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9/3【全日本】8・30名古屋で屈辱の全敗 Xceedが王道トーナメントを逆襲の第一歩に 「Xceedでトップ争う」(写真あり)

 Xceedの潮崎豪、宮原健斗、鈴木鼓太郎、中島洋平が3日、都内・後楽園ホール前で取材に応じた。8・30名古屋大会で屈辱の全敗に終わったXceedは、9月15日開幕の『第2回王道トーナメント』を逆襲の第一歩に設定。「Xceedでトップを争うトーナメントにする」とXceedメンバーによる優勝争いを誓い合った。

 8・30名古屋大会はXceedにとって屈辱的な一夜となった。潮崎&宮原が秋山準&大森隆男に完敗を喫し、世界タッグ奪取に失敗。鼓太郎は世界ジュニア王者・青木篤志に返り討ちにされ、中島はSUSHIとの王道トーナメント出場権争奪戦に敗れ去った。

 悪夢の全敗に終わったXceedメンバーは口を揃えて悔しさをあらわ。それでもリーダー・潮崎が「ふがいない試合があったからって、さらに次に向けてっていう気持ちも高まりましたし、結果にハングリーにいけると思うし、ベルトに対してもハングリーにいける」と前をみたように、その屈辱をこれからの糧としていくつもりだ。

 9月シリーズは『第2回王道トーナメント』で、Xceedは潮崎、宮原、鼓太郎の3人がエントリー。Xceedはこの無差別級トーナメントを逆襲の第一歩に設定した。「Xceedでトップを争うトーナメントにするには俺も勝ち上がらないといけない」と鼓太郎が誓ったように、Xceedメンバーで優勝争いを繰り広げるのがそれをアピールする一番明確な形といえる。

 順調に勝ち上がれば、「潮崎vs鼓太郎」、「宮原vs鼓太郎」の2通りの決勝戦が実現できる。1回戦で三冠王者ジョー・ドーリングと対決する潮崎は「そこを突破しないと次はない」と危機感をのぞかせながらも、「ある意味、チャンピオンだし、勝つことで次につながる」とまずは王者狩りで爪あとを残すつもりだ。

 一方、宮原は今年2度目となる秋山との一騎打ちが実現する。前回の7・26横浜大会で宮原は秋山の牙城に肉薄したものの惜敗。7・27後楽園大会ではタッグながら初の秋山超えを果たしたが、名古屋の世界タッグ戦では完敗。「その前の後楽園ホールでタッグながら勝ってるんですけど、名古屋ではそれを払拭するぐらいやられた」と壁の高さを実感している宮原は、「王道トーナメントで100パーセント覆すには試合内容と結果を出すこと」を自らに課し、「もちろん目指すは優勝ですけど、1回戦に集中したい」と打倒・秋山にすべてをかける構えをみせた。

 無差別級タイトルであるGAORA TV王者に君臨する鼓太郎は1回戦でDK総帥・KENSOと対決する。「DKの頭を潰せば、今勢いがあるとは思えないけど、DKを潰せるんじゃないか」と初戦突破でDK壊滅の一挙両得を見据えた鼓太郎は、「ここで俺が勝ち進めばヘビー級からの挑戦者も出てくるかもしれない」とGAORA王座の活性化も視野に入れて無差別級トーナメントを戦うつもりだ。

 SUSHIに敗れ、王道トーナメント出場権を逸した中島だが、「足りてないものだらけなんで、練習して身に着けていって、今年は逃しましたけど、来年の王道トーナメントにつなげたい」と今から1年後を見据えて精進を誓うばかり。「一歩一歩、強くなっていくしかない」と言い切り、世界ジュニア挑戦に一日も早くたどり着くことを目標に掲げた。

 「Xceedが上がっていくためにわかりやすいトーナメントだと思うんでね。王道トーナメントから結果も内容も逆襲していかないとね」。そう潮崎が誓ったように、全敗の悪夢から一転、Xceedはこの秋、一気の逆襲に転じようとしている。
※Xceedのコメントは別項に掲載します

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