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9/2【ドラディション】お殿様に変身、親子スパーも実現 藤波が型破りの還暦記念パーティーで現役続行に意欲(写真あり)

 『藤波辰爾還暦記念パーティー』が2日、東京・新宿の京王プラザホテル・コンコードボールルームで行われ、プロレス関係者ら200人が出席。お殿様に変身し、LEONAとの親子エキシビションマッチも披露した藤波は人生の節目に際し、「60からは体をできるだけケアして、一日でも長くリングに立ちたい」と改めて現役続行に意欲をみせた。

 昨年12月28日に60歳の誕生日を迎えた藤波がこの日、還暦記念パーティーを開いた。式にはプロレス界から新日本・坂口征二相談役、前田日明氏、武藤敬司、蝶野正洋、船木誠勝、AKIRAらが出席し、藤波を祝福。三遊亭圓楽さん、山田邦子さんら各界の著名人も多数お祝いに駆けつけた。

 人生の節目を迎えた藤波は、城巡りの趣味が高じて自身の理想像をCG化した“藤波城"の映像が流れる中、奇抜ないでたちで度肝を抜いた。還暦と言えば赤いちゃんちゃんこだが、何とお殿様に変身して登場。「16歳で大分からやってきて、何もわからない中、いろんな方にお世話になりっぱなしで、無我夢中でやってきました。一人ひとりの支えがあって藤波辰爾があります。感謝してもしきれません」と感慨深げにあいさつした。

 その後、三遊亭圓楽さんらから祝辞が述べられ、坂口相談役の音頭で乾杯。武藤、蝶野、船木、AKIRAの同期トークショーが行われた。4者にとって藤波は先輩で、縁深い存在。裏話も交えながら藤波について語り合い、11・1両国で30周年記念大会を控える武藤は「藤波さんにみせてもらった背中をエネルギーに頑張りたい」と話した。

 その間、お色直しした藤波がリングコスチュームで登場。LEONAとの親子エキシビションマッチが実現した。ここ京王プラザホテルは81年12月14日、伽織夫人と挙式を挙げた思い出の場所。その時も藤波はエキシビションマッチを行っているが、この日も同様に会場内にリングを設置。33年前を再現するように愛息とリングで向き合った。

 藤波のデビュー戦の相手を務めた北沢幹之さんがレフェリーを務めて開始のゴング。試合時間はわずか5分間ながら内容は濃密だった。開始早々、怜於南がドラゴンスクリューでお株を奪えば、藤波もスリーパーやボーアンドアローで捕らえて年輪をこれでもかと誇示。パンチやチョップで殴りつけると、LEONAも負けじと張り手で殴り返してみせた。

 LEONAと肌を合わせた藤波は「最初触った時より体も違うし、動きを身につけてるね」と評価したうえで、「今日はいい成長がみれました」と満足げ。11・19後楽園大会の開催も発表され、「11月19日、彼には違う試練の相手をぶつけたい」と話した。

 お殿様変身にエキシビションと型破りなパーティーも約2時間でお開き。「こうやって皆さんに祝っていただけたのは喜ぶべきことですね。好きで入ったプロレスの世界でたくさんの人に支えられて、こんな光栄なことはないです」と感謝しきりの藤波は、「60からが自分の違ったチャレンジができるのかなと。リング上だけじゃなくリング外でも、城を自分の趣味だけじゃなくて城を取り巻く活性化というかな。そういうプロジェクトを立ち上げました」とリング外でも新たな挑戦に取り組む。もちろんレスラーとしてもやる気満々で、「60からは体をできるだけケアして、一日でも長くリングに立ちたい」と改めて現役続行に意欲たっぷりだった。

【藤波の話】「こうやって皆さんに祝っていただけたのは喜ぶべきことですね。好きで入ったプロレスの世界でたくさんの人に支えられて、こんな光栄なことはないです。60からは体をできるだけケアして、一日でも長くリングに立ちたいですね。60からが自分の違ったチャレンジができるのかなと。リング上だけじゃなくリング外でも、城を自分の趣味だけじゃなくて城を取り巻く活性化というかな。そういうプロジェクトを立ち上げました。催しが決まったら発表していきたいと思います。いつか藤波城を建てるまで頑張ります(笑) (LEONAとのエキシビションマッチが実現したが?)今日はあいつ気合入ってたね。俺は結構、汗かいたけど、あいつはかいてなかったもんね。最初触った時より体も違うし、動きを身につけてるね。自分で自分の道を探してる状態だと思うけど、今日はいい成長がみれました。11月19日、彼には違う試練の相手をぶつけたいね。彼が自分に対して本当の勝負を挑んでくるまで自分の体をしっかり作らないとね」

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