺されるぞ。このカード無理があるぞ」と井野広報に向かって苦言を呈した。

 ともあれ、小川の手厳しい発言は全てIGF、プロレス界の発展を願ってのこと。一般的に知名度の高いミノワマンとのタッグを7・13博多で本格始動し、その第一歩とするつもりだ。

【会見における小川&ミノワマン】
▼小川「報道が先になっちゃってるけど、俺としてはいつものようにXにしとけと言ったんだけど、IGFの事務方が腑抜けなのか、勝手に報道したことに憤りを感じてるし、俺に合うパートナーを探せとずっと言ってたんだけど、結局見つけられず俺が持参したと。今日は来てて待機してるんだけど、Xにしてここで発表したかった。なのに何か知らないけど、アホなのか馬鹿なのか、こういう体で行くからと内々に伝えたんだけど、よく考えてないのか、内々の意味がわからないのか、エンターテインメントを知らないのか、井野(恒広報)が粗相してこういう形の発表になりました。とにかくIGFとして盛り上げて、今ミノワマンも人気あるし、一番の適任者じゃないかと。要請したら快く引き受けてくれました」

▼ミノワマン「(小川に呼び込まれて会見場に登場)前回、澤田選手と試合して勝ちまして、小川さんのところの選手なので、これから小川さんと絡んでいくのかなというイメージがあったんですが、今回、私を評価していただき、タッグパートナーに選んでいただいて、最初は迷ったんですが、なかなかこんなチャンスもないし、新しいことが見えるんじゃないかと、今回出場を決意しました」
※小川、ミノワマンのコメント続きは別項に掲載します

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