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8/18【全日本】世界ジュニア戦へ双方主張譲らず 青木宣言「怒り狂った鈴木鼓太郎引き出す」(写真あり)

 8・30名古屋大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を控える王者組・青木篤志、挑戦者・鈴木鼓太郎が18日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。両者は互いの主張をこれでもかとぶつけ合い、鼓太郎が「彼からベルトを奪取して、僕が全日本ジュニアの顔になる」と改めてジュニアけん引を描けば、青木は「怒り狂った鈴木鼓太郎」を引き出した上でV3を果たす構えをみせた。

 本音をぶちまけての口論を展開してきた両者が8・30名古屋でジュニアの至宝をかけてついに雌雄を決する。ノア時代から何度も戦ってきたが、ベルトをかけて対決するのは初めて。「自分だけいいという人間と、何とかして全日本全体を盛り上げようとする人間の違い」(青木)、「全くもって考え方が違うので、自分の考え方だけで突っ走ってる奴と一緒にされたくない」(鼓太郎)と会見でも二人の考えは平行線で、感情むき出しの戦いが予想される情勢だ。

 青木が鼓太郎に抱く疑問はすべてGAORA TV王者としての姿勢にある。「本当に全日本のために必死に一生懸命やってるのか俺は感じない」と指摘した青木が「どういうことをやっていきたいのか、何を最終目標にしてるのか、何をもってベルトがよくなるのかはっきりしてほしい」と迫ると、鼓太郎も「俺の目的はGAORAの価値を上げること。ヘビーともジュニアともできるし、他団体とも積極的にできる。そうやってGAORAを動かしていきたい。GAORAの価値を上げることが全日本のプラスになると思ってるよ」と反論。「全日本には主流のベルトがあるけど、それは地方には多々届けられない。それをGAORAで補っていければ」とGAORA王座戦を地方大会の軸とする考えも示した。

 相容れないものの、ジュニアの頂点に君臨する青木を鼓太郎は「着実に力をつけて、強いチャンピオンに仕上がってる」と認めてはいる。だからこそ「青木篤志を倒して、俺が世界ジュニアのチャンピオンになりたい気持ちが凄くある」とキッパリ。8・16後楽園大会のメインで諏訪魔に敗れた潮崎豪を足蹴にした青木の行動を引き合いに出し、「そんな奴がベルトを持ってるのは全日本にとってもよくない」と断言した鼓太郎は、「彼からベルトを奪取して、僕が世界ジュニアを引っ張り、全日本ジュニアの顔になろうと思います」と改めて宣言した。

 一方、王者・青木は7・27後楽園大会で佐藤光留を退けて以来3度目の防衛戦となる。挑戦者の条件は「とにかくこの世界ジュニアを巻きたい、巻いて自分がトップであることを証明したいという気持ちがあれば拒む理由はない」と変わらず。鼓太郎を散々口撃してきたのも、世界ジュニアにかける気持ちがあるのか推し量る意味もあってのこと。「たまには見たいでしょ、怒り狂った鈴木鼓太郎を。今までそんなのみたことないし、そういうものを出させてやれるのも俺しかいない」と言い切った青木は王者らしく相手の新たな一面を引き出した上で軍門に下らせるつもりだ。

 タイトルマッチは12日後、この日の会見でも主張を真っ向からぶつけ合った両者だが、あとは名古屋の地で白黒つけるのみ。青木と鼓太郎は己の考えを正当化するためにもジュニアの至宝をかけた大一番を制するしかない。
※青木、鼓太郎のコメントは別項に掲載します


☆8/30(土)愛知県体育館(名古屋)『サマー・インパクト2014最終戦〜もっと名古屋を!!〜』17:00開始

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
鈴木鼓太郎
(1/60)
青木篤志
[第37代王者]
※青木3度目の防衛戦

プロ格 情報局