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8/8【WRESTLE-1】武藤も渋々承諾 征矢が8月8日付で入団、W-1王座決定トーナメント出場も決定(写真あり)

 武藤敬司が8日、都内・WRESTLE-1事務所で会見し、征矢学が8月8日付で入団したと本人同席のもと発表した。

 昨年12月、全日本を退団した征矢は、今年1月からW-1マットにフリー参戦。今年5月、KAIとの一騎打ちに敗れるまでマッチメーカーも務めてきたが、参戦7ヶ月にして入団を決意したのは所属選手のみ出場資格のあるW-1初代王座決定トーナメントの開催が決まったからだった。

 武藤への入団直訴を却下されても征矢はあきらめなかった。決定権のない船木誠勝に直訴してハイキックで一蹴されたり、武藤社長宛の履歴書を事務所に持参したりと涙ぐましい努力(?)のかいもあって、W-1所属選手、社員からの後押しを受けたといい、武藤社長に渋々ながら入団を認めさせた。

 武藤が征矢の入団を拒み続けたのは、「こいつが来てからあまりW-1自体がいい具合に転がっていかなかった」からだ。「こいつがマッチメーカーになってからビジネスが落ちる落ちる(苦笑) こいつ不幸を持ってくるなって感じがした」と言いたい放題に征矢に対する拒絶反応を示したものの、社員の総意とあっては折れるしかなく「入団してよかったというふうにさせてくれって感じ」と注文をつけた。

 W-1所属となった征矢は念願かなったとあって晴れやかな表情で「W-1所属になってこれからの活躍によって、『お前が所属でよかった』。そういうふうに言ってもらえるように頑張りたい」と誓うばかりだ。9・21金沢で開幕するW-1王座決定トーナメントへの出場(1回戦でKAIと対戦)も決定。「W-1のWはワールドワイド、レスリング、ウィン。その中に一つWで足りないキーワードがあります、それがワイルドですよ。私が入ることにより、そこにワイルドがプラスされるわけですよ」とW-1へのワイルド注入を誓った征矢は、その第一歩として初代W-1王者の栄冠をつかむ。

【会見における武藤、征矢】
▼武藤「個人的には入団とか賛成していなかったんだけど、征矢の方からどういう根回ししたのか、そこらへんは分からないんだけど、意外と選手、社員の人望があって、その選手、社員の後押しがあって、入団せざるを得ない状況に俺自身が追い込まれました。入団が決まった以上は後押ししてくれた社員、選手の考えてる期待以上の働きをしてほしいと思ってます」

▼征矢「武藤さんが賛成してないということで、逆に僕が武藤さんを追い込んでやりました。W-1所属になってこれからの活躍によって、『お前が所属でよかった』。そういうふうに言ってもらえるように頑張りたいと思います。今年で武藤さんがデビュー30周年、私、征矢学が生誕30周年ということで、所属できたことが本当によかったなと思ってます(と武藤と握手)」

▼武藤「手きれいか?」

▼征矢「すいません。トイレ行って手を洗ってません」

▼武藤「俺、こいつ俺と同じ誕生日なんだよ」

▼征矢「血液型も同じです。真似しないでくださいよ」

▼武藤「俺の方が先に生まれてるよ。入団してよかったというふうにさせてくれって感じだね」

――征矢入団に賛成しなかった理由は?

▼武藤「好き嫌いだけじゃなくて、こいつが来てからあまりW-1自体がいい具合に転がっていかなかったというかさ」

▼征矢「僕のせいですか?」

▼武藤「(無視して)アンラッキーというか不幸を持って来る奴いるじゃない。関わったら損する奴とか。これまではね」

▼征矢「これからですね。所属じゃなくて今までフリーとして上がってたのでよくなかったんですよ」

▼武藤「(無視して)こいつがマッチメーカーになってからビジネスが落ちる落ちる(苦笑) こいつ不幸を持ってくるなって感じがしたから」

▼征矢「お祓いに言ってきますよ。一緒に行きますか?」

▼武藤「俺あんまりそういうの信用してねぇから。だから入れたんだよ」

――どんな根回しを?

▼征矢「武藤さんに限らず会社の方、スタッフ、選手、皆さんに僕の気持ちを伝えまして、その中で船木さんには蹴られ、履歴書も書いたんですけど…みていただけました?」

▼武藤「誰かみてんだろ」

▼征矢「(W-1スタッフに向かって)渡してくれって言ったのに、嘘つきだな。僕なりに入団したいという気持ちを前面に出して、それが武藤さん以外の方に伝わったのかなと」

――船木が「武藤さんは分裂の時に『征矢はこっちだ』と言ってた」と発言していたが、その恨みもあった?

▼武藤「それはないですね。去年の騒動の時、彼はちょうどケガして休んでましたので、まだ休んでる奴まで給料払いたくなかったし。だったら全日本に保障された方がいいだろ」

――所属としてW-1をどのようにしていきたい?

▼征矢「W-1のWはワールドワイド、レスリング、ウィン。その中に一つWで足りないキーワードがあります、それがワイルドですよ。私が入ることにより、そこにワイルドがプラスされるわけですよ」

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