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7/22【WRESTLE-1】武藤が発表、「初代W-1王者決定トーナメント」は所属16選手出場、征矢が入団直訴で出場名乗り(写真あり)

 武藤敬司が22日、都内・WRESTLE-1事務所で会見し、「WRESTLE-1チャンピオンシップ初代王者決定トーナメント」の概要を発表。W-1所属16選手が出場して初代王者が争われることになり、征矢が武藤に入団を直訴した上で出場の名乗りを上げた。

 W-1設立から1年が経過し、団体初のタイトルとなる「WRESTLE-1チャンピオンシップ」が新設されることになった。9・21金沢大会で1回戦3試合、9・22後楽園大会で1回戦5試合、9・23名古屋大会で準々決勝4試合、準決勝2試合と優勝決定戦が10・8後楽園大会でそれぞれ行われ、初代王者が誕生する。階級は無差別で出場メンバーはW-1所属選手の中から16名が選出されることになり、全ての選手が王者となるチャンスでもある。

 会見した武藤はタイトル新設の理由を「一年、象徴みたいなものがない中、戦ってきたけど、選手たちも欲が出てきまして、一年経ったところで改めて象徴というものを作った方がいいんじゃないか」と説明。「これだけの試合をこなしきる自信が、自分自身がない中で、俺はあえて棄権して若い力に任せる」と自身の不参加を宣言した上で、W-1所属勢にベルトを託した。

 「ベルトは獲った王者によって価値観は違ってきますので、一発目の初代というのは記録にもかなり残るわけで、相撲の横綱じゃないけど、心技体、十二分に備わった選手にチャンピオンになってほしい」。ベルト新設にあたって武藤はそう希望している。「今現状、俺の中でみて、誰かが抜けてるってない」と分析しているが、新たにベルトという明確な目標が設定されることで選手間の競争も激化するはず。武藤も「そういう中でたぶんこのベルトをきっかけに抜けてほしいっていう。そこにこのベルトの価値というものを託したい」とベルト効果に期待を込めた。

 会見を終えた武藤が写真撮影に応じている時、闖入者が現れた。征矢だ。トーナメントが所属選手限定で開催されることを知り、「私をW-1所属にしていただけないかと」と直訴した。これには武藤も「嫌だ!」と即答で拒絶。「お前が来てからビジネスが転がって転がってしょうがない。お前がマッチメーカーやってから一回も浮上してない。勝手にやって勝手に暴れて勝手にグチャグチャにしてっただけじゃねぇか」と糾弾すると、征矢の訴えを無視して去っていった。

 それでも征矢はめげない。「このW-1にはワイルドが足りません! この私がワイルドを注入することによって素晴らしい団体になるんじゃないか」と主張し、「これは所属の人しか参加できないんですよね。だったら所属になって参加させていただきたい」とW-1王座決定トーナメント出場に名乗りを上げた。

 征矢も表明したように、出場権争いも激化するはず。団体設立1周年とともに誕生する新設ベルトによってW-1マットがさらに活性化しそうだ。
※武藤、征矢のコメントは別項に掲載します

[王座名称]
WRESTLE-1チャンピオンシップ
※同王座は無差別級となり、体重制限はございません

[初代王者決定方法]
9月21日(日)石川県産業展示館3号館大会で開幕し、10月8日(水)東京・後楽園ホールにて優勝決定戦を行うツアー『WRESTLE-1 TOUR 2014 初代王者決定トーナメント』にて所属選手によるトーナメントにより初代王者を決定させて頂きます。
トーナメントは参加選手が16名となり、1回戦3試合を開幕戦・9月21日(日)石川県産業展示館3号館大会で、1回戦5試合を9月22日(月)後楽園ホール大会で、準々決勝4試合を9月23日(火・祝)愛知・名古屋国際会議場大会で、準決勝2試合と決勝戦を10月8日(水)後楽園ホール大会にて開催させて頂きます。

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