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7/8【全日本】Xceedが会見 宮原シングル連戦へ「諏訪魔に勝って三冠挑戦」、GAORA王者・鼓太郎はK-ness.迎撃へ「流出させるつもり一切ない」(写真あり)

 Xceedの宮原健斗、鈴木鼓太郎が8日、神奈川・横浜市の全日本道場で会見。7月シリーズで上位陣とのシングル連戦を控える宮原が王者・諏訪魔撃破で三冠王座挑戦にたどり着く構えをみせれば、GAORA TV王者・鼓太郎は、7・26横浜大会におけるK-ness.とのV3戦へ向けて「流出させるつもりは一切ない」と必勝を誓った。

 リーダー・潮崎豪が欠場中の今、新生・全日本の船出となる7月シリーズ『2014サマーアクション・シリーズ』でXceedが捲土重来を図る。新体制発足へ向け、「全てにおいて中心にいく。そして新しい風を吹かせる」と誓う宮原は、アピールが実って上位陣とのシングルマッチが組まれた。

 開幕戦の7・12大阪大会における諏訪魔戦を皮切りに、大森隆男(7・13出雲)、KENSO(7・14浜田)、秋山準(7・26横浜)と相手はいずれも強敵ばかり。宮原は「新生・全日本になると同時にこういうシングルマッチが組まれたということは、会社から期待されてると思う。ここでチャンスをモノにしないと先はないと思ってるので、7月シリーズで一気にトップ戦線に食い込みたい」と危機感ものぞかせながら浮上を誓っている。

 「全日本の中心」を目指す宮原の大目標は言うまでもなく至宝・三冠ベルト獲りだ。好都合にも初戦の相手は王者・諏訪魔。「ここでチャンスをつかめば自ずと三冠ベルトに挑戦という空気にもなる」と三冠挑戦権を力でつかみ取る構えの宮原は王者撃破を実績とするつもり。もし諏訪魔に勝利してもシングル負け越しとなれば、帳消しにもなりかねないが、「もちろん、そんなことがないようにしないといけないし、分かりやすく言えば善戦マンからの脱却を僕の中で去年の年末ぐらいから頭で考えてきたんで、結果を出す時が来た」と高ぶりもあらわに拳に力を込めた。

 GAORA王者・鼓太郎は7・26横浜大会でドラゲーのK-ness.を迎え撃っての3度目の防衛戦を控える。5月シリーズにおけるタッグ対決でダブルフォールによる痛み分けに終わった相手と2ヶ月越しの決着戦が実現することになった。「スピードも投げ技もある。独特のクイック技も持ってて、オールラウンダー」とK-ness.を評した鼓太郎だが、「総合力で負けてる感じは一切ない」と豪語。もしK-ness.に敗れ、ベルトがドラゲーに流出することになれば、今回タイトルマッチ実現まで時間がかかったように、奪還が難しくなるかもしれないが、「流出させるつもりは一切ないので心配してない」と言い切り、必勝を誓った。

 今年5月の戴冠以来、SUSHI、めんそ〜れ親父と2度の防衛に成功し、「前評判では実力のある選手ではなかったんですが、俺と試合することによって実力以上のものを出してきたんで、このベルトを使って、そういう底上げにもなるのかなという実感も得ました」と王者像がおぼろげにみえてきた。一方で、「最初から方向を決めて、そっちに進んじゃうと、その後やりにくくなるので、自分が全力で防衛していく上でそこに色がついていけば」と防衛ロードを重ねることでGAORAベルトを確立させていく構えをみせた。

 「全日本のトップ戦線に食い込み、さらにそこを突き抜けたい」と誓う宮原が上位進出を遂げ、鼓太郎はGAORAベルトの価値をさらに高める。潮崎不在のXceedの存在感をこの二人が7月シリーズで示す。
※宮原、鼓太郎のコメントは別項に掲載します

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