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7/30【全日本】石井“勝率の差”でアジアV5に自信、鼓太郎は最古のベルト奪還→世界ジュニア挑戦描いた(写真あり)

 8・16後楽園大会でアジアタッグ選手権試合を行う第94代王者・石井慧介(パートナーは入江茂弘)、挑戦者組・宮原健斗&鈴木鼓太郎が30日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。石井がチーム間の勝率の差を根拠にV5達成に自信をみせれば、鼓太郎は最古のベルト奪還を遂げ、青木篤志の持つ世界ジュニアヘビー級王座獲りにも乗り出す構えをみせた。

 5・16後楽園以来3ヶ月ぶりの再戦となる両陣営がこの日、会見で顔を合わせた。チームドリフはこれが5度目の防衛戦。パートナーの入江は「そんなん関係あるか!」との伝言を託して欠席となったものの、石井は「昔から憧れてきたベルトを巻いて、4度防衛できて今、自信に満ち溢れています」と豪語。「アジアタッグへの思い入れは全日本の選手に負けてない」と繰り返すことも忘れない。

 今年4月の戴冠からこの3ヶ月間、4度のハイペース防衛を重ねてきた。「秋山さん&金丸さんのチームを、しかも9分7秒のタイムで倒してるんで、脅威に感じています」と挑戦者組を警戒しながらも、「乗り越えれば僕らのチームが強くなれる、成長できる」と誓う石井には自信の裏づけもある。「石井&入江組は前回防衛して13勝1敗1分という成績で、勝率は8割6分6厘。挑戦者組の鼓太郎&宮原組は今年11勝8敗1分。5割5分という成績です」と得意のデータを持ち出し、「その成績だけ見れば、こちらが有利」とV5を確信するように言い切った。

 一方、前王者組の秋山&金丸を破って3ヶ月ぶりとなる再挑戦権をつかんだ宮原&鼓太郎にとって連敗は許されない。「絶対に負けられない試合になりますし、絶対に勝たなきゃいけない」(鼓太郎)、「もちろん勝つことしか考えてないですし、二度負けることは全日本ファンに対してやってはいけないこと。勝つことだけ考えます」(宮原)とともに必勝を己に義務づけ、最古のベルト奪還を誓うばかりだ。

 特に鼓太郎は前回のタイトルマッチで入江にフォール負けを喫しており、「僕は入江選手から獲って直接返さないといけない」と雪辱を視野に。「バーニングとして全日本に来た時、一番最初に巻いたベルトで、自分としてはかなり思い入れのあるベルト」を取り戻したあかつきに、次なる大勝負に打って出るつもりでいる。

 世界ジュニア挑戦だ。今回はアジア奪還に乗り出す鼓太郎だが、現在のメインテーマはGAORA TV王座の権威向上。そのスタンスを青木から何度も痛烈に批判されてきたが、「これ以上、批判を繰り返す負の王者にベルトを巻かせるわけにいかない」と決意。「(青木が)世界ジュニアを巻いてる自分が最強だと言ってたんで、自分は大きな声でちょっと待てと言いたい」と挑戦を表明した。そのためにも、まずは宮原とともにアジアタッグ奪還の大役を果たすしかない。
※石井、宮原&鼓太郎のコメントは別項に掲載します

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