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8/9【全日本】諏訪魔「リアルに強さ、怒りを表現する」 Evolutionが決起集会で“暴力集団"化宣言 佐藤は言葉禁止&テロリスト任命(写真あり)

 諏訪魔、青木篤志、佐藤光留のEvolutionが9日、神奈川・横浜市内で決起集会。「リアルに強さ、怒り、そういうものを表現する」とユニットの方向性を定めた諏訪魔は“暴力集団"化を宣言。全日マットの中心に君臨するべく全方位に喧嘩を打っていく構えをみせ、佐藤には「言葉禁止」令を出したうえでテロリストの役目を与えた。

 世界ジュニア王者・青木を加入した新生・Evolutionが16日開幕の8月シリーズから始動する。8・30名古屋大会では三冠ヘビー級王者ジョー・ドーリングが曙との初防衛戦、青木が鈴木鼓太郎とのV3戦も決定。ユニットの浮沈がかかった次期シリーズへ向け、この日、諏訪魔、青木、佐藤の3人が決起集会を開いた。

 そこで諏訪魔は「Evolutionは今後、青木が入ったのをいいきっかけに、リアルに強さ、怒り、そういうものを表現する」との方向性を打ち出した。Evolutionを強さの象徴としていくのが目的で、「俺らは攻める。俺らは脇役に回る気もさらさらないし、俺らが全日本を牛耳っていく。それを証明する戦いになっていくよ」と新生・全日本の中心に君臨するつもりだ。

 青木、佐藤にも異論はない。「とにかくリング上でどんどんやっていくのが一番だけど、基本ウチらは激しいところで相手を圧倒していく」と青木が合意すれば、佐藤も「Evolutionは青木さんが入って暴力集団として生まれ変わる。今までは武闘派集団と言われてきたけど、今日からEvolutionは暴力集団だ。これからは暴力で解決する」と宣言。諏訪魔も「いいんじゃない。殴れば全て解決する問題だと思うよ。うじうじ女々しいこと言う奴いるけど、気持ち悪いよ。殴り合って分かり合えばいい。一方的に殴って相手を理解させる」と佐藤の考えを認めた。

 ただ、実力至上主義にしていく以上、諏訪魔は佐藤に規制を設けることを決めた。これまで佐藤独特の世界観に踏み込み、困惑させられてきたが、強さを追及していくうえで、そういったコミカルな要素は不要。「お前は二度としゃべるな! 佐藤は言葉禁止。言葉なくしてプロレスやる。じゃないとダメ」と厳命した諏訪魔は、「佐藤には俺が思うに、前・白石オーナーに飛びかかったようなテロリストになってもらいたいな。あれなんじゃないの必要なのは」との役目も与えた。

 諏訪魔自身も「今後、言葉の安売り、そういうのは一切しない。メンバーの言葉の安売りも認めない。ツイッター、Facebook、そういうもので発信というのも俺自身するつもりない」と言葉による発信を極力、廃していく。「俺ら強さを証明しないといけない。どんどん喧嘩を仕掛けていく」と全方位に噛みついていくつもりで、さっそくXceed、DKの解体をぶち上げた。

 一方、青木も世界ジュニア挑戦者・鼓太郎に対して毒舌を全開し、「事実しか言ってないから言い返して来れないんですよ。『俺は俺のやり方で』って言い方するから話にならない。コメントが凄く幼稚すぎて、返す気にもならない」、「別のベルト(GAORA TV王座)の時も会見やってないからね。せめて自分ひとりでもコメント出せばいいのにしないじゃない。そういうところに責任感を感じない」と言いたい放題。「どういうつもりでこの世界ジュニアのベルトに挑戦を表明したのか。俺が挑発したことに言ってくるのか、それとも世界ジュニアのベルトを中心に全日本ジュニアを盛り上げたいと思ってるのか確認したい」とタイトルマッチ前に鼓太郎の本音を確かめておく構えをみせた。

 歯に衣着せぬ発言を連発する青木に、諏訪魔も「いいね。この毒がたまらないよ。青木が鼓太郎をイスでぶん殴るとこなんかみたくてしょうがないよ」と笑いが止まらない。方向性を確かめ合った新生・Evolutionの爆走が8月シリーズから始まる。
※諏訪魔、青木、佐藤のコメントは別項に掲載します

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