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7/29【WRESTLE-1】会見における船木の詳細コメント(写真あり)

 29日、都内・WRESTLE-1事務所で会見した船木誠勝の詳細コメントは以下の通り。

【会見における船木】
――TAJIRIは今まで経験したことのないタイプ?

▼船木「正直言って結構、本格的にちゃんとした試合もできるというのは試合をして感じました。それも正直、意外でした。もっと毒霧とか、本格的な感じじゃないと最初思ってた。ちゃんと基礎ができてるんだなとびっくりしました。基礎があった上でのパフォーマンスに戸惑ってますね。正統的な試合をやってたと思ったら、毒霧とか出してきますので、普段の行動も含めて正体がつかめない。先週試合が終わってから、次のシリーズに向けていろいろ考えてたけど、暑いのもあって頭の中がボーっとしてきて、TAJIRI選手について考えるのをやめようかなと。ああいう選手には考えてどうのこうのじゃなくて、30年近くやってきた自分のスタイルと勘で対戦するのがいいと思います。あえて正体をつかもうとか今後はしないようにします」

――どのへんに本格的な部分を感じた?

▼船木「蹴りとグラウンドも自分が知らないような返しもしてくるんで、そこらへんがびっくりしました。逆に格闘技的な部分で中に入ってこないかなと思って対戦してたけど、全然そんなこともなく、本当に意外でしたね。自分とほとんど年が変わらないので、その年代の人は戦いの仕方をまずしっかり学んだ上でのプロレスをしてると思います。世代は一緒なんで、一緒にまた試合していろんな意味で切磋琢磨できるかなと思いますね。で、AKIRA選手もいますので。当面はWNCから合流した選手たちとやって、武藤さんの下の一番二番は誰なんだと決めたい」

――TAJIRIとトーナメント1回戦で戦いたい?

▼船木「その一発目でやるのも構わない。AKIRA選手とは札幌の2日目で当たりますので。このトーナメントに流れていくまでに、ちゃんとしっかりと勝ちパターンを作らないとベルトは巻けないなと思いました」

――現在ZERO1の世界ヘビーを保持しているが、自団体のベルトだと意味合いが違う?

▼船木「他の団体のベルトを持つと、他の団体での防衛戦もある。真田選手を見れば、ほとんどTNAの選手として半年ぐらいずっと向こうに出っ放し。そういう意味で自分の団体のベルトが一番いい。それがあればベルトを中心に団体が回っていくんで。そのあとはタッグとかジュニアを作ってもいいと思います」

――初代王者になってやっていきたいことは?

▼船木「この間の両国で、全日本で三冠を落として以来1年4ヶ月ぶりにチャンピオンになったけど、やっぱりベルトがあると気持ちも引き締まりますし、何となくですけど自分が強くなったような気にもなれるし、何となくですけど相手が自分をチャンピオンとしてみるし、強い人間として目の前に立った時に、見えない力も発揮できてるような気がします。そういう意味ではベルトは大事だと思います。W-1の選手で旗揚げからいて、W-1の初めてのチャンピオンを決めるトーナメントに勝って初代チャンピオンになったら最大の自信になる。自分も45歳。45歳なりの挑戦をここでかけたいなと。今じゃないと獲れないし、今獲ってこそ価値のあるものだと思います。2014年の挑戦のひとつでもあります。やっぱりそのあと、どういう試合をして防衛していくか。負けたとしてもまたチャレンジして取り返す。そういう中身がベルトを作っていくと思ってる。まだまだ価値がないですから。トーナメントでいかにいい試合があるかによってベルトの価値が上がっていく。簡単に獲れないトーナメントにした方がいいと思ったけど、W-1のベルトは何が違うのかというところで過酷な試合をしなければたどり着けない形にするのがいいというアイデアもありました。ベルトの価値が上がるか上がらないか、今回のトーナメントで決まる。ほかの団体でもこのベルトがほしいという選手が出てきてほしいですね」

――自身が初代王者となり、強い王者として高く険しい存在になる?

▼船木「そうするしかないですね。それまでは何回か勝たなければチャンピオンベルトにたどり着けない、それぐらい過酷なベルトにした方がいいという案は出しましたけどね。どっちにしても初代からですね。初代からがベルトの価値を決める戦いになると思います。歴史を作るのが大事じゃないですか。誰と誰がどんな試合をしたかで価値が決まると思います。実は一番最初の旗揚げでこういったことをやった方がいいんじゃないかという案を武藤さんが出してます。あの時、いたメンバーだけで総当たりか勝ち残りでやった方がいいという案を出したのが武藤さん。それが1年経って現実になった。所属も増えたし。今W-1で誰が一番強いか。単純にそこだと思いますね」

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