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7/9【全日本】社長としての初陣7・12大阪へ 秋山が世界タッグV1戦を“KENSO制裁マッチ"に設定(写真あり)

 7・12大阪大会でKENSO&長井満也との世界タッグ王座初防衛戦を控える秋山準&大森隆男が9日、神奈川・横浜市の全日本道場で会見。KENSOの無法ファイトを社長として看過できない秋山は「タイトルマッチという場で僕自ら制裁するのがいい」と新体制最初の興行にして社長レスラーとしての初陣をKENSO制裁マッチに定めた。

 6・28札幌大会で秋山&大森は諏訪魔&ジョー・ドーリングを激闘の末に下し、第67代世界タッグ王者に君臨した。その直後、DKの襲撃を受け、KENSO&長井の挑戦要求を受諾。7・12大阪大会で初防衛戦が組まれた。

 この世界タッグ戦は全日本にとっても秋山にとっても重要な意味合いを持つ。新体制発足後、一発目の興行にして初のタイトルマッチ。しかも秋山は社長としての初陣ともなる。「その日はWWEも同じ大阪ですし、他の団体もありますし、そういう中で集まって観戦に来てくれる方は本当に全日本プロレスを応援してくれる方だと思う。そういう方の前でいい試合、いい興行にできれば」と責任感もあらわに誓った秋山は、「お前らがいつもやってるようなしょうもない試合やるんじゃなく、そこはしっかり自覚もってこい」と挑戦者組にも釘を刺した。

 ただ、相手は一筋縄でいかないDKコンビだ。KENSOは今月4日の新体制発足会見を欠席。「KENSOの中には“王道"の血など流れていないから」というのが理由で、「俺のDKへの“情熱"には一寸の曇りもない。そして“王道"など信じない」と秋山体制への反逆を意思表示してきた。

 だが、秋山社長はKENSOを黙って容認するつもりはない。これまでKENSOは傍若無人の無法行為を連発。客席になだれ込んでの場外乱闘は日常茶飯事だが、観客に危害が及ぶ可能性も否定できない。それを未然に防ぐためにも、社長としてKENSOにクサビを打ち込んでおく必要がある。

 そこで秋山は「本当の意味の新生の全日本といういい舞台であいつらとやるのもどうかという気もしますけど、決まったからにはKENSOが今、全然音沙汰がないという状況で、あいつがどう考えてるのか分からないけど、タイトルマッチという場で僕自ら制裁するのがいい」と宣言。パートナーの大森も「社長が言ったように、無法ファイトでくるんであれば防衛だけでなく、何らかの制裁措置も必要」と呼応した。

 「王道の血が流れてようが流れていまいが、とにかくここにいる全日本の選手と同じ方向で進むのであれば、どういう形、どういうスタイルでやっても構わない」というのが秋山の考え。だが、「同じ方向に向かわないのであれば、とっとと消えてもらわないといけない」と全日マットからの追放も辞さない構えをみせた。

 6・29札幌大会ではぶち切れた秋山がKENSOの首を絞め上げて釘を刺したが、もはや秋山の怒りは爆発寸前。新体制初戦でKENSOを完全制裁し、不要と判断した場合は社長権限で容赦なく王道マット追放処分とするつもりだ。
※秋山&大森のコメントは別項に掲載します

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